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文…メアリ・リン・レイ 絵…マーラ・フレイジー 訳…長田弘『いつでも星を』

 星を「希望」の象徴として描いている美しい絵本。

 子どもだけではなく、「なんだかもうすっかり心が疲れてしまった…」という大人にもおすすめしたい一冊です。

 「星」は空だけにあるんじゃない。

 作り出すことが出来る。

 ポケットの中に入れて、まるでお守りみたいに持ち運ぶことが出来る。

 自分が作った「星」を誰かにあげることも出来る。

 誰かが作った「星」を貰うことも出来る。

 …この絵本を読むと、そう思えてきます。

「じぶんがかがやいているとおもえない日もある。そんな日は、ポケットのなかの星にさわってみるんだ。星をなくしてしまったら、もうひとつ星をかみにかけばいい。するとほら星がここにある」
(『いつでも星を』から引用)

 という文や、

「星がみえないよるもあるけど、いつでも星はそこにあるんだ。よぞらのなかに。いつのよるも。せかいのどこでも」
(『いつでも星を』から引用)

 という文が好き。

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