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琴線に触れたnote集

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何度でも読みたくなる。 出会えたことに心から感謝したい、素敵なnote集。
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#毎日更新

TOEIC915点をとって私が得たものは、点数じゃなかった

しばらく、これを書こうか書くまいか、迷っていた。 私はマウンティングのようなものが大嫌い…

Sae
4年前
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noteのつづけかた

インディーズバンドが好きだ。 けれどたまに、「古参ぶっている」だの、「みんなが知らないバ…

きゆか
4年前
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ただただ甘いだけの優しいケーキ

私は酸っぱいフルーツが苦手です。 酢の物とか酢豚とか、そういう酸っぱいおかずは好きなので…

ミーミー
3年前
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書いた量と推敲の量は、裏切らない。

第三回教養のエチュード賞への応募作品に対して、一通ずつ手紙を書いています。 前回も「読む…

嶋津
3年前
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セクハラを会社で報告したら、つながった勇気のこと

「言わなければよかった」 "大丈夫"の境目がわからない。 つらく、苦しいことを体と心の中で…

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男のわたしが人生で初めてマニキュアを塗ったら、夢が大きくなった話

「僕にもやらせてくれませんか」 ひとりでできないことが、この世には数えきれないほどある。…

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ハラスメント相談窓口に、エッセイを書いた

傷ついた言葉を残すなんて、性格がわるい。 「今日はどうですか?」 愛する人に聞きたいことがある。淋しさと比例して、独り言が増えた。声を、物語のように伸ばしながら生きている。窓も割れんばかりに声を張り上げて歌いたいときもあれば、ささやき、自分にだけ渡す声帯と色彩。 「わたしは大抵、恵まれている」 そう思うことにした。 捻れる心と、弧を描く太陽。 宙の瞬きみたいに、人は強くなっていく。 外側しかさわれない。むしろ撫でるふりをして、ふれてすらいない。「大丈夫だから」と言

わたしはもう、サンドバッグから卒業する

「うつ病の人」 そういえばあの頃も、そんな名前で呼ばれていた。 本人は聞こえていないと思…

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『ぜったい幸せになるぞ』

魘されたあとの一言だった。 寝ているときに見る夢というのは、本当にぬかりない。自分が不安…

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ゲイになったら、職場で自分が消えた

「おはようございます」 聞こえていないのかな。 不安になってもう一度挨拶を試みるが、やは…

1,006

写真家の恋人が「うつ病」になり、わたしが唯一の被写体になった日のこと

「写真を撮るのがこわいです」 裂けるような、激しい痛みだった。 触れていないのに、想いが…

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「ごめんなさい」と、恋人に精一杯の置き手紙を書いた

目がふたつあるくらいでは、出てくる涙に耐えられない。 「少しだけ、時間をください」 いい…

176

死ぬまで続けて、わたしたちが一位

死ぬほど泣き虫で、死ぬほど負けず嫌いだ。 「別のことしたっていいんだぞ」 誰もわたしを見…

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変わりたいとは思っているけれど、いまの不幸もちょうどいい?

「お前、金ないらしいな」 肌の色艶に生彩がない。 口紅で、誤魔化してみたかった。 帰宅部のわたしを後ろから追いかけてきた、それはひとりの男の子。どこで聞いてきたのか、彼はわたしがアルバイトをしているのを知っていた。 どうでもよかった、わけではない。 自分の欲を削ぎ落としていかなければ、それに溺れて苦しくなる未来は目に見えていたから。その日も別に、帰る家はあって、約束されていたわけではないが、お弁当を買うお金くらいは持っていた。空はそれなりに青くて、景色はそれなりに緑。