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芸術の書 断片  終章 完 本多裕樹 

1、男女の愛


 男女の愛、これは芸術家にとって基本であるかもしれません。男と女が結びつくことによって幸福となる。それで、芸術作品にも影響してくる。精神的に安定してくる。男女の結びつきによって、偉大なものを生み出すことが可能となり、豊かになって行く。しかし、芸術家はどうしても道を求める性質があって独身の方や、晩婚な方も多いと思いますが。これはすすめでありますが、結婚したり、恋人をもったりしたほうが、人生は幸福のように思います。幸福感が作品を豊かにしていくし、精神的にも安定していくのです。そういう意味でいいという事が言えます。そう思います。



2、陰陽による創造


 陰陽による創造という事で、男女一体となる時に、創造ができる。宇宙の意識は、父なる神であり、母なる神である。陰は女性を表し消極的で美を、陽は男性を表し積極性で行動。その男女は一つであった。それが二つに分かれた。われわれ人間は、男女に分かれている。いろんな異性と関わるが、パートナーは宇宙中にお互いに一人しかいない。それは磁石のプラスとマイナスであって、近くにあると引き付けあう。一人の人にはかならず一人はこの宇宙にパートナーがいる。その人の境涯によっていろんな異性と関わるが、永遠の時の中で、魂の境涯が神近き存在に上がったときにだけ、本当のパートナーと出会って行くものです。これは永遠の旅であるのです。さて、陰陽が一体になると創造が可能と言いましたが、これは、子どもを創ったり、星を創ったり、宇宙を創ったりする。神の創造原理であります。それは、神の子である人間にゆるされている創造原理であります。神にできる事は、神の子であるわれわれに許されたことであります。創造の自由の中に神の記憶が内在している事です。なぜなら、われわれは、神の分身であるからです。神の個性の一部を表す生命であることです。われわれは、神の分霊であり、陰陽の創造によって世界を作って行くでしょう。男女はこうして、あらたな幸福を作り、星をも作っていくでしょう。宇宙の永遠の時の流れの中、旅は永遠につづく、霊魂は死ぬことはなく、永遠に存在し続けます。生きるとは、神に向かって道を旅すること、その時に、異性の本当のパートナーと会っていく事もありましょう。他の異性と交わる事もありましょう。しかし、最終的には宇宙の神によって創造された時の生命存在だった時に、分けられた男と女は、また、会う事もありましょう。本当のパートナーと会う事がありましょう。永遠の宇宙の時に中で。その時には、お互いに神近い魂の境涯になっていることでしょう。あせらず、永遠の時を生きていく事です。

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