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オトナのための文章教室⑥

4月までの12回(その後のことも考えてますけど、ひとまずは12回)は、ちょうど半分まできた「オトナのための文章教室」、今回のお題は、ひとこと「怖い」。怖いという、この文字が怖いという方もあり? 今回は6名参加。

どういう経緯で「怖い」になったのかは、ちょっと忘れてしまいましたが、「こだわり」と同じく「怖い」と思う感情は強い、力になる、と、まぁそんな思いはありました。

「わからないことが怖い、と思ったんです」と言う方。子供の頃の「夜」の怖さを書いた方もあり。海(や大きな自然の中)で経験した「怖さ」を書いた方もあり。「生々しさ」の怖さを書いた方もあり。映画やドラマの中の「暴力」を書いた方もあり。蛇に睨まれた蛙と蛙を睨んだ蛇の、双方を書いた方もあり。今回もバラエティ豊かな文章群になりました。

私は、いま書いている「道草氏」の小説の一部分、「怖い」「畏れ」という感情を意識して書いた断片を読んでもらいました。

「おそろし」を広辞苑でひいて読んでみて、「押す」というのから(も)きているのかなぁ、という想像をしてもみました。ほんとうのところはよくわかりません。ただ、「音が似てる」ことばというのは、全然関係ないと思われることばでも、じつは関係があるのではないか、これから関係をもつのではないか、なんて想像も、ことばを扱ってゆくうえでは面白いね、という話もこの「教室」ではたまにしています。

各々の文章を批評するようなことはしていません。ただ読んで、思いついたことをあれこれ話す。書く人が、「書く」を通して何を感じたか、読み返してみて、何を感じるか、何を考えるか。

中には、「毎週書いていて、何となく前より書くのが楽になってきた」という方もいます。「毎週書いていてきつい」と感じている方もいます。

今回は、「人間では書けないようなことが、他の動物になると自在に書けるという発見があった!」という話もあり、それでは… というので、次回のお題は…

「人間以外の動物になって書いてみよう!」

になりました。

参加される方は、「人間以外の生き物」の何か(動物でも植物でも虫でも、あるいは…!?)になって、文章を書いて、ご持参ください。まとまった文章でなくとも、断片(文章の切れ端)で構いません。パソコンで書いてプリントアウトしたものでも手書きのものでも何でもOK。なお、何も書いてなくても参加はできます。ご興味ある方はこの1回だけでもお気軽に!

参加申込については、こちらをご覧ください。また次回を楽しみにしてます。

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