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正直、こんなに大きな言葉の海に、私の言葉なんて、吹いたら消えてしまうような儚い存在だと思った。 一方で、書くことが好きな自分がおり、私だから紡ぐことのできる言葉があるかも知れないというささやかな期待もある。 なぜ書くことが好きか。 それは、自由に自分の感性を解放することができるから。 そうして考え続けてきた結果、 私は『お漬物のようなnote』を目指すことにした。 毎日のお膳の片隅に小皿に盛られたお漬物があったら、私は嬉しい。 箸休めだったり、口直しだったり、はたま
『お花見って何のためにするんですか?』 先日、20代半ばの女性にそう言われて、前につんのめりそうになったことを思い出した昼休み。 今日は、ようやくのぽかぽか陽気となった。桜は満開。はからずも、去年に引き続き、1人お花見ランチ(お弁当)が叶った。たまたま会議で近くに来ただけだか。 というわけで、今朝は、会議のために外出し、朝、コンビニ弁当を買ったのだった。 さあ、昼休み。 他の人達は外に食べに出かけたが、私には手元にお弁当がある。会議室周辺は花見客で賑わっ
インフルB型って2回なることありますか?!娘は、先週ふたたび4日間も高熱。インフルは3月頭になったばかりなのに症状がインフルに酷似。なのに検査ではコロナでもインフルでもない。挙げ句に私に伝染った。わんこのあれこれも重なったとはいえ、今シーズンは本当にボロボロだ。
子犬は徐々に家に慣れてきて、今日は少し散歩もした。そのせいか、ここ数日の中では一番よく体を伸ばして眠っていてほっとする。熟睡しないため、すぐ目が覚めるというが、つい静かにそっと動いてしまう。無意識に好きなドラマもラジオも遠慮。擬人化はしないが、本能的に幼い子を育てる母モード突入。
ころっと変わって、本当に突然だが、我が家に新入りさんがやってきた。 保護犬のトライアルをすることになったのだ。 昨日まで、まだそこまで行かない可能性の方が高いと思いながら、一応部屋の模様替えをし、ケージを置いてみたりした。あとは本当に何もなかった。 それがどうだろう。 気づけば、今、早くも我が家の小さなソファには、昨日までいなかった可愛い子がすやすや眠っている。 生まれて恐らく3ヶ月ほどという、Mixの女の子。 お留守番が多くなっては気の毒だと思って
人事異動が出た。 昨年同様、私の課は、減ったまま補充もなく、誰一人の異動もなかった。 私は、異動したかった。 この追われ続ける仕事に心底うんざりしていて、本当に気力を失ってしまっているから。 どこにいっても仕事なんだから、あるのは当たり前。それなのに、今は完全に心が折れていて、何もかもにやる気が出ない。 家でもっと家事をして、整理して、食べたいものを作って、子どもたちとゆっくり過ごしたい。 仕事をするにしても、時間を減らし、マルチタスクから解放された
水曜日が休みというのは、なかなか嬉しい。毎週こうだったらいいのに、なんて怠け者精神だろうか。 みなさんは、何をして過ごされただろう。 今日は、やる気のない1日。何もしない1日だった。 彼岸の小鳥殺しとは、よく言ったものだ。 夫がタイヤをノーマルに替える傍らで、雪はずんずんと降った。 週の真ん中、春分の日。湿っぽく、大粒の雪やあられが、時には雷や強風とともに吹き荒れた。薄暗く、寒い日だ。 インフルエンザ以来、すっかり気力も体力も落ちてしまった私は、朝
先週土曜日から、インフルエンザB型で寝込んでいた。 その週の木曜、まず娘が発症。 それを皮切りに、私、息子、そして最後に夫までインフルになった。 高熱も出て、非常に疲労困憊した。 休みの間、私も当然寝込んでいたが、両側に子どもらがまとわりつき、喚いたり、鼻詰まりで苦しがったり、夜中もトイレ行ったり、そういうものの世話に追われ、ちっともゆっくり休めなかった。 一方、夫は、1人別室でYouTubeしながら、思う存分に寝まくっている。こんなアンバランス、許され
診察室で待っている間、ぼんやりとその部屋を眺めていた。 突貫工事で作られた発熱外来の診察室。 そこは、私の暮らす街での唯一の診療所で、コロナ禍に新設された部屋だ。 今日は、熱はなくても流行り病の可能性があるとして、通常の待合室には通されず、この人気のない診察室に呼ばれた。 先生が来るまでの少しの間、小さな部屋をなんとなしに眺めてみると、間に合わせの割には、診療所らしく綺麗な内装がほどこされていた。 小さなファンヒーターが置いてあり、ホコリも被っていない。机と
2月初旬。 職場のカウンセラー的な、別機関から派遣されてくる方にあれこれと相談したら、最後の最後に『あなた、暗剣殺ね!2月は運気が最低なの。これ以上は下がらないから、この先、少しずつ上がるから、今は耐えて』といわれて、それまでの話がみんな吹っ飛んで、妙に納得した2月が終わった。 終わってみて、本当にどうにもならないことに翻弄され、打ちのめされ、落胆したことが異常に多かったと実感している。 極めつけは、2月末に仕事の多忙のピークを越え、ほんのわずかほっとした瞬間に
本当は今を乗り切るために、少しでも早く寝る必要がありました。でも、あまりにも悲しくて、懺悔させてもらわずにはいられませんでした。noteさん、ありがとう。https://note.com/hitokoto1013/n/nf96e72698c8b?sub_rt=share_b
今朝、息子(6)が『お腹が痛い』と言ってうずくまって動かなくなった。着替えも済ませ、朝食も食べたが、トイレに行きたいわけでもないらしい。 以前から、学校にいる間も時々そんなことがあり、先生からも尋ねられたことがあった。 原因はよくわからないが、これは仕方がないと、急遽、午前中仕事を休んで様子を見ることにした。 さて、結論からいうと、お昼にはなんとなく痛みが弱まり、学校へ行くことができた。 夜になっても特に悪化することはなく、お医者さんでもらった整腸剤を飲み、元気
なかなか本気で書けない日々が続いています。頭の中の脳がぎゅっと縮こまっているみたいに。ものごとを感じ、伝えることを封印しているかのようです。それでも本当は書きたい。読みに来てくださる方々に会いたいです。でも残念なことに今は書けないことを、ここに書いておきます。
「かあちゃん取り扱い説明書って知ってる?」 いきなり娘が聞いてきた。知らないけどどうして?と尋ねると、「すっごく面白い本だよ!」と興奮気味にいった。 聞けば、その本に出てくる『かあちゃん』。家では、いつも溜めておいた韓国ドラマを、夜に見るのが楽しみとのこと。そしてある日、焼き肉を家族で食べていたら、かあちゃんは野菜しか食べない。お肉はみんなで食べて、という。なぜなのか。 するとかあちゃんは、言った。 数日後に『韓国行ってきます!そこで美味しいお肉食べてくるからいい
まるで深い深い海の底を這うような、重さと息苦しさの中で働いていたここ数週間。 それはなぜかというと、ひたすら数字を並べ立て、その高い低いを操作し、ある適切な数字を導き出す作業で、その膨大な数字の無機質なやり取りに、私はすっかり疲弊していた。 もともと数字に色が見える私にとって、数字を量として捉えることが難しく、しかし、色で捉えたままでは仕事がやりにくいため、気づくといつの間にか真っ白にして、数字に立ち向かうことになる。 すると、無色、無味、無臭の数字たちが怒涛に
晴れているのに雨が降っていることを『狐の嫁入り』という。 私は、今の土地に住むようになり、晴れているのに「雪」が舞うことがあるのを知った。 自分の上空は晴れていても、北の山奥の方に雲がかかっていて、そこから冷たい雪が飛んでくることがあるのだ。 今日は、そんな日。 近所の家々を見ると、お日様が当たっていて明るいのに、あたりには乾いた雪がふわふわと舞っている。 私は、晴れと雨が『狐の嫁入り』なんだから、晴れと雪にも名前はないのだろうかと思案したことがあり、し