私は過去のことはあまり多く語る方ではないのですが、私が心身の健康に取り組んでいる理由が二つ程あります。


一つはメンタルの辛さと、身体の痛みが伴うと本当に死にかけるくらい苦しいという事実を体験しているからです。

19年前、身体も起こせないくらいの咳と倦怠感、ストレスで専門学校を中退しました。そしてニートになり、なんか働ける状態まで回復してからはフリーターとして飲食店で働き、そしてなんとかそのお店で就職する事ができました。

働いていくうちに生きる希望も見つけ、充実した日を取り戻せていたのですが、その後、今の家内が精神疾患に悩まされ、同居していた事もあり自分自身も強く影響されてしまいました。

本当に“死にたい”と感じてしまったこともありました。

なんとか私自身仕事辞めたことで、新たに切り替えができたので回避できた部分はありました。

今こうしてマインドフルネス瞑想を伝える活動をしている事には意味があります。

自分と同じ辛い思いをする人が少しでも減って欲しいと願っている為です。
心身の健康を守る事、良くすること、それは誰もが持つべき権利であり、そうであるべきです。
単純にこれが一つ目の理由です。

もう一つ目の理由は、家内の友人を助ける事ができなかった事です。

開業当初からメンタルヘルスに関して少しずつ院内でのみ活動をしておりましたが、今程、情報の発信や行動もしていませんでした。家内の友人も仕事でメンタル不調を起こし、その都度来て頂いた時には、カウンセリングや自律神経の調整施術を施しておりました。

家内の方もコロナ期間でなかなか連絡も途切れ途切れで、しばらく顔を見ていなかった時期がありました。

そして突然の訃報。

この時ほど自分の行動を後悔した時はありませんでした。
自分にもっと心を理解する力があれば、傾聴力や実力があれば亡くなることはなかったのかと。

それ以来、本格的に行動する事と実践する事、を決意しました。ある程度、知名度や認知もないとダメだという事も分かりました。

そして昨年は活動の発信を多くした結果、色々とご縁が繋がり多くの方々と出会い、活動の幅を広げる事ができました。

私がマインドフルネスを伝える理由の大きな根幹はここにあります。

だからこれからもずっと伝える続けていくつもりです。1人でも多くの方のお話を聞く為に。。