サッカーの戦術

メトロポリターノに沈んだユベントスの欠陥

18/19シーズンのUCLのノックアウトステージが開幕し、平日の寝不足に悩まされる日々が始まった。そんな中で注目されるビッグマッチ、アトレティコ・デ・マドリーとユベントスの一戦が、エスタディオ・メトロポリターノで行われた。結果は2-0でアトレティコの勝利。下馬評を覆し見事なゲームを見せたホームチームが先勝した。
 では、なぜ”あの”ユベントスが2失点もして敗北したのか。そこには明らかな欠陥があった

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守備トレンド?

最近見たいくつかの試合で行われていた守備の形なので、もしかしてトレンドと言えるのかも。
ショートパスばかりのチームには大体刺さるのでは。

■その守備方法

方法自体は複雑なものではない。

①攻撃側が後方でボールを持っているとき、守備側は相手の中央に位置する攻撃側の選手(図の白エリアの部分)にパスを出させないような配置を取りながら、ボールホルダーにロングボールを蹴らせないようなプレッシャーをかけ

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逆ポケクロス

トレンドと言って良いのか、昨今よく見かけるプレーで、これを狙うことはとても効果的というプレーがあるのでご紹介。

■ポケットとベルト

まず名称の説明。

この画像のようにピッチを縦に5つに分けて、サイドとセンターの間の部分をハーフスペース(HS)と言う。

ペナルティーエリア内のそのHSに該当する部分(画像の黄エリア)を『ポケット』と言う。
(ちなみにCBとSBの間はチャンネル)

このポケット

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ぼくのかんがえたさいつよのこうげき

■まずは攻撃時の新フォメ表記のご提案

昨今のサイド幅担当はWGだったりSBだったり様々で、従来の4-2-3-1などポジションラインごとの数字だけではどの位置がサイドに位置するのかわからない。
ということで幅担当がどこの高さにいるのかを表記できた方が良いかなと思いついたのがこれ。
センター(ハーフスペース含む)を数字にしてサイドをLとRでそれぞれの高さに記載。

例 『2-2R-3-1L』

『2

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カンプ・ノウで何が起きたか?【クラシコレビュー】

18-19シーズン最初のエル・クラシコはカンプ・ノウが舞台。昨季スペイン王者と、低迷する欧州王者が相見えることとなった。
 結果は5-1。蓋を開けたらバルセロナの圧勝・マドリーの惨敗という結果に終わった伝統の一戦であったが、果たしてカンプ・ノウで何が起きたのか?

 前半は全体を通してバルサが安定したポゼッションを維持し続けた(支配率62%)。それに対してマドリーはハイプレスをかけず。ボール保持を

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サッカーの新しい見方、優位性モデルとは?サッカー4局面との構造的カップリングについて

こんにちは。ヤマザルです。
この優位性モデルというのは最近抱えていたいくつかの疑問から発展して作っていきました。
僕が考えていた疑問としては

1ポジショナルプレーとはポゼッションサッカーなのか?
2サッカーの4局面モデルでサッカーは語れるのか?

という部分です。
1についてですが、ポジショナルプレー=ペップやサッリが選択するサッカーというイメージが強いので、どうしてもポゼッションサッカーとして

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第一次代表メンバー発表(がっかり)!現代サッカーの基本をおさらいしつつ日本代表と照らし合わせてみたら浮き彫りになった(タイミングはさておき)ハリル監督解任の妥当性(ソフト面篇)

さて、前回の記事の裏付けとなる戦術論編。

まずは現代サッカーの基本をおさらいしていきたい。
攻撃と守備の分業時代を経て確立された〈全員が攻撃と守備に関与する〉現代サッカーの戦術を端的に表すと、「〈4-4-2〉などの数字で表される、前線からDFラインまでの三つ(ないしは四つ)のラインをコンパクトに保ってスペースを消す守備方法」ということになる。

ラインの距離を狭く保つことのメリットは以下の二点、

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僕はサッカーを見るのが好きなので、その意味で消費者。以前は、「戦術を理解して会社などの組織論についてのアイデアを膨らませる」ということをしていたので、無駄ではなかったが、生み出した資本を蓄積したのは会社であって僕ではない。