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【完結】私の死体を探してください。

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ベストセラー作家、森林麻美は「私の死体を探してください」という自殺と、既に自分は死んでいることをほのめかす内容の文章を自分のブログに掲載した。数日前にけんかをして別荘に来ていた夫… もっと読む
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最終回+あとがき「私の死体を探してください。」第37話 ※あとがきにはネタバレが…

「ちくしょう!」  神永進はUSBに入っていた、森林麻美の最後の遺書を読んでからそう独り…

星月渉
11か月前
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「私の死体を探してください。」   第36話

 神永先輩はご存じだとは思いますが、三島は大変プライドの高い、そして、大変臆病な男です。…

星月渉
11か月前
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「私の死体を探してください。」   第35話

 卒業とともに結婚生活がはじまることになりました。結婚することになって、まず住むところを…

星月渉
11か月前
19

「私の死体を探してください。」   第34話

 私が三島に隠れてようやく長編を書き上げたとき、とうとう、見せていない小説があることに気…

星月渉
11か月前
19

「私の死体を探してください。」   第33話

 神永進様      神永先輩、今どんな気持ちでしょうか? どんな感情でこのUSBを差し…

星月渉
11か月前
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「私の死体を探してください。」   第32話

  朝山出版編集部  森林麻美が自殺をほのめかすブログを書いてから一年がたった。三島正隆…

星月渉
11か月前
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「私の死体を探してください。」   第31話

 麻美がこときれてから僕は麻美の仕事部屋をぐるぐると歩き回った。麻美の死体をどうにかしないといけない。  完全犯罪をめざす。妻殺しの汚名は僕が作家として生きていく未来にはない。  頭に浮かんだのは山中湖の別荘だった。  あそこなら、時間をかけてゆっくりと麻美を処理できる。  一番近い隣家も数百メートルは離れているから、騒音や異臭がしても気づかれないだろう。  地下室で麻美が豚を解体していたのを思い出した。  斧でもチェンソーでも肉切り包丁でもミンサーでもフードプロ

「私の死体を探してください。」   第30話

「もう、全部読んだかな? どうだった?」 「ごめんなさい、正隆さん、ちょっと今忙しいの」…

星月渉
11か月前
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「私の死体を探してください。」   第29話

三島正隆【5】  池上沙織が動かなくなるまでかなり時間がかかった。火掻き棒で殴ってから首…

星月渉
11か月前
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「私の死体を探してください。」   第28話

 退職してから一ヶ月。私は森林先生の最後のブログに抱いた違和感の原因を考えた。  最初に…

星月渉
11か月前
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「私の死体を探してください。」   第27話

 池上沙織【4】 『白い鳥籠の白い鳥たち』の最終章が掲載されてからすぐに、一人の男が死ん…

星月渉
11か月前
19

「私の死体を探してください。」   第26話

――森林麻美の脳内ストリップ――     森林麻美のオフィシャルブログ    これが白い鳥…

星月渉
11か月前
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「私の死体を探してください。」   第25話

  白い鳥籠の五羽の鳥たち 【最終章】  高校三年生の春から、彼女たちは日記を共有してい…

星月渉
11か月前
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「私の死体を探してください。」   第24話   

 僕はイライラしながら久しぶりに麻美のブログを開いた。本当はこんなことに気を取られている場合ではない。やっと、書くべきテーマが決まりそうなのだ。早く作業に取り掛かるべきだが、それでも池上さんが放った「名誉毀損」という言葉が引っかかった。  ブログのコメント欄をスクロールすると、該当のコメントが見つかった。  小説の内容は嘘だ。フィクションだ。作りごとだ。事実と違う。などということを名無しの同一人物と思われる人間がコメントしている。  そのコメントにアンチテーゼもいてなかな