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「また、読み返したい。」note保存記事

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また読み返したいような、noteの記事を保存していきます。
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#ライティング

“よい”記事と“よくない”記事の差

何気なくリンクを開いて読むWeb記事でも、グッとくるものと、なんとなく途中で読む気が失せてページを閉じてしまうものがある。 ふと立ち止まり、よい記事とよくない記事の差を考えてみる。 まず記事の良し悪しは構造的に上から順番に、企画(コンセプト)→取材(インタビュー)→構成(原稿化)で決まる。 根っこの企画が破綻しているといい取材はできないし、取材が微妙だと、原稿が仕上がるはずもない。 いい企画には意外な切り口、独自の視点、企画者の仮説がある。往々にして、擦られた二番煎じ

テキストでエンゲージメントを高めるために行なった3つのこと。

どうも、桜井です。 私ごとですが、先日フォロワーが大台(1万)となりました。こんな何者でもないわたしをフォローいただき本当にありがとうございます。 賞味2年くらい?毎日ツイッターを続けてみて、この経験はツイッターでフォロワーやエンゲージメントを増やすことではなく、テキストコンテンツ(もしくはコンテンツ全般)に転用できるのではないか?と思い、2年間やってきたことを抽象化してみたいと思います。 なんと言っても、「質」より「量」学びの原理原則かと思いますが、まずは質より量だと

“普通の企画”を輝かせる3つの手法【凡人のためのアイデア発想法】

新R25編集長の渡辺です。今回は僕が普段意識している企画の作り方について書いてみようと思います。 センスに頼らない、再現性のある“面白いアイデア”の発想法です。 まず、企画を考えるとき、本当に何も思い浮かばない人はいないと思います。「◯◯をテーマにしたい」「◯◯さんに取材したい」など、きっと何かしら企画の“材料”は持っているはず。 このnoteでは、「そういった材料をどう料理すればあなたの企画は輝くのか?」のヒントをまとめてみました。この考え方と手法を参考にブラッシュア

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伝わらない文章には「○○○」がいない

「がんばって書いているのにあんまり読まれない」 「うまく書いているつもりなのになぜか伝わらない」 そんな悩みをよく耳にします。 伝わる文章と伝わらない文章の違いはどこにあるのでしょうか? それは文章のなかに「あなた」がいるかどうかです。 「ん?」と思われた方も多いかと思いますが、ちょっと例を出します。 業界初! 800万画素を実現! パンフレットなどでよく見るような文です。 ここにあるのは「私」でしょうか? 「あなた」でしょうか? 「業界初だよ! すごいでしょ

「人は記事をちゃんと読まない」からはじまる意識改革

仕事柄、日々投稿されるたくさんの記事を読みます。あたらしい視点をもらえる記事に出合えるとうれしくなる一方、もっとこうしたらいいのにな…と思ってしまうものもあります。 後者で感じるのは、書き手と読み手の「読む」に対する温度差を意識できていないことです。 基本的に、書き手は「記事を全部読んでもらえる」と思っているのに対して、読み手は「興味をひくものがあれば読む」というスタンス。興味をひかれなければ読まないと判断します。そこで大事なのが、読んでもらうための努力。それをしていない

言葉のセンスの磨き方

今年に入ってから、社内でかんたんなライティング講座と、これまでの成果を発表する機会が続けてあった。ありがたいことにどちらも評判が良くて、「うちの部にもライティングという特殊スキルを持ったプロフェッショナルが入ってきてくれて嬉しい」と言ってもらえた。自分がジャンプ漫画の特殊能力を持った人間(幽遊白書の禁句の能力者海藤的な)になれたみたいでとても嬉しかったのだけれど、最近考えているのは、何故自分が能力者になれたのかということだ(能力者ではない)。 ライティング講座でも「ライティ

自分なりの導入文のパターンを整理してみた

ライターを始めた頃、原稿を書くかとファイルを開いた後、導入文・リード文ですぐに手が止まってしまうことが多々ありました。白状すると、今でもよくあります。 手が止まるときは、だいたい何を言うべきか、どう言うべきかどちらかで悩んでいることがほとんどです。何を言うべきかはさておき、どう言うべきかは一定のパターンがあるのではと思い、パターンを整理してみることにしました。 導入文・リード文の役割って何なのか?筆者が普段関わるウェブメディアでは、導入文やリード文を「想定読者に先を読み進

コピーライターがひらがなを使う理由とUXライティングの漢字ひらがな問題

まずはこちらの文章をお読みください。 毎年、いまごろになると「鬼が笑うけど」というようなことを考えます。だってねぇ、今年やることなんてあと10日分しかない。 来年は、今年の続き…だと、ふつうは思うじゃない?だけど、そういうことにはならないよ、たぶん。ただの続きのつもりでやってても、だめだよ、きっと。 これは、とある日のほぼ日に掲載された、糸井重里さんが書いたエッセイ「今日のダーリン」の冒頭部分です。皆さん、この文章を読んで何か気付きませんか?そうです、ひらがなが多いのです

「書く」を仕事にできる人は何が違うのか?

「書く」を仕事にできる人とできない人。 両者はどこが違うのでしょう? 「書く」という作業は、日本人ならほとんどの人ができます。パソコンやスマホに文字を打ち込むことは誰だってできる。それなのに、お金になる人とならない人がいるのは、なぜなのでしょうか? ぼく自身2018年に独立しましたが、おかげさまで「書く」仕事でご飯を食べることができています。 今回のnoteでは、自分を含め、まわりの「書く」を仕事にできている人たちを見ていて気づいた「書くを仕事にする」ための5つのポイ

タイトル付けは「2つの意識」を持つだけで劇的に良くなるという結論に行き着いた

↓このnoteを購入してくださった方の感想↓ Webメディアの記事のリーチは、タイトルひとつで劇的に変わる記事のタイトル付けに悩む人は多いと思いますが、それは正しい行為です。 なぜなら、僕自身これまで長らくWebメディアを運営してきて、タイトルひとつで記事のリーチが10倍以上変わる事例を何度も見てきているからです。 ※そういった経験もあり、新R25でも記事の入口となるタイトル(およびサムネイル)は一切の妥協なく、丁寧に、時間をかけて考えています。 記事のタイトリングに

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新R25編集長が実践している「超こだわりのインタビュー記事作成術」

「新R25」というWebメディアの編集長をしている渡辺と申します。 以前、イケダハヤトさん、はあちゅうさん、幻冬舎の箕輪さんと共同マガジンを運営していたことがありますが、個人としてはこの記事がnoteデビューとなります。 僕は編集者というキャリアを歩んでからまだ4年足らずではありますが、これまで異常な熱量とこだわりをもってインタビュー記事をつくってきたつもりです。 その結果光栄なことに、最近は手がけた記事に興味をもってもらえることが増えてきました。 いい機会ですので、

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ライターのコア“論理的な文章”を書くには?(オバラミツフミ)【#1:「考える技術・書く技術」】

編集者・長谷川リョー、ライター・オバラミツフミ、会社員・梶川奈津子、大学生・半蔵門太郎、佐々木希海からなる編集・ライティングファーム「チーム長谷川(仮)」では、月に一度テーマを決めて学び合う社内勉強会を開催しています。 本記事では、先月に行われた2018年1回目の勉強会の様子をダイジェスト形式でお届けします。今回のテーマは「論理的な文章を書くには?」。バーバラ・ミントの『考える技術・書く技術』を課題図書に設定し、それぞれが本を読んで学んだ知識を共有。現在執筆中の記事、過去に