長谷部浩
歌舞伎や現代演劇を中心とした劇評や、お芝居や本に関する記事は、このマガジンを定期購読していただくとすべてお読みいただけます。月に3から5本程度更新します。お芝居に関心のあるかたに愉しんでいただけるとうれしいです。
これまで書いてきた追悼文を集めました。十八代目中村勘三郎、十代目坂東三津五郎をはじめとした悲しみの記録です。だんだん年齢を重ねるうちに、こんな仕事が増えてきました。
ストレートプレイもミュージカルも、演出家を外国から招聘して、稽古場をゆだねる傾向が続いています。私にも、シアタープロジェクト東京の芸術監督を務めたデヴィッド・ルヴォーの演出論『傷ついた性』があります。なぜ、日本のプロデューサーは、外国人演出家を呼ぶのでしょうか。
久し振りに英国を訪ねました。チケットシステムも劇場回りのテクノロジーも激変しています。映像のこと、幕間のアルコールのこと。日本の演劇界も、どこにいくのか。。深く考える機会になりました。劇場を愛するみなさん。どうぞ、お読みください。
現代演劇や歌舞伎について長い間、書いてきましたが、ミュージカルについての文章は、決して多くはありません。それでも心に残る舞台は、日本でも海外でも接してきました。ミュージカルを単なるエンターテインメントではなく、私たちの世界に深く突き刺さる表現が増えてきたようです。
演劇界の巨星が墜ちた。 私の演劇観は、唐十郎によって作られた。私は状況劇場の遅れてき…
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書くべきかどうか、ためらっているうちに、十日余りが過ぎてしまった。 四月十四日付のBBC…
傷痕は、誰のこころにも刻まれている。 藤田俊太郎演出の『VIOLET』(ジニーン。テソーリ…
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アルベール・カミュは、こんなことを書き残している。 「私にとって演劇はまさに文学的ジャ…
人類には、時代を超えて繰り返される物語がある。 母親の息子に対する恋着、子供の成長に…
ロンドンに行ったもっとも大きな理由は、イヴォ・ヴァン・ホーヴェ演出の『オープニングナイ…
コロナ期の歌舞伎座を支えたのは、仁左衛門、玉三郎、猿之助だったと私は考えている。猿之助…
マチネとソワレ、どちらで観るのが好きですか。 私は圧倒的にソワレです。歌舞伎をのぞけ…
すべてがスマートフォンに格納されている。 ロンドンで観た四本のチケットは、日本にいる…