まいにちディクシット

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ノート

セッション(伝説のバンド、ここに誕生)

スティーブは、来る日も来る日もトランペットを吹いている。一体いつからそれをはじめたのか、...

記憶の入れ替え

老人はそれまで長いあいだ、随分と多くのものを頭の中につめ込んできた。 優れた学者として、...

神々の手持ちぶさた

かんかんと照りつける太陽が、地上を黄金に染める。蜃気楼の向こうで、黄色の三角形がゆらゆら...

船長の大冒険

日曜日の遊園地は、いつもの週末のごとく、大勢の人々でにぎわっている。大はしゃぎで走り回る...

チクタク、チクタク

時計は〈チクタク、チクタク〉と正確に時を刻む。 その速度は、"時間"という概念が誕生した大...

2093年、未来の海外旅行

太古の人間にとって、海外旅行とはまさに命懸けの行為であった。文字通り、海を渡り見知らぬ外...

あの世の"すきま"

「来世で会おう」というせりふを、なにかの映画で耳にしたことがある。 だが、あの世がどんな...

気まぐれな目覚まし時計

その男の目覚まし時計は、そこらで売っているものとは違って、少し変わっていた。どのように変...

未知なる材料

彼女は玄関のドアを閉めると、真っ赤なハイヒール脱いだ。つば広の黒い帽子と、首から目の下ま...

特別な存在 (ふたりでひとつ、ってわけ)

「私は特別な存在だ」 誰に言われたわけでも、教えられたわけでもないが、氷はいつしか、その...