サイコ工場

Subba Factory - Ω

いまだ生まれいでざるもの、すべての純真無垢な、ほかと区別のつかない無のひとひらに告ぐ−−−人生にご用心。
 いや、魚生というべきか。私は、魚生ならぬ人生に罹ってしまった。人生に罹り、意識を持ってしまった私は、少し群れから外れて水面に上がった。すると、聞き慣れぬ奇妙な鳥の鳴き声が聴こえた。
「プーティーウィッ?」
 揺ら揺らと水面に泳ぎ上がった私の体は、その声に再び目覚めさせられ、群れの方へと戻され

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Subba Factory - A

ある朝目覚めると、自分が巨大な毒虫になっていることを発見した。
 そんな風に外圧的に、日常を辞めても良いという許可が欲しい。工場勤務の辛さを知っている人間がどれほど居るだろうか。俺はAIが人間様の仕事を奪うというなら、本当に早く奪って欲しい。俺が生きて居る間に奪って欲しい。朝は5時に起きる。5時に起きる生活のせいで、夜遊びは出来ない。まぁ特に酒を呑むのが好きな訳でも無いし、女に金を使える程の金も無

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