やるおわ

物リマインダーはほどほどに

物そのものをリマインダーにしてしまう、という手があります。

タスクリストを作ってそこにタスクを記載するのではなく、記入する必要のある書類そのものを机の上に置いておく、という方法ですね。で、仕事しようと机に向かえば、自然とその書類が目に入り、「あっ、そうだこの書類記入しないと」と思い出せる。そういう寸法です。

これはかなり強力なリマインダーです。「自分の通り道」に情報が置かれているので見逃す確率

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気が向いたときだけレビューする

『「やること地獄」を終わらせるタスク管理「超」入門』では、一種冒涜的な提案がなされていまして、それが「頓服レビュー」です。

基本的に、GTDなどのシステムではレビューは「定期的」に行うことが推奨されています。何せ、各種のリストが信用できなければ、次の行動の適切な選択はできないのですから、定期的なレビューは不可欠と言ってもよいでしょう。

ある意味で、GTDをシステムとして成立させるための肝がレビ

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働く人のことを考える

コンビニ店長というのは、典型的なプレイング・マネージャーなので、ありとあらゆる仕事を(それこそ雑用を含めて)やることになるのですが、やっぱり比重として大きかったのは、人の育成です。人に仕事を教えること。仕事をしてもらうこと。

その経験を10年くらい積んで思ったのが、「人っていろいろなんだな」という、至極当たり前の結論です。

コンビニのような零細企業ではなく、一流の上場企業がどうなっているのかは

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やるおわのロードマップ

最近は、ノウハウそのものよりも、そのノウハウを人がどのように身につけていくのか、に興味がある。『「やること地獄」を終わらせるタスク管理「超」入門』も、そこに問題意識がある。

ざっと、この本のロードマップを確認してみよう。大きく二つの流れがある。

まず、用語を知ることから始まり、実践への促しがある。この実践は、習慣化と結びついてはじめて効果を発揮するので、ここではセットになっている。

次に、失

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コントロールと選択肢と当たり前を壊すハンマー

以下の記事を読みました。実に楽しそうな対談です。

勝間和代×堀正岳対談。ライフハック、2019年の現地点 | ライフハッカー[日本版]

勝間さんは、『勝間式超コントロール思考』で、少しずつ自分がコントロールできる(≒影響を与えられる)領域を広げていく、というお話をされています。

で、その際に、たぶん必要になってくるのが、「自分にとって大切なものは何か・必要なものは何か」という判断基準と、「当

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インクリメントな環境改善と絶え間ない微調整

今週のメルマガで、最近のScrapboxの使い方を紹介した。

やっていることはシンプルであり、簡単な図を用いて紹介できるのだが、ここに至るまでの道のりは簡単ではなかった。

難しかった、というのではない。複雑だったのだ。

最初はEvernoteとScrapboxの使い分けに悩み、次にScrapoboxにアイデアを貯めていく形に悩み、最後にScrapboxでアイデアを育てていく行為に悩んだ。それ

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日々の「やること」と人生と

『「やること地獄」を終わらせるタスク管理「超」入門』(以下やるおわ)では、タスク管理に関する三つの視点を提示しました。

一つは、実際に取れる具体的な行動だけを対象にした視点。二つめは、タスク以外の情報も含めた「やること」に関わる情報を管理する視点。最後の一つは、そうした「やること」が本当に「やるべきこと」なのかを考える視点です。

タスクリストなどを使って日々の業務を回すのが一つめの視点です。こ

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やるおわとバーク

『100分de名著 オルテガ『大衆の反逆』』を読んでいたら、エドマンド・バークに言及している箇所に遭遇しました。

以下のようにあります。

私たちは理知的であればあるほど、あるいは理性的に世界や自分たち自身を見つめれば見つめるほど、自分たちの不完全性という問題に突き当たらざるを得ない。どんなにIQの高い人間でも間違いは犯すし、どんな秀才でも世界全体を正しく把握することなどできない。とするならば、

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やるおわと『グッドバイブス』

『グッドバイブス ご機嫌な仕事』には、「意味づけ」を手放す、という話がたびたび出てくる

現象や出来事は、ただそこにあるだけであり、そこから意味を汲み取っているのは、自分自身だ。プラスの意味を汲み取るのも、マイナスの意味を汲み取るのも、意味づけの機能なのだ。だから、マイナスのものがバンバン生まれてしまっているならば、その意味づけ機能(作用)を変えていきましょう、という話なのだと思う。『虐殺器官』で

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「やるべきこと」の射程はいくらでも拡がる

極論すれば、隣町に流れる川に浮かぶゴミは、拾わないよりも拾った方がいいですし、地球の裏側で食事に困っている子どもたちには、食事を届けないよりは届けた方がいいです。

こんな風に「しないよりは、した方がいい」みたいなことは、結構あります。というか、ほとんど無限に近くあります。

ということは、「やるべきこと」の射程は、理論的にいくらでも拡がっちゃうわけです。

何かの役割を、自分の責務だと認識すれば

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