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不妊治療~妊娠出産 おすすめの産婦人科の選び方

こんにちは!妊活・子育てサポートアプリCOTETEで保育士監修ページを担当している、さとうなつこです。
不妊治療、そして妊娠出産を行う夫婦にとって、どこの産婦人科、どのような産婦人科を選べばいいのかというのは、とても迷うことなのではないでしょうか。
信頼できる医療機関を見つけ、安心して妊活・妊娠・出産ができるといいですよね。そこで今回は、おすすめの産婦人科を選ぶためのポイントを様々な視点から紹介していきたいと思います!

<このnoteは『COTETE Labo』掲載記事です>

どのような目的かを明確にしておく

産婦人科選びといっても、まずはどのような目的かを明確にしておく必要があります。不妊治療を視野に入れた妊活からサポートしてほしいのか、妊娠後から健診と出産を行いたいのか、また、里帰り出産をするために健診のみ行いたいという場合もあるでしょう。逆に、里帰り後、出産を行う産院を探すこともあると思います。
どのような産婦人科を探しているかによって、あなたに合った産院が変わりますので、まず目的を明確にしておきましょう!

産婦人科を『不妊治療』として選ぶ場合

  1. 不妊治療の専門性
    医師やスタッフが不妊治療に特化していることが重要です。経験豊富な専門医や専門的な設備があるか確認しましょう。

  2. 治療オプションの幅広さ
    多様な不妊治療オプションが提供されていることが望ましいです。体外受精、顕微授精、ホルモン療法など、患者に合わせたステップアップできる様々な治療が可能か確認しましょう。

  3. 精神的なサポート
    カウンセリングなどのサポートがあるかどうかを確認し、治療の途中でも精神的なサポートが受けられるかも大切なポイントです。不妊治療は精神的にとても負担がかかることなので

産婦人科を『妊娠出産』として選ぶ場合

  1. 妊娠出産に特化した設備
    産婦人科が妊娠出産に特化した設備があるかどうかが重要です。分娩や産後ケアにおいて十分なサポートがあるか確認しましょう。何か困ったことや緊急なことがあった場合に、安心できる環境が整っているかどうかも確認しておきたいポイントです。自分に何かあったとき、赤ちゃんに何かあったときに安心・安全な産院を探しておきたいところです。

  2. 希望の出産方法へのサポート
    希望している出産方法がある場合、医療機関がその方針に賛同し、積極的にサポートしているかを確認します。無痛分娩、水中出産、フリースタイル分娩など様々な出産方法がありますが、産院によっては対応していないことがあります。

  3. 母親・父親学級の開設、カウンセリングの提供などのサポート
    様々な面で、産前・産後のサポートが充実しているか確認します。例えば母親・父親学級の開催、精神的に辛くなった場合のカウンセリング、出産の心構えの講座などを行うところがあります。サポートが充実していると、安心して出産に臨むことができます!

不妊治療~妊娠・出産 同じ病院がいい?違う病院がいい?

同じ病院のメリット・デメリット

メリット

  1. 情報の連携がスムーズで、総合的な医療ケアが望める
    不妊治療から妊娠・出産までを同じ病院ですませることで、情報の連携がスムーズであり、総合的な医療提供が期待できます。

  2. 一貫したアプローチ
    同じ病院の場合、方針が一貫しています。「前の病院ではこう言われたのに…」という矛盾がなくなることは、精神的にも安定しやすいです。同じ医師が治療から分娩までを担当することで、患者との信頼関係が築きやすくなります。

デメリット

専門性の不足
一つの病院ですべてをまかなうため、専門で行っている病院よりも、専門性が不足する可能性があります。「二足の草鞋を履く」ではないですが、産院によっては知識が中途半端だったり、知識自体が古い物になっている可能性もあります。口コミ等でよく確認しましょう。

別の病院にする場合のメリット・デメリット

メリット

専門性
不妊治療専門のクリニックと産婦人科専門の病院、別のところを選ぶことで、それぞれに優れた病院を利用することができます。専門的な病院では、最新の医療をとりいれることも多いところが魅力です。それぞれのスペシャリストによる最適なケアが期待できます。

デメリット

1.情報連携がない
 
異なる医療機関で治療を行う場合、情報の連携がされないため、二度手間  
 になってしまうことがあります。前やったことのある検査をしなければな
 らなかったり、持病や症状を説明しなおさなければいけないことがありま
 す。料金も再びかかってしまうことはデメリットといえます。

2.方針が異なる可能性がある
 
病院によって方針が異なることがあるので、自分に合った方針の産院を探す必要があります。「前の病院の方が気持ちをわかってくれた…」「前の方が丁寧だった…」という不満が出てしまうこともありますので、別の産院にするときにはより慎重に選びたいところです。

総合病院と個人病院、どちらがいい?

総合病院のメリット

  1. 総合的な医療サービス
    総合病院は多岐にわたる医療サービスを提供しており、妊娠だけでなく、様々な疾患や緊急事態にも対応可能です。一つの施設で全体的な医療ケアを受けることができるため、安心感があります。

  2. 専門家との連携
    総合病院には様々な専門医が集まっています。妊娠中に問題が生じた場合、他の専門家への迅速な紹介や協力が期待できます。これにより、連携医がとれた総合的な医療チームがあなたをサポートし、最適な医療を受けることができます。

  3. 高度な設備と技術
    総合病院は大規模な医療機関であり、最新の医療機器や技術を導入していることが一般的です。これにより、診断や治療が迅速かつ効果的に行われ、何かリスクがあった場合でも最小限に抑えることが可能です。

  4. 緊急事態への迅速な対応
    総合病院は救急医療にも対応しており、万が一の緊急事態にも迅速な対応が期待できます。妊娠中や出産時に何か問題が生じた場合でも、迅速な対応をしてもらうことができます。

個人産院のメリット

  1. アットホームな雰囲気
    個人産院は比較的小規模で、アットホームな雰囲気が魅力です。医師やスタッフとの距離が近く、個別のニーズに合わせたアットホームなケアが期待できます。

  2. 個別化されたケア
    小規模なため、医師や助産師が一貫して患者を担当することが多いです。これにより、より一人ひとりにあったケアをしてもらうことができ、妊活~妊娠出産をよりリラックスして過ごすことができます。いつも同じ先生、看護師さんによるサポートは、心強いですよね!

  3. 個性があり、色々な分娩スタイルを取り入れている
    個人産院では、出産プランや希望に応じたアプローチが柔軟に行われるため、自分らしい出産体験をしたい方に適しています。様々な分娩方法を取り入れているのも、個人産院の魅力です。

  4. 待ち時間の短縮
    個人産院は総合病院に比べて患者数が比較的少ないため、待ち時間が短くすむことがあります。働きながら受診する場合にも、ストレスなく通院できるでしょう。

どんな病院がおすすめ?

それでは、具体的にはどのような病院がおすすめなのでしょうか?4つポイントを紹介しますので、ぜひ産婦人科選びの参考にしてみてください!

1. 経験豊富な専門家がいるかどうか

妊娠に関する問題や不妊症に対する治療は複雑であり、経験豊富な医師の存在が重要です。医師やスタッフが多くの患者さんを診てきた実績があるかどうかを確認しておいきたいところです。
常に進化している医療に関しての知識があり、取り入れているかどうかも大切です。

2. 信頼できるコミュニケーションがとれるかどうか

産婦人科医とのコミュニケーションは非常に重要です。妊娠や治療に関する疑問や不安がいつでも解消できるよう、医師やスタッフが親しみやすく、わかりやすい説明を心掛けているかを確認しましょう。わからないことに丁寧に答えてくれるか、不安なときに話を聞いてくれるかはとても大切です。
「私の言うことを聞いていればいいんだよ」という態度の医師はちょっと嫌ですよね。信頼できる関係が築ければ、不安な時期も心強く感じることでしょう。

3. 総合的な設備とサービス

妊娠中や出産時には、様々な設備やサービスが求められます。診療室や手術室の清潔さや設備の充実度、そして周辺環境も考慮すると良いでしょう。
何かトラブルがあった場合に、どのような対応をしてくれるのかも確認しておきたいところです。提携している大きな病院があるのかも、聞いておきましょう。

4. 他の患者の評判と口コミ

インターネットや知り合いなどの口コミを参考にすることも重要です。他の患者がどのような経験をしているかを知ることで、どのような産院かがわかります。特に不妊治療においては、同じ悩みを抱える方の意見・口コミは参考になりますよ。

見ておきたい別のポイント

上記で紹介したことの他に、見ておきたい別のポイントも紹介したいと思います!

小児科が併設されているかどうか

産婦人科の中には、小児科が併設されているところがあります。
小児科が併設されている産婦人科は、産んだ後も同じ医療機関でお世話になることができるという大きな利点があります。出産後の健診は受け付けていないから、別の小児科を探してね!という産院もある中で、引き続き通えるのは嬉しいですよね。
赤ちゃんの健康状態や成長に関する相談が、同じクリニック内でスムーズに行えるため、安心感が増します。

また私の場合ですが、生まれてすぐの我が子が貧血でした。
その際、貧血だということに気づいてくれたのは、併設されている小児科の先生でした。助産師さんや、先生が気づけなかったところに、小児科の先生が気づいてくれたため、すぐに大きな病院に搬送してくれたのです。
小児科が併設しているところでよかったなと感じました。

産科と婦人科がわかれているかどうか

不妊治療で通う場合、産科と婦人科の待合室が分かれていたり、診察時間が分かれているという配慮がされていることをおすすめします。
不妊治療中、目の前で妊婦さんを見るのはやはりつらいと思います。通い始めた頃は平気でも、通院を続けていくうちに辛くなってしまうこともあるのではないでしょうか。そのため、待合室や診察時間が分かれている産婦人科を選ぶことで、精神的な負担を軽減できます。

最後に…

いかがでしたでしょうか。不妊治療、そして妊娠出産は、精神的に大変です。そのため、十分な情報収集をして、自分に合うところを見つけることが必要です。近いからというだけではなく、口コミやHPなどを見たり、実際に訪問したりして、負担なく通えるところが見つかるといいですね!


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