真実の10メートル手前

真実の10メートル手前  米澤穂信

「さよなら妖精」の登場人物、太刀洗万智は新聞記者となり、フリーの記者となった。太刀洗が取材した事件の短編小説集。
事件の取材がテーマなので、「日常の謎」とは違うのですが、取材対象の僅かな情報から事件の真相を見抜いていく太刀洗の様子がリアルに描かれています。どの人にもちょっと距離を取り接している癖の強い太刀洗の性格がよく描かれています。
「王とサーカス」より後の出版ですが、どちらを先に読んでもよいと

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うれしいです!
2

王とサーカス

『真実の10メートル手前』が面白かったので、同じシリーズの2冊『さよなら妖精』『王とサーカス』を読みました。
以下、本の感想です。



『さよなら妖精』では、ユーゴスラビア紛争(1991年~)、
『王とサーカス』では、ネパールの王宮で起きたナラヤンヒティ王宮事件(2001年6月)が描かれている。

普段、身の回りのこと以外にまで目が向けられない自分にとって、『さよなら妖精』『王とサーカス』の

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