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【物申す】教育委員会・管理職の方々へ。初任者にやさしくして下さい。

 皆さん、どうも。久しぶりの投稿です。勤務地が出身市から離れ、遠くへ行ってしまったひらぶーです。離任式の日に教え子が来てくれてうれしかった反面、寂しい気持ちもありました。

 私は常勤講師として2年間勤めた後、新規採用職員として教諭1年目の教員生活がスタートしました。宮崎県では、1年目の教員は授業や部活など他の教員と同じ仕事をこなしつつ、校内100時間・校外11日間の研修が含まれています。

いや、多すぎん?そんな要らんやろ。

 例えば、大学や大学院を出て学校現場で勤務したことない人であれば必要と考えてもいいかもしれません。しかし、講師として何年か勤務している人に学校教育について教わったところで何も学べません。知ってるんですもの。時間の無駄です。

 もちろん教科の授業や学活などは、明らかに他の先生より経験がないですので事前・事後の検討が必要です。むしろしてほしいです。こうすれば半分の50時間は必要なくなります。

 しかも、いきなり学級担任させられるんですよ。マジかよ。他県には1年目は副担任で、教科の授業に専念するパターンがあります。いや普通これでしょ。アホなんかなって思う。

 初任校には原則3~4年勤務する事になっています。最初の一年は各学校の特色ある指導や一年の流れを知り、教科の授業に慣れることが優先でしょう。なぜ最初から負担の大きいことをさせる?

 正直、他の先生を見てみると自分よりラクなことしている先生とかいません?あんなの見るとメンタルやられます。校内研修のせいで授業の空きが少ないのが辛いです。そうなると、放課後(部活が終わってから)にしようと考えますが、今度は管理職から早い退庁を促されます。いや、無理やんと。

 こうなると、方法は2つ。朝早く出勤するか、休日出勤するかです。どちらも酷ですよね。私は、休日出勤にしています。大体土曜日の午前中に部活があるので、部活のあとにご飯を食べて仕事をしています。

 この話をすると、「仕事の効率上げなよ」って言われます。ですが、これは良くない指摘です。理由は単純。その学校の事・教員の仕事が良く分からないからです。そもそも新規採用職員は若手が多いです。教員の経験が少ないのですから、効率の良い仕事なんて早々に確立できません。そしてほぼ100%でその学校に行くのは初めてです。学校によって事務処理の仕方や仕事の仕方が違うのですから、1年目は慣れさせてください。

 ベテランの先生は自分が初任のころよりラクになったと言います。たしかに研修時間や研究授業の数も減った方でしょう。しかし、その頃と現在で大きく違うのは「失敗できない」ことです。今はコンプライアンスや保護者対応を間違えると、とんでもないことになります。そんな状況でいきなり責任のある仕事を1年目にさせないでほしいです。これは甘えではありません。危機管理のためです。

 「学ぶ」は「まねぶ」から来ていると言います。お手本を見て自分のモノにするということですね。教員の仕事も最初は見て学ぶべきではないでしょうか。いきなり大変な仕事を押し付けるのではなく、まずは教員の本質である授業に専念させ、他の業務は2年目以降から役割を与えてください。

 と言っても、人数が少ない学校に配置された私ひらぶーは、学級担任+部顧問+生徒会+ICT担当という4つの業務を兼ねています。5~10年目くらいの先生の仕事ではないでしょうか。1年目にこんなさせんでもええやん。と言いながら、生徒指導に手がかからないので学級のことや授業は不自由なくできます。ですが、指導教官がめんどくさい人で大変です。勿論、状況やラクな事・大変な事は人によって異なるでしょうから、ラクな部分にありがたみを感じて精一杯1年間働くしかないでしょうね。トホホ…

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