アラブの春

Kingdomのバランス感覚【JOCV Day6】

先週水曜日にヨルダンに到着したのだが、そのことがヨルダンのオンライン紙であるヨルダンタイムズ紙に掲載されていた。

JICA dispatching new group of volunteers across Kingdom
The Jordan Timesより

この記事を見て分かったのだが、JICAがヨルダンへのボランティア派遣を開始したのは1986年。今日までで750人以上のボランティ

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『「いいね!」戦争』を読む(15) 「アラブの春」が独裁に繋がった理由

▼「アラブの春」が、なぜ独裁主義に吸収されてしまったのか。『「いいね!」戦争』は、「確証バイアス」や「エコーチェンバー」現象などの知見を使って絵解きしている。

▼毎度おなじみ、カスタマーレビューはまだ0件だ。2019年7月10日10時現在。

▼以下の引用箇所を読めばわかるが、この経緯から引き出せる教訓は、「アラブの春」だけに限った話ではない。ジョージ・ワシントン大学公共外交・グローバルコミュニ

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『「いいね!」戦争』を読む(14) 「確証バイアス」は脳の最悪の衝動の件

▼「インターネットと戦争と生活」について考えさせられる名著『「いいね!」戦争』の第5章「マシンの「声」 真実の報道とバイラルの闘い」は、人間の「脳」をめぐるネット戦略の中間報告になっている。

▼2019年7月8日現在で、まだカスタマーレビューは0件。0件のまま半月も経つと、なんだか面白くなってきた。

▼前回は、記事が真実であるかどうかは重要ではなく、「なじみがあるかどうか」で判断が分かれる、と

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それは、チュニジアのカフェでの会話から生まれた #令和のお祭り騒ぎに思うこと

「令和」が始まった。

わたしは、天皇制としての日本の植民地支配の歴史と、元号による時間の支配という観点から、(これらの文脈を考慮に入れずに)「令和」を取り上げるということ自体、ある種の暴力性をはらむものなのではないかと思っている。
そもそも、すべて神道が前提であって、多様な信条を持つ人たちが排除されているとも感じる。
だから、「平成」から「令和」という時間軸で生活することをわたしは避けてきたし、

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原油産出国と為替経済

本日は原油と経済をテーマに勉強します。
アメリカエネルギー情報局EIA(Energy Information Administration)が公開しているデータなどを参考にしています。

1. 原油産出国と消費国

はい、突然のクイズですが、
世界で一番輸出生産量が多い国はどこでしょうか?

え、サウジアラビア?アラブ首長国連邦?って思った人も多いかもしれませんが、答えは

アメリカ合衆国

です

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リビアで起こっていることを、これ以上ただ見ているだけではいられないから

「普通の人びとは、また国が一つになることを望んでいて、それが自分たちの希望なんだ。」
これは、リビア人の友人が以前わたしに語った言葉である。

今、リビアで起こっていることを目の前に、わたしはこの友人の声にどのように向き合ったらいいのかをずっと考えている。

考えても考えても、答えは出ない。
だけど、一つだけわかることがある。
それは、リビアで起こっていることを、これ以上ただ見ているだけではいられ

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アラブの春2019

2010-12年にかけて起こったアフリカでの民主化運動はアラブの春と称されてますが、最近またそのような運動があり、情報が混乱してきたのでまとめました。

アルジェリア
2019年2月ブーテフリカ大統領の5選表明に反対するデモ。20年にわたる長期政権、および高齢(82歳)のため。閣僚を変えるなどでデモを鎮めようとしたがデモは収まらず最後は軍部が引導を渡し政権は崩壊する。

リビア
2011年のアラブ

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スーダン、治安部隊の暴力に抵抗する民衆

【視点論点】スーダン人民の反乱治安部隊の弾圧で拡大 
1672号, 2019年2月10日、編集部 脇浜義明

 スーダンでは今、パンの値上げを発端に始まった抗議運動が、オマル・アル=バシール大統領打倒の反乱に発展している。

 同大統領は、1989年にイスラム主義勢力の支援で、敢行した軍事クーデターで権力を握った人物だ。治安部隊の実弾発射に悲鳴を上げて逃げまどう民衆の姿が世界に発信されたが、まるで

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太陽がまぶしいアルジェリアの料理を知るための10皿

「ここは地の果てアルジェリア」という歌詞の「カスバの女」という流行歌が昔あって、青江美奈という、かつて一世を風靡した歌手が歌っていた。

しかし、アルジェリアが「地の果て」というのは、恐ろしいほどの誤解だ。地中海のフランスの対岸。首都アルジェまでパリから飛行機で2時間ほど。かつてはローマ帝国の植民都市が繁栄した文明揺籃の地でもある。

19世紀から130年にわたり、フランスの植民地だったこともあっ

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