デザイン留学

京都工芸繊維大学D-labの招聘デザイナーに着任しました。

平成最後の夏にパーソンズに留学し、久方ぶりの学生に戻って以来、早1年目のシーズンが終わり、8月まで長い夏休みに入りました。この間学生は実家に帰ってゆっくりしたり、旅行したり、インターンしたりと思い思いに過ごしていくことになります。

そんな中、私はというとこのたび、京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab (D-lab)のデザイナー・イン・レジデンスプログラムの招聘を受け、本日6月1日か

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インタラクションデザイン留学@コペンハーゲンの始まり

私は2019年1月からCIID (Copenhagen Institute of Interaction Design)というデンマークのコペンハーゲンにあるインタラクションデザイン学校に通っている。ここではCIID留学で学んだ事・感じた事について徐々に紹介していく。

CIIDについて

CIID(Copenhagen Institute of Interaction Design)は、デンマー

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"体験の消費"と"デザインへの依存"

“デザインが世界を覆い尽くしつつある”

住むところ、つかうものごと、人とすごす時間。

消費の対象はモノから体験へと拡張され、暮らしの大半が他人に“設計されたもの”の中で進んでゆく。

そのせいか、心地よくない経験をしたときには、“デザインが良くない”と感じてしまうようになった私たち。

いつからか、暮らしは他人がつくるようになった。

人間関係や時間、空間、身の回りの全てがデザインの対象であり

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デザイナーになることをやめた話

自分は何のためにはたらくのか。
あなたは何がしたいのか。

僕らの世代は誰もが社会という舞台を目の前に、この大きな看板を突き立てられる。

その1人である僕が、デザインを学べば学ぶほど、自分の肩書きはデザイナーではない気がしてきたというお話。

"究極のそもそも論"

それを売って、その人が本当に幸せになるのだろうか。
その小さな不満を解決しても、また別のそれが出てくるだろう。
すぐに当たり前にな

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“Design for Human Autonomy-人々の主体性のためのデザイン”

これまでの思考とフィンランドのアールト大学での学びの中で、デザインにおける生活者それぞれの“主体性”ということが重要なキーワードとして確立してきたので、文章にしながら整理を。少し長くなったので、前半部だけでも読んでいただけると。目次から大体の内容は察していただけると思います。

目次
・主体性とは何か?
・どうして主体性が人々に必要なのか
・作り手と消費者という関係性
・生活者が自身で見出して

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歴史のパッチワークとしての都市・ベルリン

私の通っている大学は、歴史意匠が有名で、必ず過去とのつながりのもとにデザインするという暗黙の了解があった。

住民がとうの昔に忘れ去ってしまったその敷地のでき方、根付いている形のない文化、新陳代謝が激しい都市で消えゆくものを残す事に美徳を持つ、デザインとはそういうものだという共通認識のもとに教育を受けた。

「過去の軸を引いてきました」「インフラの痕跡を建築として顕在化します」そんなものを建築の設

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日本からドイツに飛び出して、感じたこと

こんばんは、mariです。
2016-2017年に大学院2年で、1年間ベルリン工科大学の建築学科に留学していました。向こうで書いていたものや帰国後のテキストが下書きに結構いるので(笑)、少しずつリリースしていきます。

ベルリンでの生活は本当に楽しく、今でもなおベルリンに戻りたいと思い、
実際に私はまたベルリンで暮らす準備をしています。

もちろん楽しいことばかりだったわけではなく、正直毎日悔しい

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"自由"のためのデザイン;人間中心デザインを捉えなおす

(この記事はアールト大学のUID というコースにおけるエッセイ課題「あなたにとって人間中心デザインとはなにか?」を簡潔にまとめ直したものとなります。)

なぜ自由のためのデザインが必要なのか?

私たちの身の回りには、「人のために」デザインされたもので溢れています。今世紀を代表するデザインとテクノロジーの結晶、スマートフォン。ただ、私たちがそれによって"スマート"になったでしょうか?暇があればスマ

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フィンランドデザインと文化;独立とデザインの歴史

ぼくが今留学している国、フィンランドはデザインでとても有名で、マリメッコやイッタラと言ったブランドの店舗には日本からのお客さんが非常に多い。加えて近年ではサービスデザインやコデザインと言った領域でとても進んでいる国です。例えば、ヘルシンキ市政の各局、例えば移民局にデザインチームが設けられたり、Participatory Budgetingと呼ばれる政府の予算をどう配分するのか?をボードゲームを活用

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海外のオンラインUXデザインブートキャンプを受けた

2017年から2018年の1年以上に渡り、ベルリンのCareerFoundryという会社のオンラインUXデザインブートキャンプを受けました。
日本人のデザイナーにこの話をすると興味をもつ人が多く、自分の体験談がより多くの人の刺激になればと、実際よく聞かれる質問に回答する形でシェアできればと思います。

目次
Q1. なんでそのブートキャンプにしたの?
Q2. 英語ペラペラなの?
Q3. どんな感じ

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