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七夕の本番、8/14に向けて。織姫と彦星の子どもの名前はタラゼドとアルシャイン。

「天の川も見られないまま、七夕が終わった」と、6歳の子が残念そうにうなだれていた。

だから、「七夕の本番、今年は8/14だから大丈夫。まだチャンスはあるよ」と励ました。

国立天文台もこう言ってる。

もともと七夕の行事は、7月7日といっても現在使われている暦ではなく、旧暦など太陰太陽暦の7月7日に行われていました。これは、月齢およそ6の月が南西の空に輝く夏の夜になります。現在の暦での7月7日は、たいてい梅雨のさなかで、なかなか星も見られません。そこで国立天文台では2001年から「伝統的七夕」の日を広く報じていくことにしました。

その伝統的七夕が、今年は8月14日なのだ。

6歳児の中の七夕熱がまた急上昇し、新暦7月7日のその夜は、夜空ではなく、七夕や星座関連の絵本を見て過ごした。

その中の一冊、君島 久子 再話 / 初山 滋 画「たなばた」(1977/4/1)では、おりひめとうしかい(彦星)の間に生まれた、男の子と女の子が登場する。

ラストは、

 なつのよぞらに、しろくみえる あまのがわ。
 その りょうがわに、つよく きらめく ふたつのほしが、うしかいと、おりひめです。
 そして、うしかいのそばに、ふたつ ならんだ ちいさなほし。あれが、ふたりのこどもたちです。

と結ばれている。

他の星座とかの本から、織姫はこと座のベガ、彦星はわし座のアルタイルっていうことはわかっている。けど、この子どもたちの星は、なんだかわからない。名前、あるんだろうか。

アルタイルのすぐ近くにある、小さな星、たぶんわし座を構成している星の中の二つだ。

おそらく、アルタイルの両側にある、「タラゼド」と「アルシャイン」がそれに当たる。「うしかいのそばに、ふたつ ならんだ」という表現から、子どもたちが寄り添っているのかと思ってたから、ちょっとイメージと違った。

その和名を調べれば、子どもたちの名前がわかるぞ、と思って調べてみたら、その両方ともが、和名「牛飼いのお供」となっていた。

織姫と彦星の二人の子どもが、「牛飼いのお供」というんじゃ、ちょっとあんまりだから、我が家では「タラゼド」と「アルシャイン」という名前をそのまあ採用することにした。ひらがなのほうがいいかな。「たらぜど」と「あるしゃいん」。そうでもないか。

タラゼドのほうが明るいみたいなので、年上の子とし、アルシャインは年下の子の名前とした。絵本では、男の子と女の子のどっちが年上かというヒントはなかったのだけど、我が家の男女構成を当てはめたのか、年下のアルシャインが女の子と認定された。娘から。響きも、かわいいということだった。意味は二つとも、ペルシャ語で、「襲うワシ」のことらしいが。

わし座の肩にまたがった彦星が、両脇に子どもたちを抱えて羽ばたいている姿を想像すると素敵だなぁと思う。こと座とは反対の方向に向かって飛んでるから、帰っていくところの絵にはなってしまうのが玉にきず。


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