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日記
ここ最近は心(情緒)の機能のほとんどが働くなっている気がする。体調がよくないのもあるし、学期末というのもある。
幼いころ頭痛や腹痛に苦しんでいるとき、僕は一生この痛みと添い遂げなければいけないと思われてたいへん鬱屈したが、今もこんな感じである。
今週を乗り越えれば何とかなるだろう。僕は自棄っぱちのオプティミストなんだ。何とかする。
永訣、ローマ字、ストロベリー・タルト
ほとんどの付き合っている男女の別れ方がそうであるそうに(僕らはけっして恋人という関係ではなっかたのだが)一応、僕らにあった出来事を話し合いながら最後の食事をとった。僕らはまるで秋のクマのように記憶の中にある思い出を片っ端からひろってそれについて話し合った。そのほとんどは普通のカップルにとってはとるに足らない日常の些細なことだったが、来たる孤独の季節にむけて一つでも多くの美しい思い出を僕の心の最奥に
もっとみるフォルムだけでもいい
緩慢な時間の中で
微小な持続の間で
ちょっとの君を見つける
例えば37%くらい?
あるいはもっと…
遥かな記憶の底で蟠る君の姿を
ふと思い出すことがあっても
すぐに何処かに行っちまうよ
目の前でエレベーターの扉が閉まるみたいに
重厚で絶対的な金属製の扉の向こうで
振り向きかけた君を
そのフォルムだけでも抱きしめたい
ってハコの中でまだ考えてるんだぜ
FLEE FOR FREE!!!
目が覚めると夕暮れだった。どうやらあれから一日中寝ていたらしい。
寝室は初夏の淡い夕暮れに染まっていた。寝室をでて、キッチンの戸棚を開きガラスのコップを取り出した。ガラスのコップはすでに澱んだ夕陽でいっぱいだったが僕は構わず蛇口のレバーハンドルを上げコップに水道水を注いだ。新品の細いロープのような澄んだ清潔な水が一直線にコップに向かっていき、それに従ってコップは次第に輝きを取り戻しついには水で