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【連載】月1鍼灸マニア〜#11 気がこもっているときには”怒” +番外編〜

こんにちは。

春野太陽です。


先日、3月の分の鍼灸治療を受けてまいりました。

ちなみに2月の分の更新ができなかったのは

体調不良でキャンセルして行けなかったから…。


それもそのはず、1月末に実質クビになり

すでに喪失感や鬱状態がひどい中で

健康保険証など各種手続きに急ぎで出向き

それはもうへとへとで心身が不能でしたので。。。


んで!

実は今回の治療でそんな話も先生にお話ししました。

身体の状態としては非常に気がこもっていたそう。

気がこもるなんてことは約2年治療受けてきて初めてです。

今まではとにかく気が漏れて漏れて流れ出てしまうから

流れ出ないようにしてエネルギーを溜めるように施術をしてきたんです。

今回は本当に身体が異例な反応をしているくらい、

本当に大きな変化でありストレスだったんだなと、東洋医学の面でも再認識。

そして先生から言われたのは

「溜まりすぎた気を排出するために大事な感情が『ど』だよ。『怒り』のことね。」

なるほど。怒って感情を発散することで溜まった気が出るのか。

「自分の体の治療のためだと思って、たくさん不満や愚痴を怒ってみな。宿題ね。」


『怒』の感情って悪いイメージがありがちだけど、

東洋医学にはそれぞれの感情にも作用と副作用が書いてあって、

間違えれば鬱やハイになるし、

正しく使えばネガティブに見える感情も治療に使える。

今回はそれを実践することが私には必要。

さぁてどうやって怒ればいいのかな…。。

山で叫びたいーーー。


【+番外編】

今回の治療の際、離職・生活保護・引越しの可能性を伝えたら涙が止まらなくなりました。

治療者である先生のことをすごく信頼しています。

高校生の頃にたまたま親に連れられて数回来たことがあった。

ハタチすぎて親と絶縁して越してきた街で偶然の再会。

『実はあの高校生の頃から家庭はこうだったんです』

などと私のいろんな出来事を話すことができた存在。

診療所では先生と患者の立場ではあるけど、
女友達のような、お姉さんのような、
保護者のような、近隣の知り合いのような、
そんな感じもあり。

だからこそ、『引っ越したら先生に会えなくなる』と思ったら涙が止まらなくなりました。

いっぱいいっぱい背中をさすってくれてありがとう。


先生はたくさん世の中に怒ってくれました。

「フルタイムで働けないと再契約できないって言われたの?なにそれ?フルタイムで問題なく働けてたら健常者だっつうの!それが上手くいかない人たちだから障害者なんでしょ!もう!まったく!会社なんて結局理解がそんなんだから!!!」

「身体障害とか精神障害とか、あとは後期高齢者なんかもそうなんだけど。支援が必要で身体が弱ってる人に限って手続きが多すぎて役所に出向かないとならなくて本当に困るよね。」

「車を手放さなきゃ行けないってのも変な話だよね!都心ならわかるよ。都心なら車が資産で贅沢品だけど、田舎なら車は贅沢品じゃなくて生活必需品なんだから。実際80歳90歳になっても車を手放さないで運転してる人がたくさんいるのも、それがないと買い物できないからっていうこの街の現状なんだから。全国一律じゃなくて街ごとに考えてもらわないとおかしいよ!」

「家賃の安いとこに引っ越すっていうのも怖いよねぇ。
安いアパートが集まるってことはお金に余裕がない方があつまる傾向になると思うんだけど、お金に余裕がないってことは心だって余裕はないわけだし、心に余裕のない荒れた隣人とか地域の人がどんな問題起こす人かも分からないし。
心の安全には良くないよね。」

「身体障害で車椅子の人ならバリアフリーの物件に住ませてあげたほうがいいわけだし、精神障害だって生活してて気持ちが穏やかになるような安心できる物件が必要なわけじゃない?
なのにそういうことを考慮してあげずにただただ安いところに引っ越せって、何にも考えてあげてないよね!ていうか、こんなしんどい状態で引っ越しなんてエネルギーもすごく消耗するんだから!!なんで助けを求めてる人にもっと大変なことをさせるかな!!!」


そんなふうに、いろんな社会の理不尽を

私が言えない代わりに言ってくれたのかなってくらい

たくさんたくさん世の中を怒ってくれて

「太陽ちゃんがこんな頑張ってるのになんで必要以上の苦労しなきゃならないの。こんな嫌な思いしなきゃいけないの。もうっ!もう!おかしいよ!市も会社も!!!もう!!!😭」

っていっぱいいっぱい嘆いていて

ここまで私のことを想ってくれる人がいて

本当に嬉しかったです。

たくさん私の代わりに世の中を怒ってくれてありがとう。

私自身が言葉にしたくても批判が怖くて言えないことを代弁してくれてありがとう。


私も就職前くらいまでは結構理不尽に対して
素直にイライラしたり怒ったりできたんだけど

今回のクビと生活保護の説明を経験してからは、さすがに諦めモードになって、不満があっても無抵抗になっている自分がいたから。

だからこそ私の身体には気が溜め込んである状態だし、

『たくさん怒ることが治療になるから』って

ことなんだと思います。


先生、ありがとう🥹

この先生だからこそ始めたこの連載。

いつまでも続くといいな。

来月も無事更新できますように。

引っ越さないよう願いを込めて。


2024.03.06(Wed)
春野太陽

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