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吉野家の牛丼のタレ:継ぎ足していくので実は店舗ごとに異なる味になっている(CASE: 14/100)

▲「吉野家の牛丼のタレ」とサステナビリティ

「吉野家の中で一番美味しい店舗はどこか?」 何気なくつけていたテレビからそんな問いが聞こえてきて、思わず見入ってしまいました。チェーン店ならどこでも味は同じものだと無意識に(そしてあまりに勝手に)思っていたので、考えたこともない問いに興味が湧いたのです。

吉野家のタレのレシピは企業秘密で、工場で作られたタレが各店舗に送られます。一方で、タレは店舗で継ぎ足していくスタイルのため、店舗ごとに味が異なっていくそうです。そして、国内で最も美味しいのは東京の有楽町店ではないかと噂されているそうです。というのも、有楽町店は40年以上前にオープン。来客数も全店舗の中で一番多いことから、肉と玉ねぎを煮てきた回数が最も多く、旨味が溶け出したタレとなっているから、ということでした。旨味が溶け出したタレほど美味しいので、新店舗がオープンする時は近くの店舗からタレを分けてもらうのだそうです。

創業100年以上の吉野家。「継ぎ足し」というと、「創業以来ずっと守り続けてきた」というような変わらないイメージを持ちがちですが、実は変化を少しずつ積み重ねていくものなのかもしれません。そして、積み重ねた味は新しい店舗に受け継がれて広がり、そこでまた新しい変化の蓄積が起きる。お客さんの側にも、その違いや変化を楽しむディープな世界が広がっている。じわじわと変わりながら、広がり、根付く。そんなサステナビリティの形もあることを学んだ夜でした。

▲参照資料

▲キュレーション企画について

イノベーション事例についてi.labがテーマにそって優れた事例のキュレーションを行い、紹介と解説を行います。
2022年のテーマは「サステナビリティ」です。

▲今回のキュレーション担当者

i.lab ビジネスデザイナー 島村祐輔

▲i.labについて

i.labは、東京大学i.school ディレクター陣によって2011年に創業されたイノベーショ ン創出・実現のためのイノベーション ・デザインファームです。東京大学i.school(2017年4 月 より一般社団法人i.school)が世界中のイノベーション教育機関や専門機関の知見を研究しながら独自進化させてきた理論知と、i.labが産業界で磨いてきた実践知の両輪で、企業向けにイノベーションのためのプロジェクトを企画·運営しています。

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