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天鈿女と神楽

【天鈿女命】
 天鈿女命「アマノウズメノミコト」は、不細工を表現する、お多福「おたふく」や「おかめ」の起源だとされています。祀られている神社は、三重の椿大神神社や、長野の鈿女神社などです。天鈿女命は、天岩戸神話で、踊りで世界を救った神として知られています。天岩戸神話とは、太陽神である天照大神が、天岩戸に隠れてしまった神話のことです。それに困った神々は、会議を開き作戦を考えました。その実行役を任されたのが天鈿女命です。天鈿女命は、胸や下半身をさらけ出し、滑稽に踊ったので、神々は

    • 阿修羅について

      【阿修羅】  阿修羅は、サンスクリット語で「アスラ」と言います。アスラの名前の由来は「生命を与えるもの」です。asuが「命」で、raが「与える」だとされています。別の解釈では「a」が、否定の説頭語で「sura」が「天」という意味です。その場合、別名を「非天」と言います。アスラは、ゾロアスター教では、神々のことです。しかし、インドでは悪魔とされました。アスラは、文明の諸要素の神格化だとされています。リグベーダでは、司法の神ヴァルナ「水天」もアスラです。ヴァルナは、インドラと並ぶ

      • 帝釈天とインドラ

        【帝釈天】 
 帝釈天は、3界の王者です。そのため「天帝」とも呼ばれました。サンスクリット語では、インドラと言います。漢字表記では「因陀羅」です。インドラは、忉利天「とうりてん」の喜見城「きけんじょう」に住んでいます。忉利天があるのは、須弥山「スメール」の山頂です。喜見城の庭園「ナンダナ」には、あらゆる願いを叶える、如意樹「にょいじゅ」があります。インドラの乗り物は、3本牙の白象「アイラーヴァタ」です。それ以外に「ウッチャイヒシュラヴァス」という天馬を所有しています。 【神

        • 虚空蔵菩薩と密教

          【虚空蔵菩薩】 
 虚空蔵菩薩は、サンスクリット語で「アーカーシャカルバ」と言います。アーカーシャカルバとは「空っぽの母体」と言う意味です。虚空蔵菩薩は、右手を「与願印」に組んでいます。与願印とは、迷う人々の願いを聞き入れ、それを叶えてくれることを意味する印相「指の組み方」です。また虚空蔵菩薩は、仏教で最も尊いとされる結跏趺坐「けっかふざ」という座り方をしています。虚空蔵菩薩が、右手に持つのが智剣で、左手に持っているのが「如意宝珠」です。智剣は、仏の知恵の象徴で「如意宝珠」は

        天鈿女と神楽

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        記事

          年神様と正月について

          【日本神話】 
 年神は、スサノオと大市比売の子として生まれ、多くの妻を持ち、大山杭などの沢山の子をもうけました。日本の神話に、年神が登場するのは、大国主命「オオクニヌシ」の国づくりの話です。当時、大国主命は、少彦名命「スクナビコナ」という右腕を失っていました。その大国主命の前に現れたのが年神です。年神は、大国主命の国づくりに協力しました。大国主命は、日本という国を作った神様です。年神は、穀物の「死と再生」を体現する神だとされています。そのため、稲作を守護するとされました。同

          年神様と正月について

          大宜津比売と五穀の誕生

          【大宜津比売】 
 大宜津比売「オオゲツヒメ」は、イザナギとイザナミの13番目の子供として生まれました。イザナギとイザナミは、八百万の神々の親だとされています。オオゲツヒメの「ゲ」は「食物」のことです。そのため、食べ物を司る神であり、特に穀物の女神だとされています。オオゲツヒメは、同じ食べ物の神である宇迦之御魂「稲荷神」や、豊宇気毘売神と同一視されることもあります。ちなみに、宇迦之御魂「うかのみたまのかみ」と豊宇気毘売神「トヨウケビメノカミ」の「ウカ」や「ウケ」も食物という意

          大宜津比売と五穀の誕生

          本居宣長と「もののあわれ」

          【もののあわれ】  本居宣長は「もののあわれ」を日本の文芸の本質だとしました。もののあわれとは、源氏物語に流れる、一貫した美意識のことです。「あわれ」は、感嘆詞の「ああ」と「はれ」の合成語で、もともとは感動を表す言葉だとされています。もののあわれは、窮屈な宮廷暮らしの女性たちの心から生まれました。例えば、情緒的な「哀愁」や「憂い」など、繊細で儚い女性的な心情のことです。もののあわれは、日本文学の理念を構成する要素の一つだとされています。本居宣長は、文学に限らず、その感覚は、

          本居宣長と「もののあわれ」

          柳宗悦の民芸運動

          【民芸運動】  柳宗悦は、日本独自の民芸運動を創設しました。民芸とは、民衆的工芸の略です。通常、我々の目は、習慣的なものの見方に捕われています。そこから、新しい視点を開かせてくれたのが、柳宗悦の民芸運動です。柳宗悦は、当時を、創造したり使用する時代が過ぎ去った反省と批判をする時代だとしました。民芸運動は、資本主義の時代において、新しいものの見方を示すものだとされています。  民芸品とは、一般人が日常生活に使っている、実用的な工芸品のことです。それは、誰もが持っている機能的な

          柳宗悦の民芸運動

          天龍八部衆

          【天龍八部衆】  天龍八部衆とは「天」「阿修羅」「夜叉」「乾闥婆」「緊那羅」「迦楼羅」「龍」「摩睺羅王」という八つの種族のことです。その中でも「天」「鬼神」「音楽神」「動物神」に分けられます。天とは、神々のことです。鬼神には「夜叉」と「阿修羅」がいます。ただし、阿修羅は、もともとは神でした。「乾闥婆」と「緊那羅」が、音楽神で、ともに帝釈天に仕えています。動物神が「迦楼羅」「龍」「摩睺羅王」です。仏像などでは、鳥や蛇と人を合成した姿をしています。その中で「摩睺羅王」は、音楽神で

          天龍八部衆

          建御名方について

          【国譲り】
 建御名方「タケミナカタ」は、国津神の長である大国主の次男として生まれました。その兄は、神託の神である事代主神です。大国主は、もともと葦原中国「地上世界」を支配していました。しかし、その支配権を要求してきたのが高天原の神々です。高天原の長「天照大神」は、「武甕槌」という力の強い神を派遣しました。  それに最後まで抵抗したのが建御名方です。建御名方は、千引の石「巨大な岩」を持ちながら武甕槌「タケミカヅチ」の前に現れました。そのため、力持ちの神様とされています。建御名

          建御名方について

          12因縁とは何か?

          【12因縁】  12因縁とは、釈迦が菩提樹の下で悟ったとされる真理の一つです。別名を12縁起とも言います。縁起とは「あれがあるゆえにこれがある」と言った相互依存関係のことです。この世界は、その縁起によって、成り立っているとされています。我というものも、縁起から個別独立には存在していません。それを無我と言います。  世界とは、連鎖反応的に出来事が起こる一つの連続体です。その出来事には、12の原因があるとされています。それが12縁起です。12縁起は、何者かが作ったものではありませ

          12因縁とは何か?

          倭建命の生涯

          【倭建命】  倭建命「ヤマトタケルノミコト」は、日本を代表する英雄です。別名を、小碓命「オウスノミコト」と言います。小碓とは、産湯を使った石のタライから名づけられました。日本書紀では「日本武尊」と表記されています。「命」や「尊」は、飛鳥、奈良時代に神や皇族などに付けられた敬称です。倭建命は、実在の人物ではありません。大和朝廷の複数の英雄たちを統合し、それらを一人の人物としたのではないかとされています。  倭建命は、第12代景行天皇の第2皇子として生まれ、幼少の頃から文武両

          倭建命の生涯

          国学者、賀茂真淵について

          【賀茂真淵】  賀茂真淵「かものまぶち」は、遠江国「とおとうみのくに」で、神職の子として生まれました。遠江国とは、現在の浜松市あたりのことです。賀茂真淵は、荷田春満に学び、国学者となりました。国学4大人「しうし」の一人に数えられています。賀茂真淵は、日本の古典を重んじました。特に、万葉集の研究者として知られています。その代表的な著作は「万葉考」という注釈書です。賀茂真淵は、学者として古典を研究しただけではありません。彼自身も歌人でした。 【国学】  賀茂真淵は、国学

          国学者、賀茂真淵について

          基本相互作用とは何か?

          【基本相互作用】
 基本相互作用とは、宇宙を支配している基本的な4種類の力のことです。通常、力ではなく「相互作用」と呼ぶのが一般的とされています。その4つとは「強い力」「弱い力」「電磁気力」「重力」のことです。自然界に存在する力は、この4種類のいずれかだとされています。基本相互作用は、もうそれ以上基本的な要素には還元出来ません。宇宙の始まりには、もともと1つの力しか存在していなかったとされています。その後、四つに分かれました。それらを統一しようとする幾つかの理論が作られました

          基本相互作用とは何か?

          時間とは何か?

          【時間】 
   時間は、抽象的な概念です。これまで、時間は、我々がいなくても、規則正しく、流れているものだと信じられてきました。しかし、それは、人間の頭の中だけにしかない、観念にすぎないものかもしれません。時間とは、人間が文明を維持するために、物事を計る「尺度」として発明されました。それは、自然の変化を独自の基準で計ります。時間とは、出来事を順番に一直線上に並べたものです。それには、過去から、未来へと進む一定の方向性「向き」があるとされています。人間は、宇宙で発生する出来事

          時間とは何か?

          ダークエネルギーについて

          【ダークエネルギー】  ダークエネルギーは、宇宙空間に均等に分布し、一様に詰まっています。ダーク「暗黒」とは、観測不可能で未知のものという意味です。観測が出来ないので、理論上存在するエネルギーとして仮定されてきました。ダークエネルギーには「斥力」があります。斥力とは、お互いに反発する力のことです。別名を「負の引力」といいます。斥力の正反対の力が重力です。宇宙空間は、ダークエネルギーの斥力によって、膨張させられており、それは常に加速されています。現在、銀河同士が遠ざかっているこ

          ダークエネルギーについて