なるべく上等な劣等感日記

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ノート

もうスナック菓子な感情では満足できないの

たまに訪れる「全く眠れない夜」で、しかも次の日の予定がない(本当は予定のために空けていたのに、一向に連絡がこなくて泣きそう)。ぜんぶがあやふやなままに、YouTubeも飽きて、映画に手を出した。

まず、『舟を編む』を観て、自分の仕事を振り返りながら、純粋に楽しみきれない時間を過ごす。ウイスキーは2杯空いた。板前の宮崎あおい、っていう良さに気をそらしながら、ただ、これは文系男子の夢が詰まっていて、

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やりたいことなんて無くても「運」と「適応」の未来も悪くない

ライターになるなんて、思ってもなかった。僕もだ。

同い年だけど毎度「同い年かよ!?」って言いたくなるモリジュンヤくんが、こんなnoteを書いていて、驚いた。

僕は就職活動の最初は銀行員になろうと思っていた。21歳ごろのことだから、今より約10年前だ。当時の自分は文章を書く仕事をするなんて露にも思ってなかったし、ましてや会社を立ち上げているなんて思っていなかった。まったく、人生はどうなるかわから

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秋の空気とコスプレ三昧(2018年10月23日〜10月29日)

2018年10月23日 すっかり秋の寒さ きのこまつり 

妻と銭湯で落ち合ったあとに、スーパーへ寄って、きのこをたくさん買う。何かの記事で「きのこは3種類以上混ぜて食べたほうが美味しい」というのを目にしてから、きのこは数種類ずつ買うことが多い。えのき、えりんぎ、しめじ、あとは何だっけな。とにかくきのこを買って、だし汁で煮て、味噌を溶いたきのこ汁を鍋いっぱいつくって食べる。当然にうまい。ただ、時間

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こんにちは負の感情、ありがとうレンズ沼(2018年10月16日〜10月22日)

2018年10月16日 たしか曇り 当たり店に出会って幸せ

昼頃起きて、事務所で仕事。事務所を構えるまでは自宅が仕事場だったんだけれど、僕はやっぱり分離しているほうが気持ちが入りやすくていいみたい。根本的に僕はオフィスとか仕事場っていう存在そのものが好きなのだ。そこにいる間は、ちゃんとしているっぽい空気もまとえるし。

事務所仲間が買ってきてくれたケバブライスを食べる。夕方に、動画番組の構成作家

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いつか薔薇を君に(2018年10月9日〜10月15日)

2018年10月9日 晴れ お店でケバブを食べてみる

昨夜遅くにSNSでも入籍したことを報告してみたら、たくさんの人からお祝いのメッセージをいただいて、驚いたりする。Facebookは、自分の人生ではこれ以上ないだろうなと思うくらいの「いいね」がカウントされていて、そうかぁ、入籍ってのはやはり大きなイベントだったんだと思い知る。

積み上がっていく数字やメッセージの返信をしながら、じわじわと熱い

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婚姻届を出して夫になった(2018年10月吉日〜10月8日)

2018年10月吉日 よく晴れた日 婚姻届

恋人が妻になる。

婚姻届を書き損じるような気がしたので、保証人には面倒をかけるけれど2枚作っておいたのが功を奏して、1枚を書き損じるも、無事に受理される。なにかこう、窓口で祝われたりするものかと思って、すこしだけそわそわとしていたのだけれど「こちらで婚姻成立です。おめでとうございます」と早口でパパっと済まされてしまって、ちょっとだけ、しょげる。

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地下アイドル記事の「読後に得るものがない」に違和感を覚えた話

東洋経済オンラインで、姫乃たまさんが書いた地下アイドルの記事に胸を突かれた。

https://toyokeizai.net/articles/-/225218

自分ごとのように漠然とした不安感に襲われ、ぼくは「この文章の使い方がうまいな!」とライターとしての位置を保つことで、心の距離をとったくらいだ。

ただ、コメントを眺めてみると「読後に得るものがない」と書かれてあって、「なんか……そういう

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僕たちはマジックアワーを生きていたのか

秋葉原の夜19時はマジックアワーで全部が薄紫色に包まれていて、それはなんとも「欲望の街」という雰囲気を描き出す。目の前を、スーツ姿でリュックを背負った男性が、キックボードで過ぎていった。好きだよ、そういうの。缶ビールが熱く胃におりる。

福岡で傷ましい事件が起きて、すっかり心の平穏をやられてしまっている。吉行淳之介の小説に倣って「心の平衡をとる」ために缶ビールを飲んだけど、なんとなくまだ治らない。

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知らずの意味づけに気づいて

低気圧だと不調になるのはいつからだっけ、と、ストロングゼロのダブルマンゴーを飲みながらおもう。秋葉原の中央通りは雨でも活況で、海外から来たと思しき人がにこにこして過ぎゆく。

メイドやナースの格好をした彼女たちは、伸ばした髪が湿気にやられるのを気にしながら、今日も気を引くために裏路地に立つのかしら。防水加工のコスプレ衣装が急務である。洗えなそうだから大変か。

日記を書いていなかったひと月ほどの間

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恐怖は頭でつくられる

お化け屋敷に行った。物心ついてから、初めてのことだった。東京ドームシティにある五味弘文さんプロデュースの「怨霊座敷」。恋人が五味さんのお化け屋敷のファンで、これまでも作られるたびに足を運んでいたらしい。

恋人が行きたがっていたので、という理由に勝るモチベーションなんてそうそうない。ぼくは努めて「いいねぇ」と乗っかることにした。32歳にもなってお化け屋敷を妙に避けているのも、どこかで格好がつかない

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