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百物語43話目「出雲大社」(実話怪談)

前回は福岡の桜井神社の話を書いたけど、今回はそれで思い出した出雲大社での話。

数年前、八雲が見られるというので、出雲大社に車で6時間かけて行ったことがある。

60年に一度拝観できる八雲の図。

次の60年後は見られないからと、しっかり目に焼き付けてきました。

第一印象「これ、大陸の絵だ!」

まあ、たぶん大和政権から追いやられた方の御霊鎮めじゃなかろうか説を採りたくなる図でした。

八雲なのに、七つというのも不思議なんだよね。

出雲大社は大好きな「HONKOWA」誌上でも、何度も取り上げられている。

その中でも加門七海さんの「ゴジラみたい」という言葉がとても印象深い。

鎮めさせられている存在は、きっとゴジラのように強靭な気がする。

さて、福岡から出雲大社に行くのは結構大変だ。東京からの方が、専用列車が出ていて楽だと思う。

六時間かかってついたからね。

で、途中、車のクーラーが効かなくなった。

「こりゃあ、壊れたばいねえ」

と思っていたところ、出雲大社が見えたきた途端――。

パリーーーーーンッ!!

いきなり、破裂音とともにキラキラしたものが車内に飛び散った。

そして、またクーラーが効き始めたのだ。

どうやら、クーラーの中に氷ができており、それが弾け飛んだらしい。

「たぶん、出雲大社のご利益」

ということに、我が家ではなっている。

さて、この数年後、私は風水の先生から言われた吉日に、また吉方位である出雲大社へとひとりで訪れる。

ところが、もうひとり単独で参加している人がおり、彼女は知り合いだったんだけど、双子の龍を持っていたのだ。それはまた次回――。

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