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「孤独と繋がりと幸せと。」


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既存の枠や常識に囚われないクリエイティブ思考を持つには、いかがわしさが超重要。


いかがわしさの重要性を知りたかったら読んでみて!


では、本題。

ウィリアムパトリックとジョンTカシオポによる共著・「孤独の科学 人はなぜ寂しくなるのか 」を読んだ。


「社会的孤立」と「つながり」、それによる感情や態度の影響を調べた著者が書いたこの本は、孤独について、そして人間についてかなり理解ができる一冊。


今まで何度かnoteでは孤独に強くなることの大切さを書いてきたけど、この本を読んで結構孤独に対しての見方が変わったな。


もちろん孤独肯定派は変わらないけどね。



かなり前に孤独のデメリットについて俺なりに感じていることを書いたことあったけど、この本はそれ以上に孤独のデメリットを知ることができる。


具体的には、


・集中力・判断力・睡眠の質の低下
・疲労感の増加
・老いの進行加速
・心臓病・脳血管や循環器の疾患・癌・呼吸器や胃腸の疾患などで死ぬリスクの上昇


などが挙げられる。


そう、一言でいえば孤独は超有害なんだよね。




ただ孤独と言っても、独りでいるのと孤独を感じるのとはわけが違う。


超有害なものは、「孤独感」という主観的なものなんだ。


たとえば、独りでいても孤独感を覚えない人もいれば、大勢に囲まれていても孤独に感じる人もいるけど、危ないのは後者だってこと。

そしてその主観的な孤独感が、「慢性的な感覚」になると危険なんだ。




だからといって孤独感自体は、完全悪ではないことにも注意が必要。


誰もがときおり孤独を味わうのは当たり前で、それは人間である証拠なんだよね。


それに孤独感を感じられれば危険を察知しているということだから、結果的に役に立つことが多いんだ。




何より理解すべきポイントは、人間は「群居せざるを得ない」生き物だということ。


というのも人間は、人間同士の社会的なつながりのおかげで進化し、地球の支配者になったからだ。


そう、人間の脳も体も、別個ではなく集団で機能するようにできているんだ。


だから人は孤独を恐れ、孤独を感じると不安に駆られ、肉体的にも精神的にもダメージを負ってしまうんだ。



じゃあ孤独に苦しむ人は、どうやって改善していけばいいのか?

実は、「まず私を満たして!私の面倒をみて!」といったものは、孤独感の苦しみのせいで視野が狭まくなった人の考えで、残念ながらそれは有効なやり方ではない。


もっともわかりやすく効果のある方法は、他者に手を差し伸べることだ。

これは「ヘルパーズ・ハイ」と言われるもので、人助けや人のためになることをやると、「誰かの役に立っている感」を感じ、活力のもとであるドーパミンが大量に分泌されるんだ。


そしてこれを続けていけば、孤独感から距離を置くようになり、喜びや幸せを感じるようになるということ。



そう、人間は「群居せざるを得ない」生き物だからこそ、人間を一番幸せにするものは「役に立ってる感」かもしれないんだよね。


だから社会のために・目の前の人のために、自分は何ができるのか?を考え続けて行動することが大切なんだ。



孤独とどう向き合うかは人それぞれだけど、孤独についてはこのアフリカのことわざに尽きるね。

急いで行きたければ、独りで行くといい。
遠くまで行きたければ、いっしょに行くことだ。


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