＼英検速報／
来年度の試験から、問題形式が一部リニューアルされます！

「リニューアル決定に至った背景」を読むと
学校での英語教育の変化に対応することが
基本方針となっているようです。

その内容が『変更の背景』に
どれだけそっているかは疑問に思うところがあるのですが、

大きな変更点は全ての級でライティングの問題が増えること！

今年度中に受けるか、来年度に受けるか
考えが変わる人もいるかも!?
という内容も含まれているので
ぜひ最後までお読みください。

その前に、少しだけ自己紹介を…

詳しく見ていきます。

■ 変更点のまとめ

こちらが変更点の一覧。

■ ライティングに『要約』問題が追加。

今まで1問だけだったライティングのセクション。
来年度より、課題文を読んで、決められた字数程度に要約した英文を書く問題が増えます。

このように各級において
「要約」問題が新規で追加されます。

違いは課題分の長さ/難易度と
要約して書く文章の長さ。

文書の理解力と型にハマらない文書構成力が試されます。
いかにパラフレーズできるかが鍵となります。
同じ意味の言葉を知っていることが大事。

僕自身は、ライティングが1問しかないことに異議を唱えたきたので、設問数増加は個人的には良いと思っています。

■ 準2級と3級のライティングに『Eメール』問題が追加。

送られてきたEメールに返信する形式なので、どれだけ自然な応答ができるかが鍵となります。

受け取ったメールには
相手からの質問が含まれています。
必ずそれに対する適切な応答をする必要があります。

関係ない返信を書いたら０点の可能性も有ります。

追加されるこの種類の問題はコミニュケーション力に関連してるので、これらの級で試されるのは良い事かもしれませんね。

■受験者の意見を問う質問に『話題導入文』を追加。

これは問題形式が変わる訳ではなく、質問の意味をより明確にするために、前提としての導入文が記載されるようになるということです。

『こういう議論がよくされてるけど、あなたは〜についてどう思う？』と、答えの方向性が分かりやすくなっているので少し親切になるということです。

これは問題自体が変わるわけではないので説明は割愛します。

さて、2024年から適用となるこのリニューアル。

日本の公立学校教育の授業内容の軸を定めている
『学習指導要領』改定に基づくものとのこと。

この海底による英語教育の変化は大きく
2020年から段階的に変更が適用されてます。

『学習指導要領』改定について
詳しくは下記の拙著にて解説し、どのように対応すべきなのか、
僕のアイデアを書いていますので、ぜひお読みください。

個人的な感覚では、今回の英検問題の変更は
さほど大きなものではないと感じています。

今までの単語力偏重から
少しだけウエイトを変えようとする意図が感じられます。

しかしながら、変更の背景として挙げられている
『コミニュケーションを行う目的や場面、状況などに応じた言語の運用』
への効果はさほど高くはないでしょう。

この目的を果たすことに本気になるならば
スピーキングのセクションを大きく変更するはず。

しかし、今回、スピーキングの変更は実質一つもありません。

学習指導要領が改定さて、適用され始めたばかりのため
そこの変更は時期尚早と判断したのかもしれません。

いずれにしても、ライティング問題が増えることを
メリットに感じる人、そうでない人がいると思います。

受験を考えている人はこれらの変更点も視野に入れて
受験時期と勉強内容を見直すと良いでしょう。

今回のリニューアル、我が家にとっての影響は？

現在、我が家には
英検1級を目指す長女(小5)
英検準1級を目指す長男(小3)
がいます。

英語と日本語を自由に扱える
バイリンガルに育っている2人には

『コミニュケーションを行う目的や場面、状況などに応じた言語の運用』

への変更は、基本的には大歓迎です。

ですので、我が家にとっては
あまり大きな問題にはならなそうです。

ただし、要約に関しては
必ず点を取りやすい「型」が結局あるはずなので
その練習はした方が良さそうと思っています。

以上、先日発表された
2024年度から適用される英検のリニューアル内容の解説でした。

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