安易に定年後を定義してはいけない
定年退職してから膨大な有り余る時間に翻弄されていたころ、年老いても精神は若いままだった。これ幸いにはしゃいでみたものの、心に住み着いた空虚は消せなかった。Never Young Beachは懐かしかった。どことなくぼくらの青春に似ていた。Asian Kung-fu Generationもぼくらの生きづらさの経験と似ていた。いくぶん頼もしく思ったが、満たされるはずもないことは分かっていた。結局今ここにたどり着くのだが、ここまでの経過が忘れ去られている。思えばあれから失ってばかり