慢性蕁麻疹と免疫と食事の関係。

前回に引き続き病気の体験談ですが
病気や医療について語りたい訳ではなく
自分の哲学的思想の原点となった
経験から汲み取られた「概念」をお伝えする事が
この先々に話す問題解決への「根拠」となる為に書いています。


【1.蕁麻疹発症】

慢性蕁麻疹になったのは高校1年の頃で
原因はサバの缶詰でした。
一緒に食べた母親も発症し
すぐに病院へ行った母は治ったのですが
病院を拒否した僕は3日経っても治らず
結局、病院へ行く事にして
その日から今現在まで8年ほど薬で症状を抑えなければ
発疹や痒み、背中を細い針で刺されるような痛み。
といった症状が発生します。

【2.慢性蕁麻疹の本質】

最初、先生に慢性蕁麻疹の説明を受けた時の認識は
「サバのような青魚を食べた時に発症する事があるアレルギー反応で
その症状が慢性化する事がある。」
といった物だった
これは表面的な事で言えばその通りですが
本質的な事を捉えていない。

慢性蕁麻疹は自己免疫疾患

つまり、免疫系の異常が慢性蕁麻疹の本質であり
それを治すのは10年前後に渡る薬の投与ではなく。
免疫機能の回復である。と
僕は数年の食生活と慢性蕁麻疹の関係性や
免疫について考える方々から学びました。

【3.慢性蕁麻疹の悪化】

僕は通信制高校へ通いながら
サッカーという力学に似た物を感じれる球技が好きだった。
自分を追い込めば追い込む程、成長を感じれるので
ひたすら自分を追い込んでいた。
しかし、ある時から異常な疲労感と
痺れに似た蕁麻疹を感じた。
それでも気に留めずに限界まで体を追い込んだ後
家で強い倦怠感を感じて、床に寝転がった時
背中全体のありとあらゆる神経を細い針で刺されているような痛みが
体を仰け反らせて、身動きどころか呼吸すらもできなかった。

この頃から「痛み」という症状が出るようになった
「痒み」という体からの声を無視し続けた結果だと思う。

当時は、先生から言われた「ストレス」が原因だと思ったし
それも1つの要因だと思う。
でも実際は、食生活も悪かった。

当時は毎朝、納豆ご飯を食べて
昼と夜は冷凍食品や簡単な物で済ませていた。
ある時から健康を考えて植物性のタンパク質を中心にしようと思い
大豆が原料のソイプロテインを飲むようにしたら気分が悪くなったり
豆乳を飲むと急激な腹痛が襲ってきたり。
大豆が合わないのかもしれない。という考えを持つようになった。


【4.大豆と遺伝子組み換えと蕁麻疹】

そして大豆について調べると
(遺伝子組み換えでない)という表記をする為の検査は非常に緩くて
あって無いような物だ。という事を知った。

少し考えても、消費者庁が定める5%以下の
遺伝子組み換え混入率を測る為に
アメリカから沢山送られてくる安価な大豆を
無作為に数百個選び全て遺伝子検査をするというのは
100円ショップで買った物の安全性を証明する為に
数十倍のコストを掛けて実験するような物で、不利益でしかない。

個人的に検査を行ったとしても
https://www.jfrl.or.jp/service/gmo_ap
https://visionbio.com/genetic/grain/charge.html
25,000~30,000円前後が相場のようだ。
納豆1パックが100円だとしても
安全性を測る為に250~300倍のコストが掛かる。
健全で消費者目線の大豆食品を扱う企業であれば
仕入れた大豆を定期的に検査してくれているだろうけど
金が欲しくて事業をやっている人間は検査なんてしない。

行政が行う検査は、憶測でしかないが最初の審査時のみだろう。
(最下部の右下Q5の欄に遺伝子組換え表示の条件について記載がある)
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/quality/genetically_modified/pdf/genetically_modified_20201009_002.pdf



ですが、遺伝子組み換えが善か悪か。
結論は出せないと思っています。

遺伝子組み換え食品は
食糧危機になると言われた70億人から未だに増え続ける人類が
争わずに生きていく為の重要な食料源であり
これを一概に排除する事は平和を壊す事でもある。


【5.大豆と蕁麻疹】

当時は今よりも浅い知識だったので
大豆食品を一切取らないようにした。
そして添加物もなるべく避けようという努力をした。
あらゆる可能性を考えたかった事が理由だが
これが功を奏して慢性蕁麻疹は良好な状態へ進む。

それでも何かのきっかけで
良い豆腐が食べたくなって
添加物の無い物なら大丈夫なのでは?と買って食べてみると
体調は寧ろ良くなって
「大豆じゃなくて添加物が原因だったのか」と思ったが
ソイプロテインや豆乳を飲むと気分が悪くなる事は変わらなかった。


【6.東京の水、小麦と蕁麻疹】

その後、上京した僕は
東京の水道水で炊いた米を食べていると
蕁麻疹だけでなく胃の状態が悪くなる事が判明した。
これが「東京の水は合わない」という物かと思いつつ
蛇口に浄水器を設置して
水分含有量が少ないであろうパスタを主食にした。
不思議な事にこれで体調は改善した。

大豆で感じていた不信感から
パスタはディ・チェコ(De Cecco)というメーカーだけを選んだのも
大きかったんだと思う。
母親があまり食事に対して関心が無いので
安物のパスタを買ってくる事も多々あったが
それを食べると軽い腹痛と共に気分が悪くなった。


【7.軽度の胃潰瘍】

東京での生活も慣れた頃
お酒の飲み過ぎで吐いて寝込む事になった。
これが軽度の胃潰瘍を発症し
食後に腹痛と貧血が襲ってくる状態の中で
人手不足な料理店で休む事もできず
水だけ飲んで働いた結果、栄養失調になり
最終的には朝、ベッドから肘で上半身を起こしただけで
重度の立ち眩みのように、頭が一気に重くなる貧血状態となり
立ち上がる事すらできなくなった。

この頃から僕は明らかに胃腸の不良が出るようになって
乳製品でも腹痛や蕁麻疹が出るようになった。
パスタでの腹痛は少なかったが
グルテンが胃腸に与える影響を考えて、この頃から再び米を主食に戻した。


【8.乳製品について】

乳製品は、あくまでも胃腸の不良によって
消化吸収時に問題が出ている。という事だったけど
一方で、昔から牛乳を飲むとお腹が緩くなったり
元々、体に適していなかったんだと思う。

栄養価の高い乳製品を食べれない事は大きな問題に見えて
食と免疫学を考える医師の中には
乳製品を勧めない医師も居る。
(動画リンク)
https://www.youtube.com/watch?v=9QNG3x0cY-g
この石黒医師の話は自分が感じてきた事と一致する物が多く
信憑性がかなり高いと見ている。


【9.胃潰瘍が起こす蕁麻疹】

胃潰瘍になって以降、粘性の高いチーズを食べると
高確率で強い腹痛が起き、黒い血便が出た。
僕の胃は完全にチーズの粘性に耐えれなくなっていた。
そして添加物の入った物や
例外はありつつもチェーン店で ご飯を食べた後
数十分経つと蕁麻疹が出る体となった。

これは、蕁麻疹が胃腸と密接に関係しているという確信だった。

【10.医療の実態】

胃腸と蕁麻疹の関係は突き止めながら
問題点が免疫機能にあると教えてくれたのは
病院の医者ではなく地元の薬局で働く薬剤師だった。
その日から蕁麻疹は快方へ向かっているので
免疫機能を改善する事が蕁麻疹の治療に最も重要だと思っている。

僕はあまり病院へ行きたいと思わない。
血液検査でしか判断しない皮膚科医や
血液検査や機械での断面図の結果しか見ない消化器科医に会ってきて
慢性的な病は薬を処方して半永久的に治療し続けた方が金になる。
そういった商業性を深く感じた。

とある政治家は、理系の女性についてこう話した。
「医者は既得権だから年収1,000万稼げる
だから理系女子は殆どが医者を目指す。
医療が好きじゃなくても興味が無くても」
(動画リンク)20:15~
https://www.youtube.com/watch?v=FPGIQ79YcSQ&list=LL&index=10&t=1215s



【11.添加物について】

僕は専門家でも何でもないので
あまり細かい事は言えないのですが
有名な「果糖ぶどう糖液糖」は
芋やトウモロコシのデンプンを原料に作られた添加物で
アメリカでは味のしないトウモロコシが大量に生産されています。

実態がどれ程かは分かりませんが
トウモロコシは遺伝子組み換えでも作られており
言ってしまえば遺伝子組み換えや
コーンシロップのような悪い物が雲隠れする為に
添加物というジャンルが作られたとも思えます。

しかしながら、現状は短期的な悪影響がデータとして出てこないので
「科学的」には安全と言われています。


【12.僕自身の食生活について】

免疫疾患や健康を考える方の参考程度になれ良いな。というのと
数年前ですが食事を参考にしたいと思って調べても
中々、真似しやすい物が出てこないなと感じたので
自分の食生活を書いておきます。

飲み物は、サントリーの天然水や、お茶(おーいお茶、生茶)を中心に
主食は天然水で炊いた米。(田舎の時は水道水でも大丈夫でした)
ご飯は、とろろ昆布、なめ茸、イワシのオイル漬け、梅干し
この4つをローテーションして米と一緒に食べてます。
も同じ。
はソル・レオーネのトマト缶と、玉ねぎを中心に
(トマトと玉ねぎが好きなので)
肉を使ったり、乾燥された昆布や椎茸で出汁を取ったりして
味付けは気分に合わせて、3日分まとめて作ったりしてます。

首都圏であればオーケーストアで質の良い物が安く揃いますし
田舎では新鮮な野菜が安く買えるので
添加物を除いて自炊していると家計にも優しいですし
料理が美味しく作れると幸福度も上がりますのでオススメです。


完全に添加物を絶ったか。というと
まだエナジードリンクがやめられない側面があって
ピンクのMonsterやオロナミンCのような
比較的添加物が少なくて好きな味の物を、多くて1日1本飲んでたり。
甘い物が好きなので、ハーゲンダッツとか
喜久福の大福とか。
栄養が無い。と否定されがちなナタデココとか。
(ナタデココは食物繊維が腸に良いので。。。)
添加物が少ない、蕁麻疹が出ない。といった事を基準に
多くて1日1個ですが自分が癒される物を食べてます。
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『2022/8/21追記』
1つ訂正させて頂くと
トマト缶とエナジードリンクはあまりお勧めしません。

現在は米、魚、大豆、野菜を中心に食生活を送っていますが
以前よりも蕁麻疹の症状が軽くなりましたし、気分も良くなりました。
甘い物も週に1回程度で満足できています。
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【最後に】

同じ種類の野菜でも育て方で栄養価や味の上下があって
「食べ頃」や「旬」のようなピークには美味しい野菜が
放っておくと腐って栄養価が無くなったり。
植物も人間と同じ生命なのだなと感じさせられます。

人間に魂が宿るように
植物にも魂が宿るのかもしれません。

この世界には多様性という物があります。
それは異なる遺伝子から産まれた子供が
遺伝子の欠点を補い合って
新たな遺伝子を持っているように
生命というのは植物から人間まで
多様性のある遺伝子を持っています。

遺伝子組み換えされた植物は多様性を失った遺伝子です。
それは、この世のバグみたいな存在ではないでしょうか。

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