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映画

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2022年1月の記事一覧

映画「ホーム・チーム」

本日は週末の映画鑑賞備忘録です。 ニューオーリンズ・セインツのヘッドコーチ、ショーン・ペイトンがNFLからの1年間の停職中に12歳の息子のサッカーチームをコーチした実話に基づく物語。 チャールズとダニエル・キナンが監督、クリスティ・トーネとキース・ブルームが執筆、ケビン・ジェームズ、テイラー・ロートナー、ロブ・シュナイダー、ジャッキー・サンドラー、テイトブルームらが出演しているアメリカのスポーツコメディ映画です。 アダム・サンドラーとケビン・ジェームズ、2人のプロダクシ

Amazonプライムビデオで観られるおすすめ短編映画、5選!

映画館でも話題作が続々と公開されてますが、動画配信でも気軽観れる作品って結構あります。 そして10分〜20分くらいの短編映画でも秀逸な作品、ワンアイデアで確立されて面白い作品などいろいろあります。 そんな中から今回は、Amazonプライムビデオで鑑賞できる短編映画を紹介できればと思います! 『とっくんでカンペキ』こちらの上映時間は、3分! めっちゃ短いですが、ワンテーマを見事に表現しています。 内容書くとネタバレというか分からないで観た方がいいので書きませんが、とってもほ

【日本の暗部を煮詰めたような】映画『さがす』感想【心抉られる】

「指名手配中の連続殺人犯見たんや。」と言う父、智の言葉から始まった。娘の楓は冗談だと聞き流していたが、翌朝、父親は家から姿を消していた。警察にも取り合ってもらえない中、担任の教師や友人と必死に父親の行方を捜す楓。やがて、日雇い現場の名簿に父の名前を見つけるが、会いにいったその人物は全く知らない若い男だった。失意の中、楓は連続殺人犯の指名手配チラシに目が止まる。そこには工事現場で会ったあの若い男の顔があった… 2022年1月21日から公開の映画『さがす』。『岬の兄妹』(201

世界は光と闇でできているー「LION〜25年目のただいま」鑑賞

気になっていた映画「LION /ライオン 〜25年目のただいま〜」を見ました。 私はどうしても、"based on a true story" 事実に基づいた映画、というものに引かれてしまいます。誰かの「事実」がどのように「表現」されておるのだろうか、と。 2017年の映画。公開当時に情報が入っていない自分が情けない。 当時話題になっているはずなのでご存知の方も多いかもしれないが、この映画は、5歳の時にインドで迷子になったサルーが、オーストラリアで養子となり、25年を経

映画「空白」

本日は昨夜観た映画の備忘録です。 (C)2021「空白」製作委員会 吉田恵輔監督によるオリジナル脚本作品で、古田新太主演、松坂桃李共演で描かれたヒューマンサスペンスです。 悪夢のような父親・添田を古田、彼に人生を握りつぶされていく店長・青柳を松坂が演じ、花音の母親を田畑智子、添田をしたう漁師を藤原季節、娘の花音役を伊東蒼が演じています。青柳のスーパーのパート役・寺島しのぶ、花音の担任役・趣里も存在感がありました。 娘が亡くなったことで、娘の遺品と向き合い、彼女の真の姿

読書感想文&映画鑑賞文【第三の男】グレアムグリーン

noteの更新が止まっていましたが シレッと再開します 今年最初の読書感想文は 私が愛してやまないイギリスの巨匠 グレアムグリーンの【第三の男】 グレアムグリーンが大好きなので 何度も同じ小説を読みます まずは小説【第三の男】から 作家のロロ・マーティンズは、友人のハリー・ライムに招かれて、第二次世界大戦直後のウィーンにやってきた。だが、彼が到着したその日に、ハリーの葬儀が行われていた。交通事故で死亡したというのだ。ハリーは悪辣な闇商人で、警察が追っていたという話も聞か

映画『ハウス・オブ・グッチ』をより楽しむための見どころ紹介!

年始から『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』にイーストウッドの新作『クライ・マッチョ』などなど話題作が続いてますが、その中でも目立っているのが『ハウス・オブ・グッチ』です。 誰も知るあの高級ブランド「GUCCI」にまつわる知られざるスキャンダラスな内容で、それを豪華キャストで見事に描いた本作は見どころも多いので、今回取り上げてみたいと思います! 『ハウス・オブ・グッチ』<あらすじ> 庶民出のパトリツィア・レッジャーノは、パーティで偶然グッチ家の御曹司マウリツィオと出会

五条悟の魅力を言語化してみた「ちゃらんぽらん」?「最強」?

お久しぶりです!1000年ぶりですね(?) 去年はシンエヴァ、竜とそばかすの姫を観た時に、あーこれはnoteをかかなければと思ったものの完全に放置してしまいました。悲しい。 今日は私が絶賛どハマり中の「呪術廻戦」の、五条悟の魅力について頑張って言語化する回です。 なんといっても、五条悟役の中村悠一様が「五条の魅力は言語化不可能」的なインタビューが世に出ていたため、何としてでも私が言語化しよう!と思った次第です(特級のおこがましさ) 呪術廻戦のファンの皆さま、ひいては五条

先日、初めてファンアートが本人に届いたんです…! 画面の向こう側のキラキラ輝くフランス人の女優さんが私の絵を見てくれたなんて、いまだに実感は湧かないけれど嬉しさがこみ上げてきました…☺️ SNSってすごい✨カミーユ、これからも応援しています!

2021年の映画ベスト10に入らなかった良作10選!

先日、2021年の映画ベスト10を外国映画と日本映画とそれぞれ発表したのですが、惜しくも10本に入らなかったけど良作なのでまとめてここで今回紹介できればと思います。 ▼外国映画ベスト10 ▼日本映画ベスト10 ということで今回は惜しくも次点となった良作10本を紹介していきます! 外国映画の次点5作品まずは外国映画の方から5作品挙げたいと思います。 次点といいつここでも5本に絞るのが難しい、、、笑 これを入れるとあれが入らないなどここにきてまた迷うという。。 でも5本決

アメイジング・スパイダーマンは何故打ち切られたのか?

2022年1月7日に公開された『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』。全世界で大ヒットを記録し話題になっている本作。既に観たという人も多いのでないだろうか。 筆者はまだ観ていない、というより観れていない。 というのも今回はこれまでの実写版スパイダーマンシリーズのヴィラン達が登場するという話を知って、これまでのスパイダーマンシリーズを観返している最中なのだ。 その中で2012年から公開された『アメイジング・スパイダーマン』シリーズを観返したのだけど、改めて2作目で終わった

2021に見た映画からいくつか

昨年の春から、映画館に定期的に足を運ぶようになった。 娘が小学校に入学して、自分のための時間が増えたタイミングで、近くに素敵な映画館を見つけたのだけれど、そこが毎月おすすめ映画を上映してくれるので、ついつい見たい映画が増えるのだ。 ということで、去年見た映画から印象深いものをご紹介しようと思う。 ▶︎ブータン 山の教室 これは、人間のあたたかさに満ちた映画で、1センチくらいの厚みの涙がだーーーあっと流れた。「教師は未来に触れることのできる人」という言葉が、なぜか強い印象で

『ドライブ・マイ・カー』を好きになれない理由

 濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が快挙を成し遂げました。多くの批評家やレビュアーは絶賛に次ぐ絶賛を書き連ねており、それらを目の当たりにするたびに僕の中の何かが急激に冷めていくのが分かります。とにかく、このビッグウェーブに飲まれないように、そして自分の中の違和感を忘れないように書き残して置こうと思います。 ※途中、作品の結末に触れる箇所がありますので、ご注意ください。未鑑賞の方は読まないほうがいいと思います。 1.巨匠の名前出しすぎ 濱口竜介監督は才能があり、類まれ

Netflix『ドント・ルック・アップ』 みどころ紹介

昨年末くらいにネットフリックスで続々とオリジナル映画作品が配信されまして、どれもなかなか面白いです。 『浅草キッド』がすごい広告していたので一番目立ってましたが、『パワー・オブ・ザ・ドッグ』なんてすごく地味なんですが、ものすごい作品でした。 ジェーン・カンピオンはやっぱりすごかった。 そんな中でも思いっきりエンタメをやってのけた『ドント・ルック・アップ』がめちゃ面白かったので今回noteで紹介してみたいと思います! 『ドント・ルック・バック』(12/10配信)<あらすじ>