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映画

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2021年12月の記事一覧

2021年に選ぶ映画たち *Wake Up!!!*

今年も今日で終わりです。大雪の中実家に引きこもっています。 今年は色々とボロボロな年だったので、例年では大体60〜70本の映画を観るのですが今数えてみると44本しか新作を観ていませんでした。 これだけしか観てないのにランキング出すのもな〜でも毎年やってることだしやらなかったら気持ち悪いよな〜でも正直めんどくさいよな〜と結局大晦日までズルズルとランキング作りを先延ばししていたのですが、結局作りました。やったね! twitterでつぶやいた短い感想付きでまとめていきます。上半

おすすめしたい今年見た映画5選+α

今年見た映画も振り返っておこう。映画は、そんなに詳しくないけれど好きです。若い頃、映画制作の専門学校エンブゼミナールに通っていたこともあるのはちょっと自慢です笑。 今年は、興味があってもなくても映画を見る、を一つの目標にしていましたが、後半怠けてしまい・・・。来年の目標は、映像作品にふれること。そして映像作品に関わること、です。 本当は、映画を見終わった後、「あそこはこうだよね、ああだよね」と言い合う時間を持ちたい。だから鑑賞日記のように独り言を呟いております。では、私の

【総括】2021年 映画ランキング! (興行収入、Filmarks)

今年も早いもので年末になってきました。 いろいろと観てきた作品を集計中ではあるのですが、自分のランキングは年末ギリギリまで今年公開の映画を観てから決めているので年始に発表したいと思うのですが、公表されている世間的な映画ランキングを今回紹介していければと思います! 興行ランキングと、映画レビューサイトFilmarks(フィルマークス)による映画ランキング、それぞれのトップ10を見ていきたいと思います。 すごく特徴が出ていて面白いです。 映画興行収入ランキングまずは興行ランキ

映画館っていいな、と思ったこと

 映画館に行ってきた。その映画館には、今回初めて行ったのだけれど、こじんまりとしつつ、良い雰囲気の映画館だし、スタッフが親切な方ばかりで驚いた。  この数年は特に、映画館の人々も配慮することが多く大変だろうに、それらを感じさせないスタッフの方々のやさしさが、やりとりの端々にあった。そういったことが当たり前ではないはずだからこそ、恐れ入る。  また、今までは映画館へ行き、座席に座ると前方の人たちの頭の位置が気になったり、座席同士の距離感などで窮屈に思うことなどが普通だと思っ

映画「偶然と想像」昔の終わらなかった恋愛を思い出す

映画「ドライブ・マイ・カー」の濱口竜介監督作品「偶然と想像」を鑑賞した。 パンフレットに「短編集」と書かれていた通り、3つの短い恋愛と性愛に関する物語だ。それぞれの話に特につながりはないが、どれもが現在の日本社会の縮図を表しているようでもあり、不思議だけれど、どこか身に覚えのある話ばかりだった。 対話形式で進行していく作風が、エリック・ロメールや、(少しタイプは違うが)ビフォアサンライズなどを思い出させてくれて、私の好みだった。 この作品を観た直後は、前作の「ドライブ・

A Beautiful Mind 2001年 米国伝記映画 監督:Ron Howard 出演:Russell Crowe、Ed Harris ノーベル賞受賞 天才数学者、ジョン・ナッシュの半生 当然ですが脚色はあります トレーラー https://youtu.be/aS_d0Ayjw4o

映画「The Unforgivable」

結局昨日は映画館へ行くことなく、夜家で映画を鑑賞しました。 アカデミー賞主演女優賞経験者サンドラ・ブロックが、許されぬ罪を背負い生きる元受刑者を演じたヒューマンサスペンスです。 サンドラ・ブロックが主演のほか製作も務め、2019年第69回ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞、注目のドイツの新鋭ノラ・フィングシャイトが監督です。ビンセント・ドノフリオ、ビオラ・デイビスらが共演していました。Netflixで2021年12月10日から配信。それに先立ち11月26日から一部劇場で公開

再生

リアルタイムで見た「BELUSHI」ドキュメンタリー by R.J.カトラー

12月17日から公開の「BELUSHI」 http://belushi-movie.com 私が渡米したのが1976年5月。既に前年1975年10月にスタートしたBELUSHI出演の毎週、土曜日夜11時半から夜中の1時まで放映された「Saturday Night Live」(SNL)とにかく爆発的大人気番組になっていました! これは日本では放映されていなかったので彼の話を日本でするとBlues Brothers?とかになるギャップがあり。でもこのR.J.カトラー監督のドキュメンタリー映画自体は我々がどこにいようが彼本人を知らなかった人をはじめ、本人や親しかった人々の音声で素顔のBELUSHIが語られているところが必見! 本当のBELUSHIがここにいる。 いまだに続いているSNLのお約束opening台詞「Live from New York! It’s Saturday Night Live!!」でスタートするこの番組は初期メンバーならず、その後も錚々たる顔ぶれのコメディアンスター達、中にはオスカー俳優まで生み出しているし、Musicians、カメオ出演もトップレベル! その後の映画「Animal House」(1978)などは当時、カフェテリアで誰かが‘Food fight!! ‘なんて叫びようものならシーンの如く食べ物が空中を飛び交っていたし、数年後の大学のハロウィーンパーティーでTOGA(bed sheet巻いて冠かぶったまんま山手線に乗り込んだ学友達は退学寸前になったりと)影響力は凄かった。ワタシはどんな学校に行ってたんだか? しかし….そんなBELUSHIもスピードボールのODにより33歳という若さで1982年に短い生涯を遂げる。 その頃🇺🇸にいた友人や彼のファンに取っては悲しい3月5日。コメディアンも小説家もクリエーター達も才能が生まれなくなると苦悩に苛まれる…そして死。 唯一感動したのはどんな状況にある彼をも100%愛し続けた妻、Judith-ジュディに書いた手紙。泣けちゃう。 この映画を機に是非彼の残したclipをYouTubeでも見て爆笑してほしい😆😆😆😆😆 個人的にはギリシャ兄弟ビル・マレー、ダン・エイクロイドら共演の「チーボゲ」「ペプシ」@OlympiaRestaurantが好きっ 後にBlues Brothersで来日した時、吉祥寺にあるライブハウスでSheena & Rocketsの鮎川誠さんのライブに彼らが飛び込んできた話をきいてビックリ! http://www.rokkets.com/archives/7greats/int_bb.html #ベルーシ #rjカトラー #snl #ブルースブラザーズ #アニマルハウス #ダンエイクロイド #鮎川誠

【暴走する野生】『MONOS 猿と呼ばれし者たち』感想【コロンビアの過去と未来】

どこか分からない山の奥、10代の少年少女達で構成されたコミュニティがあった。「モノス(猿)」と呼ばれる彼らは、年頃の子供らしい日々を過ごす傍ら、1人1人が銃を所持していたり、人質の女性を監視していた。ある日、組織から預かっていた乳牛を仲間の1人が誤って撃ち殺したことをキッカケにある事件が起きる。それを始めとして次第に彼等の中の規律も乱れていく… 10月30日から公開している『MONOS 猿と呼ばれし者たち』。2019年に製作されたコロンビアをはじめとする8ヵ国の合作による作

2017年のエドガー・ライトと2021年の『ラストナイト・イン・ソーホー』

「Corneliusを最前列で観ていたら、エドガー・ライトがいた」 そんな話を聞いたのは2017年のフジロックのこと。一緒の宿に泊まっていた大学の先輩が興奮気味に話していたことをよく覚えている。当時のエドガー・ライトは『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ホットファズ-俺たちスーパーポリスメン-』『スコットピルグリムVS.邪悪な元カレ軍団』のように人を喰ったような(邦題のせいもあるが)それでもどこか憎めないB級作品を作る映画監督、といった認識だった。それらの作品における音楽、映画

ホラーでヒット連発!ブラムハウスを知ってるか!?

こんにちは。 「映画をレーベルで選ぶ」という切り口で以前もnoteに書いたのですが、今回もそのシリーズで、ホラーでヒットを連発している新鋭レーベルのブラムハウス・プロダクションズを紹介してみたいと思います。 個人的にはホラーは苦手なのであまり観てない方だと思うのですが、「これは!」という作品は、全身ガチガチに力みながら頑張って観ています笑 ホラーというジャンルは昔から人気がありますし、アメリカとかでは若者がわーきゃー言いながら楽しく観るものだったりもしますが、ブラムハウス

Bee Gees / 小さな恋のメロディ(Melody)

この映画は小学生の頃、同級生の友達(男子女子数人づつ)で映画館へ見に行った記憶があります。 映画が終わったあと、どうしたのだろう? そのまま解散したのか、男子、女子それぞれで何処かに行ったのか記憶がありません。 何も覚えていないということは、映画のような展開がなかったことだけは確かです😊 小さな恋のメロディ(Melody ) YouTubeで映像のさわりを見てみると、微笑ましいシーンばかりで、初々しい小学生の初恋。 自分が小学生の見た時は「夢物語」の様に感じたのではないか

【映画感想】大切な人との、あたたかい食卓

ドラマ化&映画化され、今巷でブームを起こしている”きのう何食べた?”。 お恥ずかしながら原作はまだ少ししか読んでいないのですが、ドラマ版が大好きで、もう何度もリピして各話15回くらい見ています(笑) シロさんやケンジをはじめとする魅力的な登場人物はもちろん、ほっこり&ちょっぴりせつないストーリーに癒される日々。 「今日ちょっとご飯作るのだるいな…」 と思ったときにあのドラマを見ると、自然と料理欲がムクムク湧いてくるから不思議です。 もはや何食べ無くして生きていけない身

タイタニックの夏

私にとって、1998年の夏といえば、アメリカへの短期留学をした中学2年の時のことで、 3歳から続けていたピアノをやめ、いまいち打ち解けられない同級生との溝を感じはじめ、初めて異性へ告白した年のことだ。 そして、映画「タイタニック」があった。 きっと私の映画への愛はここからはじまった。 タイタニックが公開されたのは前の年の冬1997年12月だ。すでにレオナルドディカプリオの熱烈なファンだった13歳の私は、当時仲の良かった友人2人を引き連れて公開直後に劇場へ足を運んだ。友