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不登校は出来事、解決すべきは“心理”

 不登校といわれると甘えやイジメ、学校側の対応の悪さなどの印象を持つ方もいるかもしれません。ただ、不登校を解決したことであらためて気づかされることは多々あるのです。

 今日は、不登校当事者の心理について書いていきますが、あくまでボク自身のケースであり、すべての人に当てはまることではないということを念頭に読み進めてくださいね。

解決すべきことは不登校ではなかった

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『私は、あなたにとって必要な存在ですか?』

 ボクが不登校になった理由は【 自分の存在意義を確かめたかった 】これに尽きます。

【 では、どうやって確かめようとしたのか? 】

それは、母に対して無理難題を押し付け
それに応えてくれるのか?という方法でした。

 死ぬ気のない自殺のほのめかし。暴力。甘え。子どもなりに考えた方法で母をこれでもかと振り回します。

 ですが、残念なことにこの方法には終わりがありません。お金のように額が増えていくわけでもなく、チェックリストのように物事が片付いていくこともなく、スポーツのようにゴールなどありませんでした。

 このように、不登校の動機が「学校に行く行かない」のレベルのものではなかったため学校に行けるようになろうが、不登校のままであろうが、何の解決にもならないことがわかります。

 ボクがあの時、自力で不登校を解決するには、自分の心理状態である「私は必要とされていない」だったり「私は愛されていない」という心理状態を把握し、それを乗り越える必要がありました。(いやムリムリwww)

時間が解決してくれるのか?

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理解するのに時間が必要だった。

 ある意味で時間が解決に導いてくれます。ボクが不登校になった動機と、それを解決するための方法として心理状態の把握と、それを乗り越えるための行動を取る必要がありました。

 今こうして文字にして振り返るとかなりハードルの高いことだったんだなぁというのが感想です。

 【 では、そのハードルを越えられたのはなぜなのか? 】

成長という“時間の経過”と
成長による理解力+解決するという意志

 言い方を変えると、自分の心理を把握してその問題点に働きかける考え方や行動を起こし、解決までこぎ着けるのに何年もかかりました。

 一番強く影響を及ぼしたのは、解決しようとする“意志”であることに違いありませんが、これについては別の記事で触れます。

 すでに不登校の方も、遅かれ早かれ解決するときはやってくるでしょう。ですが、それが今年なのか来年なのか。私にはまったくわかりません。それは私の問題ではないですから。

理解力は、相手ではなく自分へ。

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『ゴールに向かうには現在地を知る必要がある』

 自分のことを理解するということは、スマホの地図アプリの位置情報をONにして自分の矢印を見つけることに似ています。

 自分の矢印がここにあって、ゴールになるそのお店を登録して初めてゴールに向かって動き始めることができます。

 その設定を誤ると、ゴールに行くことはおろか道に迷うことになるでしょう。自分のことを理解するというのは『ゴールに向かうための準備』と言えます。

 理解力を相手に向けるのはゴールについてからでも遅くありません。または現在地とゴールの設定ができた段階でもいいのです。

 重要なのは“自分がいまどこにいるのか?”ということです。そのために現状を理解する必要があります。

「自分を理解する」とか「現状を理解する」とか言いますけど、どういうことなのかと言えば、この記事の冒頭に書いた

ー 不登校の理由
ー 理由を生んだ心理状態
ー そして、どうしたいのか(どうなりたいのか)

こういった自分の気持ちや感情・思考を自覚するということです。

 相手に反論したり、説得しようとしても、自分の中に意見や思いがなければ反論も説得もしようがありませんからね。

まとめ

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○私の不登校の心理
→ 「私は愛されていない」という心理状態から、母に対立を起こし、本当に母は私を愛しているのか?必要としているのか?を知るために振り回す言動を起こしました。
○解決するには時間も必要
→ この心理状態を理解し受け入れ、解決に向けて行動するには時間が必要でした。今思えば時間の経過によって理解する力をつけ、意志を固めたのです。
○自分を理解することは大切
→ 自分を理解するということは、自分の気持ちや感情を自覚するということです。東京へ向かうと決めても、自分が北海道にいるのか埼玉にいるのかによって手段が変わります。自分が今どこにいるのか理解することは大切です。

 今回は以上になります。

 最近、迷走していましたがかける記事は書いていきますので今後ともよろしくお願いします!

 ではまた次の記事でお会いしましょう!

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