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雪の日の図書館

こんにちは、ハシモト トショカンです。
本日も数ある記事の中からこの記事を閲覧していただき、ありがとうございます!

本日は、「朝にかけて関東甲信で雪、内陸や関東南部の平地で大雪、東京都心でも積雪」…という天気予報でしたが、皆さん無事に通勤・通学できたでしょうか?

雪が降ると、大学図書館では休館になったり短縮開館になったりすることがあります。

台風の時なんかもそうなんですけど、大学図書館は基本的に大学の運営方針に準じているため、「電車が止まっていて通学ができない」といった時に授業が休講になると、図書館も連動して休館になったり、予め「大雪」、「台風直撃」などのニュースが出ていた場合には、その時間に当たらないように事前に開館時間を短くするような措置を取ります。

また、出勤している時に天候が悪化してきた時には、「家が遠いスタッフから順次帰宅してください」といった指示が出ることもあって、私が経験した限りでは、利用者やスタッフが帰宅難民になったり、危険な目に遭わないよう、大学側がちゃんと配慮してくださっている印象です。

一方、公共図書館では、ちょっとやそっとの大雪、台風では休館、短縮開館にはならない印象です(あくまで私の経験上ですけど)。

「私が勤めてた所は東日本大震災の翌日もふっつーに通常開館したよ」

と仰っていたスタッフさんもいたくらいなので、本当によっぽどのことが無ければ、公共図書館は通常開館なんですよね~(東日本大震災より"よっぽど"のことが果たしてあるんでしょうか……)。

もしかしたら、大学図書館と違って、公共図書館では勤務しているスタッフさんが、地元の方の割合が多いため、最悪歩きでも出勤・帰宅できるということもあるかもしれませんし、以前から何回も出てきていますが、「税金で」運営している以上、そう易々と図書館を閉めるわけにはいかないのかもしれません。

私の経験では、公共図書館で天候による休館とか短縮開館になったのって、数年間で2、3回だったと思いますが、その度に利用者さんからお叱りを受けました。

「なんでこの程度の雪で閉めるんだ」

「誰に断って勝手に閉館にしてるんだ」

「昨日、台風の中図書館に来てやったのに、閉まってたぞ!閉めるなら電話で連絡しろ!」

これらは実際にいただいたご意見の一部ですが、そこまで「図書館を利用したい!」という強い気持ち、図書館への揺るぎない愛情を持っていただけるのは図書館員として非常に嬉しい反面、ご自身の、そして出勤するスタッフの安全にも少しご配慮をいただけるとありがたいのになぁ、なんて、思ったりします。

そもそも、台風の日とか、大雪の日って、弁償レベルの水濡れが大量発生するので、安全面、そして資料のことも考えると、やっぱり無理はしないのがいいんじゃないかなぁ…と、個人的には思います。

ちなみに、雪の日には、図書館間を走行して予約資料や返却本を届けてくれるトラックの到着が著しく遅れてしまうことがあり、シフトがしっちゃかめっちゃかになったり、スタッフ代わりばんこで雪かきをしたり、融雪剤を撒いたりと、普段よりも慌ただしい一日となります。

そうそう、以前、「雨の日の図書館」(https://note.com/hashitosho/n/n0777e2862240)でも書きましたが、雪の日でも、もちろん「常連さん」と呼ばれる方たちはいつも通り、同じ時間にいらっしゃって、いつもの席に座って、何事もなかったように雑誌や新聞を読んだり、勉強したり、PC作業をしたりして過ごしておられます。

私なら雨・風・雪の日には一歩たりとも家を出たくないと思ってしまいますが、さすがですね。

本日も長文にお付き合いいただき、ありがとうございました!

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