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息もつけないノンストップな巻き込まれ映画

知り合いが映画の無料鑑賞券が当たったということで、週末に観てきました。

韓国映画のリメイクという以外は、何の前情報もなく観始めました。

母を看取るために病院に向かう途中に、人を轢き殺してしまった悪徳刑事。

そして、その刑事を追う監察官。

逃げる側には動機があるものの、バレてはいないはずなのに監察官はなぜ執拗に追いかけてくるのか。

細かい状況説明もないまま、観客はただただ主人公と一緒に逃げ惑うような状況に追い込まれていきます。

正直、追う方にも追われる方にも大した倫理観はなく、感情移入することなくどんどん悪化していく状況を、むしろ途中から鼻で笑いながら楽しめるようになっていくから不思議なものです。

唯一まともな人物はといえば、主人公である岡田准一の妻である広末涼子。

劇中、ずっと眉をひそめたままの表情なので、「この人、最後まで笑顔にならない撮影って初めてなんじゃないのかな」なんて余計な心配をしてしまう始末。

まあ、どちらかというとプライベートでは眉をひそめてしまうような実は一番まともな人物ではなかったりするという皮肉も、鑑賞後のニュースで知りましたけど。

韓国版とは設定や細かいところで違いはあるようでしたが、最後まで息つく暇もなくジェットコースターのように楽しめる映画ではありました。

最後に出る映画タイトルも、なんだか皮肉が効いているようで好きでした。

今日も読んでくださいまして、ありがとうございます。

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