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『本物のおとな論 人生を豊かにする作法』

『思考の整理学』で有名な外山滋比古先生の本です。ちなみに、『思考の整理学』は積読になっています💦

「おとな」って何だろう?

いろんなタイミングで考えたことがあるのではないでしょうか?
子どものとき、思春期、二十歳を越えてから・・・

43歳の私も悩みます。あれ?私って「おとな」なんだろうか?


一緒に学びましょう!💪


他人の考えを知り、自分の考えを見直す

本書はあくまで著者である外山先生の考えが書いてあります。
「正解」が書いてあるわけではありません。

正直なところ、「割とかたよってるなぁ」と思うことが多かったです(笑)

そんな本書をきっかけにして、「自分なりのおとな像」を考え、それを目指し、行動するのが本書のつかい方かもしれませんね。

本書は、第一章の「大人の生活」からはじまり、会話作法育成愛情苦労知性について書かれています。

以降では、私が気になったところをアウトプットします。


学校には否定的

「学校」という存在に対して、かなり否定的に書かれています。

学校は、知識はあるけど外にいる人間についてや生活についてはわからない「ハコ入り子ども」をつくっている。と、言うのです。

「それはなんとなくわかる」と私は感じました。私自身を振り返ると「知識すらない」という状態でした💦。「ただ行っているだけ」だったのです。

・何のために学校に行くの?
・何のために学ぶの?

そういったことを考えさせてくれれば、もっと学校を楽しめたかもしれません。あと、青春っぽいことももう少しやりたかったなぁ(笑)

まぁ。そんな学校があって、「子どもみたいな大人が増えた」と外山先生は言います。私もその大人の中に入っているんだろうなぁと思います。


エスカレーターではなく階段を選ぶ

エスカレーターでなく、階段がおとなをつくる

という話が出てきます。どういうことでしょう?
ハコ入り子どもをつくる学校の話ともつながっています。

・6年エスカレーター(小学校)
・3年エスカレーター(中学校)
・高校エスカレーター
・大学エスカレーター

さらには、

・企業エスカレーター

エスカレーターに乗っている人が人口の半分以上いると書かれています。
エスカレーターはいいですよね。安定しています。

だけど、

エスカレーターと階段、どちらを選びますか?


本書の中では、「たとえ」として書いてあるのですが、実はリアルの方の選択も結局は自分の意識とつながっていると私は思います。

だから、私は階段を歩いています。


おとなの時間を延ばそう

定年退職になれば、「年寄り」としてゆっくり過ごす。
いまの現役世代にとっては、それは幻想です。

人生100年時代は「年寄り」の時間が長くなりました。その分、お金もかかります。

だったら、「年寄り」ではなく「おとな」の時間を増やしませんか?


AIが持っていないものはおとなが持っている

人間は、知識量でAIにかないません。じゃあこれから、人間はどうしたらよいのでしょうか?

人間にしかできないことは「おとな」が持っている
それは、「生活」や「経験」であると外山先生は書いています。

①やってみる。
②実験してみる。
③試行錯誤をする。

だけど、こういうこともAIができてしまう時代が、もうすぐやってきそうですね。

だから、

AIができることを人間がやったっていいし、AIとの共存を模索したっていいし、AIに怯えて生きていたっていい。

自分で考えて行動する

もしかすると、「おとな」ってそんな単純なことかもしれませんね。


まとめ

「おとな」って何だろう?

その答えは、自分自身で見つけるしかないです。本書は、その考えるきっかけになります。

単純に健康のためにエスカレーターではなく階段を選んでいましたが、自信をもって階段を選択するようになれました。


本日の学びはここまで。読んでいただき、ありがとうございます!
また来てください。👋


読書期間 2023/05/15-2023/05/21
初版発行 2016/09/22

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