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かぐや姫に想う〜この世とあの世〜

夜寝る前にラジオをつけていました。暗闇で小さい携帯ラジオを触って、適当にチャンネルを合わせ、多分NHKだと思いますが、古典の番組が流れてきました。
かぐや姫の話でした。途中から聴いたので、もう終わるところ、かぐや姫が月に帰る場面でした。月から使者がやってきて、かぐや姫に、あまのはごろもを渡します。それを羽織ると、この世での経験をすべて忘れてしまう。かぐや姫は「ちょっと待って」と言うんですね。原文だと「しばし、待て」。それから帝に手紙を書きます。記憶を失う前に。

私たちも同じかもしれません。
この世に来る目的も本当はすべて決めてきているのに、そのことを忘れてしまう。
あの世に帰ったとき、もう一度思い出すのでしょうか。

きっとこの世で何が起きてもあの世に帰ったときは、全面的肯定しかない気がします。大きな大きな受容。
そして、またこの世に来たいって思うんですね。いろんな大変さとか、めんどくささとか、すべてが楽しみなんです。肉体があるからこその体験。

かぐや姫の話のなかで、「(姫が)この世の食べものを食べたから…」と使者が言う場面があり、おもしろいなと思いました。

夢分析を受けていたとき、夢のなかで食べものが出てきたら、それを食べたか食べなかったかを分析家がとても注意深く見ていました。おとぎ話でもそうですが、黄泉の国のものを食べると帰ってこられなくなると。千と千尋でもそうですね。千尋の両親はあちらのものを食べて豚になります。
とにかく分析では終始一貫して言われました。一度なんか夢に犬のガムが出てきたときは、それを犬が噛んだか、それとも舐めただけなのかをしつこく聞かれて、詳しく覚えてなかった私は内心「どっちでもいいじゃん!」と思ったものです。
夢に出てきたものは絶対に食べてはいけないが鉄則なのです。
かぐや姫の世界からしてみれば、こちらがあちらの世界なわけですよね。(ややこしいけど笑)

現存する最古の物語がSFってすごいですよね。作者不詳。だれが書いたんだろう。ファンタジーが大昔から人の心を捉え、支えてきた。そうやって見てみると、神話、言い伝え、昔話…。世界中にはあらゆる物語であふれています。



tvkでやってる銀河鉄道999の再放送を毎週日曜の夜観ていましたが、次回で終わります。
子どものときに兄たちが観ていたのを一緒に観ていました。最終回がどうなるか知りません。鉄郎は不老不死の身体(機械の身体)を手に入れるのか⁈
どんなラストが用意されているのか楽しみです。




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