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席を代わっていただきます。

満席の場合、グリーン券をお持ちでない方がお座りで、グリーン券をお持ちの方がお立ちのときは席を代わっていただきます。

昔の東海道線・横須賀線などのグリーン車にはこのような断り書きがありました。(文面は記憶を頼りに書き起こしたので正確でないかもしれません)
※この規則はSuicaグリーン券導入とともに廃止されています。

これら普通列車のグリーン車は自由席なので、このようなことが実際に起こりえます。
また、座席がなくともグリーン車にとどまる以上はグリーン券が必要です。ちょっと納得いかない規則に思えますが、車両の等級というのがもともと身分の異なる人間を別々の車両に分ける趣旨で導入されたものなので、グリーン料金=高級な車両に乗る権利、と解されて今に至っているのです。時代遅れと言えばそのとおりですが…

ここからが本題です。

サッカーをやる気のない子供たち

私の小学生時代はサッカーがマイナースポーツだった時代の末期でした。サッカーをやってる子は、低学年では記憶になし、中学年でも同じクラスにいるかいないかレベルでした。

ですからやっている子は当然やりたくてやっているのが当たり前、直接確認したわけではありませんが、そういう認識でした。

それだけに、サッカークラブにいるのにやる気のない子親に言われてなんとなくやっている子…といった存在が、俄かに受け入れられないのです。

じゃあなんでわざわざ金かけてサッカー続けてるの?

サッカーがこれだけメジャーになると、子を持つ親としてもまずはサッカーをやらせようという選択が増えるのは分かります。

そして日本というのは継続こそ力なりという美意識に近い文化があります。続けている以上、人間として必要な何かしらのものが身につくかもしれない、そう期待するのもわかります。

それが、一度始めてしまった以上惰性で続けている子が増える一因になっていると思うのです。

しかし、サッカーをやりたくても出来なかった者から見れば、勿体ないというか、妬ましい…はちょっと言いすぎかな。

「やる気」という切符を持った僕が少年時代にサッカーをする機会に恵まれず、やる気のない子がサッカークラブという席に収まっている。

何なら、そのポジションお兄さんと代わってくれや。

もちろん頭の中身だけは残して体は交換や。
いやいやサッカーやらなんでも済むようになるで。
お兄さんもうおしっこ出えへんけどな。
寿命も多分そんなに残ってへんけどな。
それでも良かったら代わったる。

いややろ?
せやったらもっとサッカー頑張ろ?
サッカーが出来るってのは、決して当たり前やないんやで?
お兄さんから見たらごっつ羨ましいことなんやで?
一度しかない少年時代、大切にしいや。

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本気で席を代われなんて、もちろん言いません。

でも名探偵コナンみたいな、体が小さくなる薬が本当にあったらいいよね。
そういえば工藤新一ってサッカー部だったね。



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