ただいてくれること、の価値について
わたしにとっての、本当に大切な人が急に亡くなった。
高血圧が、とか自覚症状のない癌が、とか理由はいろいろ聞いたけれど、急に亡くなった事実は別に変わらない。あの人はもういない。
小さいころから当たり前が信じられなかった。世の中に正解なんてないし、良いとされているものなんて主観か世の中がつくりあげた虚構のようなものだ、なんて思っていた。
でも自分自身の心だ志だなんてものはわからないし、あったとしてもそれに従うほどの自信もないから、優等生の道を半歩ずれたところをずっと歩いてきた。