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#02 101号室 カレー

拙作の140字小説(2023-11-13 公開分)に関する補足説明と、読み手の皆々様、殊に医療関係者各位へのお詫び、及びお願い

秋祭りの夕方、子供と手を繋いだ中学の同級生と近所で出会した。小型犬のリードを引く男性も一緒だ。「久し振り。お祭り?」「ん…。そっちは?」「行ってきたとこ。これから家で御飯」連れの男性とも会釈を交わして別れる。当時のニキビは跡形もなく、終始笑顔の彼女に、「お幸せに」と言えなかった。

拙作 https://note.com/kinosita_asahi/n/n12aab4779429 についてですが 主人公が留め置かれているのが「(少なくとも、正規の)病院・診療所などの医療施設」とは また「白衣の人物」も「(少なくとも、正規の)医療関係者」とは限りません。

夢を見た。繰り返しの採血が原因で貧血気味なのに、手当もなく、重ねて採血される。採取された血液の後を追うと、何処かに売られる所で、覗いていたのを見つかって捕まり注射を打たれ、気が遠くなったところで目が覚めた。「大丈夫ですか?」寝台の脇には、採血の器具を携えた白衣の人物が立っていた。

毎年一緒の秋祭りを、高一の姉は「もう小四なんだから友達と行きな」と一人で出掛けてしまった。慌てて後を追うと、姉は街角で、背の高い、犬を連れた同年代の男の人と話している。「この子がトト?賢そう」その人と姉は並んで神社の方へ向かう。私は、二人と一匹の後姿に紐付けられたように歩き出す。

#青色の彼方

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