【安息の地は牢獄となり】映画『オオカミの家』感想
チリ南部のある施設を脱走したマリアは森の中の一軒小屋を訪れる。そこで2匹の子ブタと過ごすようになったマリアに起きる不可解かつ悪夢のような出来事を描いた映画『オオカミの家』。
本作はチリに実在したコミューン「コロニア・ディグダ二」を題材に常に動き続ける驚異のストップモーション・アニメーションを用いて撮られている。監督はどちらもチリ出身のクリストバレル・レオン、ホアキン・コシーニャの2人組。
邪悪な寓話というべき物語と不気味な雰囲気を携えた本作は『ミッドサマー』のアリ・アスタ