はっとん

そこらへんの大学生です。専攻は臨床心理学。 多分心理学関係より、哲学やらジェンダー論…

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そこらへんの大学生です。専攻は臨床心理学。 多分心理学関係より、哲学やらジェンダー論あたりについて書いていくと思われます。

最近の記事

差し出されれば、受け取らねばなるまい

ああ忙しかった。 前回のnoteを書いてから直ぐにまた人生がとんでもない事になった。 まあ、特に心身が疲れているわけではないが、何か書こうとは思えてこなかった。 「両手をふさぐこと」は読み返してみると、なーに言ってんだこりゃと思ってしまったので、そのうち消すことにする。 あれの続きを書かなきゃいけないという強迫観念も、書けなくなっていた要因だったのだろう。 それはさておき、春が来た。 1年で1週間あまりの間だけ、外では瞳のどこかにピンク色が映る。 どれが梅なのか桜なのか、

    • あなたの存在が交換可能かどうか、というのはあまり考えても意味が無い

      • 価値基準を恥ずかしいか恥ずかしくないかに設定してしまうと、死にはしないかもしれませんがかなり嬉しくない人生になります

        • 祭りに紛れて声をあげ、投石機に合わせて小石を投げる (下)

          前回のを書いた直後に、なぜ僕がああいうムーブメントを祭りであると表現したのかが分かった。 ちょうどその頃に、ライターの借金玉さんが、Twitterで似たような現象を指して祭りであると批判していたのだった。 借金玉さんの比喩センスがとても好きなので、僕もほぼ無意識的に同じ物言いをしてしまったのだろう。そう考えると恥ずかしい感じもする。 とりあえずこのnoteは特に収益化をしているわけでもないので、ご本人の気を害さないといいなあと願っている。 いやあ、前回のを書いてから、

        差し出されれば、受け取らねばなるまい

        • あなたの存在が交換可能かどうか、というのはあまり考えても意味が無い

        • 価値基準を恥ずかしいか恥ずかしくないかに設定してしまうと、死にはしないかもしれませんがかなり嬉しくない人生になります

        • 祭りに紛れて声をあげ、投石機に合わせて小石を投げる (下)

          祭りに紛れて声をあげ、投石機に合わせて小石を投げる (上)

          誰かが「社会で生きのびる上での最善の策は、黙っていることだ」と言っていた。 本当にそうだと思う。 大抵、何かを意見しても良いことなんてほとんどない。ちょっとでも間違っていたり、誰かの気に触れれば、発言者の生涯すら台無しになりかねない。 そういう時代になってしまったというべきかは分からないけれど、この流れが加速しているということは間違いなさそうだ。 ひとつの発言の中に配慮や知識が足りなければ、速攻キャリアが丸つぶれ。僕たちはいつからこんな危ない人生ゲームをしているのだろ

          祭りに紛れて声をあげ、投石機に合わせて小石を投げる (上)

          LGBT、おじさんにとっちゃあ地震

          (※6月17日、文章の真ん中辺りに色々と付け加えました。) 「LGBTを差別しているなんて時代遅れだね」「令和なのに古い考え方だね」性的少数者差別に対し、よくこうした批判が投げかけられる。 そうか。今やLGBTが時代なのか。そんな風に思った時、僕は何となく、時代に置いて行かれたような気分になった。 いわゆる「時代遅れで古いおじさん」が代表するような保守的な価値観を持つ人々が、種の保存がーとか、生物学的に認められないーとか言っている間に、リベラルの人達はジェンダー平等など

          LGBT、おじさんにとっちゃあ地震

          あなたが今辛くても、それによって誰かが得をしているというわけではない。

          あなたが今辛くても、それによって誰かが得をしているというわけではない。

          いいこと、ないよね

           いいことないかなー  インスタのストーリーでも、ツイッターでも、僕のとなりでも、そう言う声が聞こえてくる。  初めてのnote投稿から半年以上も開けて、ようやく新たに書き始めた内容がこれというのも難だけど、最近いつもこの言葉を目にしている。  みんなの言ういいことって何なのだろう。お金がたくさんもらえるとか、人生の伴侶に巡り合うとか、そういうことなのだろうか。それか、本人にも、その「いいこと」が何かは分からないのかもしれない。逆にそれが肝であったりして。なんだか、自分

          いいこと、ないよね

          差別ではないもの・障害について

          注意書き? この文章は、札幌学院大学2019年度後期の障害学における私の課題レポートを、一般向けに編纂したものです。少々の内輪話や、堅苦しいレポート向けの言葉遣いにご注意ください。ですが、本稿を読むにあたって、特別な専門知識などは必要ありませんので、気軽にお読みください。 はじめに 差別とは、何なのだろうか。  誰もが「差別は良くない」と考えている。  しかし、その憎むべき対象は果たしてはっきりしているのだろうか。差別と区別の境界線はどう引かれればいいのだろうか。本稿で

          差別ではないもの・障害について