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『月と堕ちる』 月の檻・かくれんぼ 他収録

noteで出会い、引きこまれるように読ませていただいた短編が電子書籍として出版されました!

青海空人さんがnoteで発表した「月の檻」「かくれんぼ」そして新作を収録した『月と堕ちる』です。

Kindle Unlimited でも、読めます。



青海空人さん、昨年三浦綾子さん『泥流地帯』作文コンクールで優秀賞を受賞されています。
そしてその時、短編小説「月の檻」について私の思いを書かせていただきました。


青海空人さん電子書籍化2冊目は、

街の小さな喫茶店で交差する、三篇の物語(プラス1作)。

その1篇目『月の檻』のご紹介文を書かせていただきました。

〝ほんといい奴〟須田雅孝と〝男子みたいな女子〟夏目美月の高校時代の物語。

高校の軽音楽部でバンドをやっている須田は、
転校生美月に唐突に声をかけられた。
「つきのばくげきき、やるの?」
「中途半端にやったら、絶対ゆるさない」だった。

しかし、ある事情でザ・ブルーハーツの『月の爆撃機』をライブで
演奏することはできなかった。

そして須田は、なぜか美月の夏休みの自由研究に付き合うことになる。
まともに会話をしたことのない二人が
群馬の温泉地をめぐり、夏の〝秘密のばらし会〟をすることに。

誰でも『月の檻』に囚われているのかもしれない。
そこから抜け出す者もいれば、気づいたらまた檻にとらわれる者も。

成長した二人の今後が楽しみになる小説です。

美月の両親が営む架空の店〝純喫茶ブルームーン〟。
著者青海空人さん、後日車で走っているときに遭遇したそうです!
シンクロニシティ?

電子書籍『月と堕ちる』には、
noteにて連載中の小説「シンクロ二シティ」、その〝エピソード零〟も収録。


第2篇『隠れんぼ』。

タバコを咥えたOLが主人公の物語。
こちらにも美月と〝純喫茶ブルームーン〟が登場します。

noteで読ませていただいた時、コメント欄に投稿した私の感想はこちらです。
内容に触れるところは、中略とさせていただきました。

やっぱり、青海空人さんの表現は美しい。
情景やお父さんの表情、はっきり見えました。
私は、志津香の気持ちやセンシティブさ(素敵だけど、本人持て余すことも)が、
わかりすぎるほどわかって…
月が嫌いになるなんて、苦しすぎる。

(中略)
美月や須田くんが居てくれてよかった。
この二人も繊細さ、不器用さをもっているけれど、
若い新しい世代の感性、行動力を持っているので。

(中略)
さすがです✨


そして新作note未発表の第三篇と
noteにて連載中の小説「シンクロ二シティ」の〝エピソード零〟も収録。

上でご紹介した通りおすすめです。

ぜひ、読んでみてください。


青海空人さんのnoteはこちら


青海空人さんの1冊目はこちら

『コトノハ』他、小説『奇跡』『創造主は今宵ダンスを踊る』、随筆『現の夢』の三編を含む幻想的実験短編集。



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