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どんな毎日

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初めまして。 最近読んだ本や、見かけたこと。 映画を見て、思ったこと。共感いただけたら嬉しいです。 ときどきフィクションで創作も。
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記事一覧

人体特殊冬眠法 凍民八則

人体特殊冬眠法 凍民八則

#読書メモ

マサチューセッツ工科大学曽根崎教授の完全無欠な「プリンシプル」にたったひとり挑むコールドスリープセンターの非正規職員。

彼女が、どのようにして、彼を論破し、その理論の欠陥を暴き眠る囚人を救う女神になるか。

モルフェウスの領域、という海堂 尊 さんの
作品を読み返す梅雨空の下。

9歳の男の子に、当時の治療法では、全盲もしくは死となってしまう現実から、救うための唯一の方法が人工冬眠

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背理法

「僕は、とうとうこの扉を叩いた。」
女性だけの街。ここに僕が住むことを許される場所があるわけがないのに。

他に、方法は無いのか。死ぬしかないのかとまで考えた。でも、僕が死ぬのは仕方がないが、もうひとりを巻き添えにすることだけは、出来なかった。僕のひとり娘を。

「あなたの、嘆願書は読みました。そして拒否の結果もお送りしたはずですよ。」アマゾネス軍団に武器も防具もないまま両手を挙げて降参の姿勢で、

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お久しぶりです。
アカウントを開いて拝見してるみなさんのノートは多いのですが、ハートが押せません…。

コメントも開けない…。

そのうち解消するといいな。

梅雨に入った天気、と思ったら
快晴になったり
近々台風がもう到来するやもしれない予報に
なったりで、気持ちもウロウロ。

AIポリス

AIポリス

救急車のサイレンが鳴り響く。深夜の住宅街。
パタパタと小さな靴が、駆けてゆく足音。

「こっちでーす。助けて〜。」
通報元へ迷走している救急車。それを追いかけるのはまだ小学生の男の子か。
道の角で必死に手を振る。近所の目など気にしない。また、近所の家も災難に巻き込まれるのを怖れてか窓を開けることもないだろう。

数分後、やっと救急車がその子供の家の前に
到着する。
「早く、早く。お母さんが、お

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THE QUIET POOLS

THE QUIET POOLS

これは、ひとつ前に載せた
「星々へのキャラバン」読書メモみたいなものです。それで原題をテーマにしています。

だのに、何故、別の本の写真をつけたのか?
それは、人の本質は遺伝子だけで決定しない
という最近の研究を先ず置いておきたいから。
「やわらかな遺伝子」という本です。

さて。誤解されないように前提を置いたところでマイクルマクダウエルさんのSF内の説明。

「実は人間の基本設計図、21本目の染

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カズオイシグロ白熱教室

カズオイシグロ白熱教室

村上春樹さんより先に、ノーベル賞受賞に
なった方の白熱教室録画を見ました。

イギリスに5歳で移住して、いつかは帰るつもりの日本に、帰らなくなったひと。

当初は、その彼の中の日本のイメージを残すために作品を書き始めたのだと。
そして、いやいや自分は日本に拘らずに、別でも書けるのだと作品を出してゆき。

とうとう、場所や時代はどこにでも設定できると悟ってしまった方なのですね。

著したいのは心情。

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女だけの街

女だけの街

今、女だけの街、についてのコメントで盛り上がっているようですね。
ちょうどこんな本を年末に読みました。

SF「星々へのキャラバン」という、欧米男性作家の小説なんです。
大枠でいうと、人口過多からの移住計画箱舟モノなのですが、主人公の設定が先ず面白いんです。

既婚者の彼は、一夫一婦制でない婚姻者。
現在は女性二人と彼のコンビネーションです。芸術家的奔放さの女性と専業主婦タイプの女性を妻に持って三

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いつのまにか年をまたいでしまいました。

いまさら感ですが読んでくださったかた
ありがとうございます。
これからも気が向かれましたらお立ち寄り
下さい。

イメージが浮かんでかたまった
ときに浮上する書き込みスタイルで。

重いとログインなしに読んでいます。
星が押せず…。


彼岸同盟 中編

彼岸同盟 中編

父は、結局、翌年に心臓を悪くして手術も
虚しく病院で亡くなった。

母は、一年ほど、半生を共にした父の死を
哀しみ、その間わたしはひとりになった母が
生きる気持ちを欠かしているのを心配して、
なるべく頻繁に実家に顔を出した。

そして、秋になったとき。あれ?今年の庭には
彼岸花が咲いていなかった。

「お母さん、彼岸花、今年は咲いてないの」
気のせいだったかな、いや、父の病床の向こうにたしかにあれ

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ハッピーハロウィン🎃

久しぶりにnoteを開けたら
伊藤詩織さんの話題が出てますね。
外国向けの報道で元TBSの方が
『仕事絡みで誘うなんていうのだとしたら
あってはならないことだ。』

芸能人は枕営業というとても不快なコメント。

👻より、その考えのほうがずっとホラー。

上機嫌でいるのも大人

上機嫌でいるのも大人

数日前菊池とおこさんのノートでも、書かれていて、コメントでやり取りさせていただいた話と繋がっているかなと思うのですが。
今日のニュース記事にも、掲載されていたので
考えてみようと思います。

「なぜ甘えた男ほど、不機嫌さを表に出すのか」という記事ですね。

何故不機嫌なのかを説明しようともしない。
相手に察して機嫌を取って貰いたいだけの
赤ん坊並みの甘えという内容なのですが。

逆に、仕事の出来

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もしやお腹が空いてないと
どんぐりを上手く見つけられないのって
それ、私にも、熊みたいな本能が
あるということなんだろうか?!

…つい、ムキになって探しまくる。

「ちょっと、もういいんじゃない?
子供じゃないんだから」

ああいけない、童心に還ってしまってた
秋の午後。

秋の晴れ間の連休。
緑の多いところでベンチの空きを探すお昼どき。

そこここに、どんぐりが落ちてます。
おお、帽子付きのも!

取り敢えず、ご飯にしよ。

…食後、そうだ!UPする写真に
ちょうどいいから集めよう。
って、探すとなかなか見つからない。
さっき絶対あったのに。

新米がお店に並びだしました。

まだ、宮崎産あたりだけでしょうか。


新潟魚沼産が一番な常識ですが

収穫量の数倍が流通していたのが
ひととき話題になりましたね。

純正魚沼産は、ほぼ自家や身内で食され
店頭に出回るのはブレンド程度とか。

近々、瑞々しい新米を炊きましょう