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当たり前基準を高める

濵桜コンサルティングの松田史子です。

前回、新入社員研修についてお伝え
しましたが、4月も後半となり、
新人の方にも変化が見えはじめています。

良い変化がみられる人たちには、
必ずある共通点があります。

今回は、そのお話しをしたいと思います。


社会に出たばかりの新入社員
経験のない彼らには「弱み」もありますが
彼らならではの「強み」も当然あります。

新人はやり方がわからないのが当たり前
なので、教えてもらいやすい立場ですし
 周囲は失敗に寛容です。

そして何よりも強みなのが、
社会人として新しい習慣をゼロから身に
付けることができると言うことです。

「習慣」とは「長期間にわたって繰り返さ
れ、行動の基準となるもの」を意味します。
 
新しい習慣をゼロから身に付けやすい
新入社員の間に「当たり前基準」を
自ら高めることが重要です。
 
積極的に経験を積み、
有意義なスキルを身につけ、
良い職業習慣を築き
「当たり前基準」を高めることが、
長い社会人生活の成功への鍵となります。

先日、ある企業の研修でお会いした
新入社員の方々は、メモを取る、気づきや
感想を長文で書けるなど、研修中に書く
文字量の多さが際立っていました。

文字量の多さは、思考量の多さです。

普段研修をしていると、手書きの文字量
には個人差があり、研修を通じて徐々に
書けるようになるものの、最初は
たくさん書けない方も多いのです。

最初から全員が文字量多く書けることは
少ないですよと先方にお伝えしたところ、

その企業の新入社員には、1日の終わりに
その日の学びを振り返りシートに書くと
いうルーティーンがあり、彼らも、入社
以来毎日それを書き続けているとのこと。

見せていただいたシートは記入欄が多く
かなり書かなければいけないつくりです
が、上司コメントの欄もあり、フィード
バックをもらえるようになっています。

最初はなかなか書けず、今でも書くのが
辛い日もあるようですが、それでも毎日
書き続ける習慣が、知らず彼らの思考力
を鍛え、言語化能力を磨いているのです。

彼らの素直で真摯な姿勢もそうですが、
新入社員に振り返りという新しい習慣を
身に着けさせるための、こちらの企業の
取り組み、新人を育てる企業文化にも
感心しました。

彼らにとっては毎日振り返りシートを書
くことは今や「当たり前の習慣」です。
同期、同僚とも同じ習慣を持つことで
長く続く成長サイクルになるでしょう。

この事例に限らず、
良い変化=成長の兆しがみられる人たち
の共通点は大きく2つです。

・新人らしく「とにかくやってみよう」と
意欲を持って自分の行動を変えている

・良い習慣を身に着ける努力をしている

新入社員は、最初はできなくて当たり前。
行動していくうちに、答えが見つかり、
わかることがあります。

「当たり前基準を徹底的に高める」

このことを意識し、良い習慣を身に着け
て欲しいと思います。


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HRカンファレンス2024春にて講演決定】

この度、
日本の人事部
HRカンファレンス2024春で
特別講演を実施することになりました。

テーマは弊社のメインストリームである
マネジメントについてです。

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https://jinjibu.jp/hrc/spentry/3670/frm/


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