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【連載】月1鍼灸マニア〜#12 少ない女性鍼灸師・出張治療の難しさ・露出配慮〜

こんにちは。

春野太陽です。


今月の鍼灸治療もようやく行くことができました。

そして鍼灸師さんには

『障害者グループホームで暮らすために
近々この街を離れることになりました』

とご報告。

できれば出張治療をお願いしたかったですが、

出張に対応できる距離ではありませんでした。

なくなくですが…

新しい街の鍼灸院を事前に検索してみることに。

すると、グループホームから通えそうな距離に2件も。

『あぁ、ありがたや。』

とはおもいつつも、

それぞれの店舗情報を詳しくみると、

どちらも男性の鍼灸師さんでした。


いやぁー鍼灸ってそこがネックなんですよね。

ただの整骨やマッサージなら

服を着たまま服の上から施術することができます。

でも、鍼を刺したりお灸を据えるとなると、

服を脱いで素肌にならないと施術できないんです。


もちろんその治療院がいかがわしいとか思ってるわけではないですが

それにしたって1対1の空間で

女性の私が服をまくりあげて素肌で寝そべり

男性にその姿を見られるっていうのは

なんだかいい気はしませんなぁ。


そもそも女性の鍼灸師さんは少ないんですって。

『女性の方が漢方とか鍼とか好きそうなのに』

と思ったんですけど、

やはりそこは妊娠出産子育てなどの影響が。。

話を聞いてみると、

「たぶん資格保有者だけで言えば男女比はトントンなんだと思うんだけど、

開業してる人ってなるとやっぱり女性は難しいみたいでほとんどが男性になっちゃうみたい

この市でも私と〇〇町にある鍼灸院の2名しか女性鍼灸師はいないの」

とのお話でした。


ぐぉぉぉぉぉ。
女性鍼灸師探しのハードル高い!!


それに、治療着についてのお話もありました。

今通っているところでは、

入店すると治療着を渡されて下着の上からそれを着ます。

そして、チャックやマジックテープを適宜開けたり閉めたりしながら治療をしています。

鍼灸師さん曰く

『いくら女性同士だとはいえやっぱり最大限配慮したいって思ってるから、うちではこういう方法をとってできるだけ露出が少なく済むようにしているの。

本音で言えばパンツとか下ろしてもらった方がお尻にも鍼が打ちやすいとかはあるんだけれど、やっぱり不快な思いとかプライバシーとかは気をつけてって思ってうちではこうしてるんだけどね。

でも、治療着を用意してない鍼灸院だってあるし、そういうところだと私服をそのままめくりあげて…ってパターンが多いかな。』

なるほど。。。。

私はこんなにも配慮してもらっておもてなしの治療を受けられていたんだな。。感謝。

と同時に、これと同レベルの配慮が得られる
鍼灸院はまた見つかるのか?!



また、出張治療についてもいろいろ聞きました。

『治療院だと専用の台で寝そべりますけど、
自宅訪問で治療するときはベッドとか高さのある寝そべれるところが必要とか条件はあるんですか?』

『床でそのまま寝てもらったり、ベッドがある人はベッドの上でやったり、その時々かなぁ。

顔出し用の穴がないから、うつ伏せ治療の時は患者さんには顔をあげておいてもらったり顔を横にして寝てもらったりってのもあるよ。

でも私はそういう場合は、片方ずつ倒れてもらって、右側の治療→左側の治療って分けてやる事が多いと思う。
でもそうすると同時に左右を触ってバランスを確認するってことができないから、パフォーマンスが落ちるのは間違いないんだよね。

ってそんなこと言ったら他の鍼灸師さんに怒られちゃうかしら。お前の技術がないだけだって言われちゃうかな笑。

出張治療に慣れてる人なら、専門の道具も持ち歩き用で装備してたり、治療法もパフォーマンス落とさずにできる技術があるのかもね。』


そんなお話でした。

外出がめんどいし女性鍼灸師の店舗は少し遠いから

もう出張で頼むか!!と安易に考えましたが、

パフォーマンスが落ちるとなると考えようがあるな。


治療側も患者側も、効果が1番発揮できる場面で治療したい気持ちは一緒ですからね。


そんなこんなで、

数ヶ月以内に迫っているグループホーム移行に向けて


新しい街での鍼灸治療の拠点探しに悩む私でした。



2024.04.22(Mon)
春野太陽

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