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「釣り」淡水魚

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日本の淡水魚についての解説です。 ①ナマズ ②カワムツ ③フナ ④モツゴ
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バス釣り「シュリンプ」

バス釣り「シュリンプ」

【シュリンプ】
 バスは、エビを好んで食べる魚です。中には、エビのみを偏食する個体も多くいます。そのエビを意識して作られたのが「シュリンプ」というルアーです。使う時は、エビが逃げる際の動きを再現します。シュリンプは、たくさんの細い足などパーツが多いルアーです。そのため、複雑な動きを出せます。細かいアームが繊細に動き、特別なアクションをつけなくても勝手に釣れてくれます。ただし、パーツが細いので、ち

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バス釣り「カーリーテール」の使い方

バス釣り「カーリーテール」の使い方

【カーリーテール】
 カーリーテールは、細長く、ストレートワームに近い形状のソフトベイトです。テールがついてるぶん、ストレートワームよりもアピール力があります。カーリーテールは、ボディに対して大きなテールが特徴です。巻いたテールをなびかせ、バスにアピールしてくれます。その動きを活かせるのは、軽めのシンカーです。カーリーテールは、投げてほっとくだけでも釣れます。止まっている時でも、わずかな水流で、

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淡水魚の「オイカワ」

淡水魚の「オイカワ」

【形態】

  オイカワは、体長は15センチほどの小魚です。体高が低く細長い姿をしています。名前の由来は、川で追いかけっこをしている様子からとられました。 オイカワは、全体的に銀色で、綺麗な模様がある魚です。 ヒレは、魚体に対して大きく、三角形の大きな尾ビレをしています。オイカワの口は小さく、口髭がありません。平均寿命は5年で、3年で成魚になります。遊泳力が高く、素早く泳ぎ回ることが可能です。

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ヤリタナゴ

ヤリタナゴ

【ヤリタナゴ】

  ヤリタナゴは、タナゴの一種類です。河川の改修などにより、その生息数は減少しました。今では、準絶滅危惧種に指定されています。ヤリタナゴは、タナゴ類の中では、体高が低く、細長い体つきです。そのため「槍」と呼ばれています。その近縁種だと言われているのが、アブラボテです。そのため、アブラボテとは、交雑します。

【生息場所】

  ヤリタナゴは、タナゴ類の中で、最も広く分布し

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カワムツについて

カワムツについて

【生息地】

  カワムツは、本州、中国、九州などに広く分布しています。ただし、河川改修によって、その生息場所は減少しました。カワムツは、比較的タフな魚ですが、どちらかと言えば、綺麗な水を好みます。ウグイ、オイカワなどと並ぶ身近な川魚の一つです。カワムツは、河川の上、中流域や湖沼などに生息しています。早い流れにもいますが、どちらかと言えば、緩い流れを好む魚です。そのため、河川では、淵や淀みに潜み

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昼間のナマズ釣り

昼間のナマズ釣り

【捕食】

  ナマズは、きわめて獰猛な魚です。もともと生態系のトップに君臨しており、天敵もほとんどいません。そのため、警戒心もそれほど強くないので、ルアーでも釣りやすい魚です。静かに近寄れば、かなり近くまで接近できます。ナマズは、目が悪いので、それほど捕食が正確ではありません。そのため、バラすことも多い魚です。上手く口の前にルアーを持っていかないと、なかなか釣れません。ナマズは音に対しては、敏

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水産試験場とは

水産試験場とは

 水産試験場とは、一般的には各都道府県の試験所のことであり、すべての都道府県にあります。似たような機関で、水産研究所と言う組織があります。これは国立のものであり独立行政法人です。各水産試験場は、この水産研究所と協力し、魚がどれだけ取れたかの調査や予測を行います。また、都道府県の枠を超えた広域的な課題にも取り組みます。

 水産試験場は、各地方自治体に所属し、水産に関する試験、研究を行う機関の総称の

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鮒について

鮒について

【鮒】

  鮒は、日本人を代表する魚としてよく知られています。鮒を品種改良して出来たのが、観賞魚の金魚です。鮒は、人の手を借りずに全国に分布しました。似たような魚に鯉がいます。しかし、鯉の方は、中国から食用で持ち込まれた外来種です。童謡にも歌われているように、鮒は、昔はどこの川や池でもよくみられました。しかし、今では、護岸工事や水質汚染によって産卵床が失われ、その数を減らしています。

【生息

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鯉について

鯉について

【名前の由来】

  鯉「こい」の名前の由来には、諸説あります。その太った見た目からつけられたのが「肥え」という説です。別説では、黒っぽい魚体からの「濃い」ではないかとされます。鯉の雌と雄が寄り添って泳ぐ様子からつけられたという見解が「恋」です。ある時、天皇が、絶世の美女の関心を引くために池に鯉を放ちました。そこから、その魚を恋と呼んだという説もあります。鯉は、もともと食用の魚でした。味が他の魚

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ナマズの生態

ナマズの生態

【生息場所】

  ナマズをあまり昼間に見かけません。もともと夜行性であり、物陰に隠れることを好むからです。そのためナマズは、狭い場所に身を潜めるのに適した体型をしています。川での生息場所は、中下流域の流れの緩やかなエリアです。特に、流れのない淀みにはよく潜んでいます。逆に流れの早い瀬にはいません。ナマズが好むのは、底が泥質の川です。岸辺に葦が茂っていれば、そこに隠れていたりします。ナマズは、泳

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