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大学改革

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#学生支援

京都橘大学父母の会の企画から考える。教職員とも卒業生とも違う、父母の役割とポテンシャル。

京都橘大学父母の会の企画から考える。教職員とも卒業生とも違う、父母の役割とポテンシャル。

新年度になると100円朝食や100円ランチといった、学生たちの食生活を支援する取り組みをよく目にします。今回、見つけた京都橘大学の取り組みも、そんな食生活支援に関わるものなのですが、ひと工夫あって目を引きました。さらにこの活動の生みの親である、同大学の父母会が個性強めで面白そうなんですね。日頃あまり意識していなかったのですが、学生たちの親もまた、大学の魅力をつくる大事なアクターなのかもしれません。

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変化と多様化が押し寄せる今こそ考えたい。大東文化大の就活イベントから連想する、今後の就活支援の在り方

変化と多様化が押し寄せる今こそ考えたい。大東文化大の就活イベントから連想する、今後の就活支援の在り方

就活支援や就職実績といった“卒業後”にかかわる情報は大学選びにおいて、とても気になる情報です。私が受験生だった20年以上前でも、こういった情報は積極的にアピールされており、今も昔もその重要性は変わらないように思います。一方、今と当時では社会状況も学生の価値観もかなり変化しており、中身についてはけっこう変わったのかもしれません。今回、見つけた大東文化大学の就活イベントのプレスリリースを見て、これをし

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大学✕メタバースは何をもたらすか?起こりそうな根本的なボタンの掛け違いについて、まずいったん考える。

大学✕メタバースは何をもたらすか?起こりそうな根本的なボタンの掛け違いについて、まずいったん考える。

今年、注目されそうなバズワードの一つに、メタバースがあります。現状でいうと、期待値こそ高いものの、まだ実感としてこの凄さや魅力というのがイマイチ伝わってきていないようにも思いますが、とはいえここからいろいろと試みが出てくるのでしょう。今回、見つけた関西学院大学の取り組みも、そんな一つと言えそうです。大学✕メタバースにはどんな可能性があるのか。関学の取り組みを切り口に、少し考えてみたいと思います。

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拓殖大学の学食割引制度から考える。成長につながるセレンディピティと出会えるキャンパスづくりの第一歩。

拓殖大学の学食割引制度から考える。成長につながるセレンディピティと出会えるキャンパスづくりの第一歩。

コロナ禍になりオンライン授業が普及したことによって、キャンパスの価値が返って強調された側面があります。一方、今後オンライン化が進んでいくと、キャンパスに行くためには、何かしらの理由が必要になってくるのかもしれません。では、学生がキャンパスに行く理由をどのようにつくるのがいいのでしょうか。今回、見つけた拓殖大学の取り組みは、この理由づけを強力かつ斜め上からやってのけているように思い、面白く感じました

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コロナ禍で得たものを活かせば、得られなかったものも手に入る?コロナ禍の学生に大学と社会ができること。

コロナ禍で得たものを活かせば、得られなかったものも手に入る?コロナ禍の学生に大学と社会ができること。

4月に入ってから大学に足を運ぶと、学生たちの姿をよく目にするようになりました。2年前までは当たり前の風景だったのに、ひさしぶりに見るとその活気に驚かされます。コロナ自体は収束したとは言えませんが、大学の日常という意味では、だいぶと戻ってきたのではないでしょうか。今回、見つけたプレスリリースも、そんな大学生活の回復を感じさせるものです。微笑ましいと思いつつも、しばらくはこういう取り組みを意識的にやら

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学生サポートの役割は“サポート”だけにあらず!?中央大学のプレ入学式から考える効果的な学生サポートの活用方法。

学生サポートの役割は“サポート”だけにあらず!?中央大学のプレ入学式から考える効果的な学生サポートの活用方法。

ここ最近の大学に関わる記事でよく目につくのは、昨年できなかった対面での入学式を今年は開催できた、というもの。明るいニュースではあるのですが、感染者数は昨年より今年のほうが多く、手放しで喜べない状況ではあります。今回、見つけたのは、入学式ならぬ“プレ入学式”のリリースです。中央大学の取り組みなのですが、この時期にこういうことをするのって、すっごく効果的なように感じました。

ででんっ。取り組みの正式

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