女性から男性へのキメ台詞として
「女だったら誰でもいいんでしょ」
というものがあるけど、
実際それはどうなんだろう。、。

12月に同業の先輩(28)と、福岡に泊まりで出張に行った。
一緒に行った先輩は上背があってめちゃくちゃ人格者で良い先輩だ。

昼はその上背先輩と関係各所と仕事を済ませ、
夜は福岡で当社を担当してくれている顎髭の後輩(25)と天神で3人で飲むことになっていた。

==一次会==
19:00に3人で合流した。
とりあえず3人で乾杯した。

一通り仕事の話が終わると
僕たちは何故か下世話な話になってしまう。
皆何か悪い病気なのかもしれない。

「福岡の女性ってかわいいよな」
「たしかにそんな感じしますねぇ」
「えっちな女性も多いと聞きます」
「えっちか、、、この際えっちな女性なら誰でもいいので懇意になりたいでやんす…」
「誰でもいい…ワカル」
「ワカリマス」

男にはつらい時、誰でも良い時もあるのだ。、。

そういう下世話な話をしつつ店を出ると、
後輩である顎髭君が気を利かせて20ちょっとの女性を3人組に道端で声をかけてくれた。

===二次会(居酒屋)===
後輩の計らいで、20歳ちょっとのOL3人と飲むことになった。計6人の会食だ。

一杯飲みましょうと言って飲み始めたのだが
結局3杯くらい飲んでた。
非常に落ち着いた3人だったにも関わらず、「彼氏いるけど今は遊びたい」という発言していて、福岡の独特の開放感を感じた。。
・・・まあ、その子達のだけがそういう考えなのかもしれないが、ファーストインプレッションとはそういうものだ。
福岡=開放的。

非常に人のいい人たちだったが
彼女達に次の予定があるということで後ろ髪を引かれつつも解散した。

===相席スタイルの店(三次会)===
寒かったので思わず相席スタイルの店に入店してしまった。
男3人で店に入ると4人の女子大学生のところに通された。

女性4人の中でかなりキャラクターに差があるグループで、対応になかなか困った。
しかしこういった困った時はゲームに限る。(知らんけど)
「ここだけの秘密ゲーム」を行い、それぞれルールに基づいて秘密を暴露していった。
すると三番目にあたった女の子が

「私Fカップなんです！」

と言い出した。

男性陣からしたら、ほほう、と思いつつもここは冷静に対応しなくてはならない。
僕たちは大人なのだ。
とりあえず「ほんまかいな」と返しておいた。

絶対そんなないでしょw
という話していたところ、
「嘘じゃないから！触ってみる？」
と挑戦状を突きつけられる。

まぁそう言われてしまうと
男として断るのもなんだか変である。

そして何より僕たちはビジネスマンとして
虚偽の申告を認めるわけにはいかない。
事実に基づいて行動していくしていことはビジネスマンとしての基本だ。
そういう訳で僕は止むを得ず、確認作業を行うことになった。

さわっ

んーーー

以上のくだりを5回くらいして
僕は確かに福岡にFカップの女性がいることを確認することが出来た。

FUKUOKAのFは、FカップのFなのだ。

それにしてもFカップを触ると、どうしても顔が緩んでしまう。
こういう時はもう、誰のとかではない。
Fカップならば誰でもいい、というのは真理といって間違いないと思う。

しかしこの4人組はそもそもクラブに行く予定だったらしく、
僕らはクラブに行きたくなかったので彼女達とはここで解散した。

ついでに顎髭君も明日仕事が早いということでここでお別れした。

このあとは上背先輩と二人になった。
この時既に3:00(AM)くらいである。

===カラオケ(四次会)===
三次会を出ると、
一人でクラブから出てくる女性に会った。

「カラオケ行きますか？」とヒアリングすると
「行く」というので3人でカラオケに行くことになった。

非常にノリが良い女性ということもあったし、
カラオケに行くとどうしても盛り上がってしまう僕たちなので、3人ながらも、大変盛り上がった。

ちなみに同席していた上背先輩はすごく仲の良い先輩だ。

僕は酔ってるながらも上背先輩には今日は絶対怒られないと確信していて、先輩がトイレに行ってる間に女性に内緒話をした。

僕「今日、僕の宿泊先ここから近いです。このあとそこで2人で飲みましょう！」

すると彼女はローラみたいな手法で

「オッケー」

と言った。

よっしぇーーーーーーー！

僕はひどく喜んだ。

ローラがトイレに行ったタイミングで
上背先輩と二人になったので、
僕はそのことを報告した。

僕「先輩、申し訳ないんですけど、このあとローラちゃんと2人で宿泊先で飲むことになりました」

すると先輩は意外な一言を放った。

「え、おれも同じ話になってるんだけど…」

僕は激昂した。

ローラ誰でもいいのかよ…

なんでやねん、、。
誰でもいいってなんでやねん…。

==翌朝==

そんな日も、次の朝は来る。

目覚めて、朝日を浴びながら、冷静に昨晩のことを考えた。

すると気付いた。

「誰でもいい」って盛大なブーメランだなぁ。

人生とは難しい。

fin.

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