見出し画像

【米国株投資】AT&T(T):予想配当利回り6.6%の注目の高配当銘柄

みなさん、こんにちは!インベストリンゴです!

こちらの✉️ニュースレターでは、🚀ローンチに先立ち、日々、当社米国株アナリスト、並びに、彼らの最新のコンテンツを紹介していきます。

本日のアナリストは、🇨🇾キプロスを拠点に活動している、イアニス・ゾルンパノス氏です。

自己紹介

ゾルンパノス氏は、詳細なビジネス分析を通じてデューデリジェンス・プロセスを向上させることを目的とした株式市場調査プラットフォーム、「Yiazou Capital Research」の創設者。

以前はDeloitteとKPMGで外部監査と内部監査、コンサルティング業務に従事。

公認会計士資格を保有し、ACCAグローバルのフェロー・メンバー。また、英国の一流ビジネススクールで学士号と修士号を取得。

【先行アクセス(+特典付き)とニュースレターへの登録】

インベストリンゴは、🇯🇵日本初、🇺🇸米国株式投資に特化した金融のプロフェッショナルが集まる📱メディアプラットフォームです。

🚀ローンチに先立ち、✉️ニュースレター経由で、彼らの最新のコンテンツを日々紹介しております。

インベストリンゴ公式ホームページはこちら

米国株投資家の皆様は、是非、上記リンクより、メールアドレスをご登録頂き、完全版の弊社レポートを、日々、無料でご覧頂ければと思います。

ご登録頂けますと、過去のレポートも全て無料でご覧頂けます。

また、X(旧Twitter)上でも、日々、米国株式市場に関する情報を配信しておりますので、是非、フォロー頂ければと思います。

X(旧Twitter):インベストリンゴ公式アカウントはこちら

最新のレポート紹介

【米国株投資】AT&T(T):予想配当利回り6.6%の注目の高配当銘柄

Ticker: T / 3620文字 / 所要時間6分程度 / 強気

サマリー

  • ワーナー・メディアの分離独立後、ワイヤレス事業はAT&Tの収益の約3分の2に寄与している。

  • AT&Tは米国第3位のワイヤレス・キャリアで、7000万人のポストペイド(後払い)と1800万人のプリペイドの顧客を持つ。

  • 固定回線企業向けサービスは収益の約18%を占め、インターネットアクセス、プライベートネットワーク、セキュリティ、音声、卸売のネットワーク容量が含まれる。

  • 収入の約11%を占める住宅向け固定回線サービスは、主にブロードバンド・インターネットアクセスサービスである。

  • AT&Tはメキシコでも2,200万人の顧客にサービスを提供し、大きな存在感を示しているが、この事業は収益の3%を占めるに過ぎない。

  • AT&Tは現在も衛星テレビ事業者ディレクTVの株式70%を保有しているが、財務諸表上ではこの事業を連結していない。

概要

セクター:情報通信サービス

現在の株価:16ドル

時価総額: 1206.2億ドル

本源的価値: 15.96ドル

安全マージン: -5.69%

5年間の成長率: -7.60%

配当落ち日: 2024年1月9日

ペイアウト日: 2024年2月1日

配当利回り: 6.60%

5年間の売上高長率: -9.50%

10年間の売上高成長率: -2.80%

収益と成長

前四半期、AT&T株は0.64ドルの一株当たり利益(EPS)を報告し、前四半期の0.63ドルをわずかに上回り、業績がプラス傾向にあることを表している。

しかし、前年同期と比較すると、EPSは0.803ドルから0.64ドルに減少している。

一方で、希薄化後EPSも同様の傾向を示し、前四半期の0.61ドルから今四半期は0.64ドルに増加した。

一株当たりの売上高も伸びを示し、前四半期の4.167ドルに対し、当四半期は4.224ドルとなり、同社の売上高増を示している。

長期的な成長を見ると、経常外損益を除くベースでの同社EPSの5年間の年平均成長率(CAGR)は-14.90%、10年間の年平均成長率は0.50%となっており、同社が過去10年間、一貫した成長を維持する上で課題に直面してきたことを示唆している。

尚、業界の成長予測に関しては、外部要因や市場環境を考慮することが重要である。

しかし、電気通信業界は、コネクティビティに対する需要の増加と技術の進歩に牽引され、今後10年間は安定した成長を遂げると予想される。

さらに、同社は歴史的に財務レバレッジが高いことも注目に値する。

これは、同社が事業や投資の資金調達を負債に大きく依存してきたことを意味する。

これは好況時のリターンを増幅する可能性がある一方で、景気後退時のリスクも増大させることからも、持続可能な成長を確保するためには、債務残高を慎重に管理することが重要である。

全体として、同社の前四半期の業績は、利益と収益においてプラスの傾向を示している。

しかし、同社の過去の成長率と財務レバレッジは、将来の成長可能性を評価する際に考慮されるべきであると考える。

配当

同社は過去数年間配当成長率がマイナスで、5年間の配当成長率は-7.60%、3年間の配当成長率は-18.50%となっている。

にもかかわらず、同社の配当利回りは6.60%と比較的高い。

直近の四半期では、同社は一株当たり0.278ドルの配当を発表している。

この配当は、2024年1月10日現在の株主名簿上の株主に対し、2024年2月1日に支払われる予定である。

そして、同社は過去数四半期にわたり、一貫して1株当たり0.278ドルの四半期配当を支払っている。

一方で、同社の配当実績をセクターと比較する際には、EBITDA有利子負債倍率を考慮することが重要である。

同社のEBITDA有利子負債倍率は8.26倍で、これは同社が収益に比べて比較的高水準の負債を抱えていることを示しており、同社の長期的に配当を維持・成長させる能力に影響を与える可能性がある。

全体として、同社の配当成長は近年マイナスだが、同社は高い配当利回りを提供し続けている。

以上より、投資家は、配当の持続可能性を評価する際、同社の負債水準と安定した収益を生み出す能力を考慮すべきである。

配当利回り:6.60%

配当性向:0%

配当カバレッジ・レシオ: -1.37

5年間の配当成長率: -7.60%

純負債対EBITDA:8.26

是非、下記リンクより、メールアドレスをご登録いただき、弊社レポートを日々無料でご覧いただければと思います。

インベストリンゴ公式ホームページはこちら

また、X(旧Twitter)上でも、日々、米国株式市場に関する情報を配信しておりますので、是非、フォロー頂ければと思います。

X(旧Twitter):インベストリンゴ公式アカウントはこちら

関連記事:高配当銘柄

【米国株投資】アルトリア・グループ(年間予想配当利回り10%):著しく割安に放置されているおススメの高配当銘柄 Part-2

【米国株投資】ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(年間予想配当利回り10%):著しく割安に放置されているおススメの高配当銘柄 Part-1

【米国株投資】コストコ / COST(年間予想配当利回り 2.4%):継続して成長する配当が魅力的な大手小売企業 - Part 1

バリュエーション

同社の現在の株価は16.87ドルで、弊社算出の一株当たり本質的価値の15.96ドルよりやや高い。

また、実績PERはマイナスで、同社がプラスの利益を生み出していないことを示している。

しかし、株価売上高倍率は1.01であり、株価が売上高に比して妥当な価格で取引されていることを示唆している。

さらに、EV/EBITDAレシオは14.29であり、同社が収益に比べて相対的に高い評価で取引されていることを示唆している。

これらのレシオを同やの5年平均、10年平均と比較すると、同社はここ数年、収益が低下していることに留意する必要がある。

従って、現在のバリュエーション・レシオは同社の過去の業績を正確に反映していない可能性がある。

一方で、業界平均で見ると、同社の株価売上高倍率は業界平均をやや下回っており、同業他社に比べ割安である可能性を示している。

また、EV/EBITDAレシオも業界平均をやや下回っており、同業他社に比べ魅力的なバリュエーションで取引されている可能性を示唆している。

リスクとリターン

同社は、入手可能なデータに基づくと、いくつかのリスクに直面しているように見える。
まず、懸念材料のひとつ目は、過去5年間の1株当たり収益の減少である。
この傾向は、同社の収益創出能力が弱まっていることを示唆している。
さらに、もうひとつ憂慮すべき点は、同社がディストレストゾーンにあることを示すAltman Zスコアが0.48であることであり、これは、今後2年以内に同社が倒産の可能性があることを意味する。
その為、投資家は、投資判断を下す前にこの点を注意深く考慮すべきである。
しかし、考慮すべきプラス面もある。
ベニッシュMスコアの-3.01は、基準値の-1.78を下回っており、同社が不正を行う可能性が低いことを示唆している。
これは不正行為のリスクが低いことを示しており、投資家にとっては安心材料となる。
さらに、同社の営業利益率は拡大しており、これは一般的にポジティブな兆候と見なされる。
営業利益率の拡大は、効率性と収益性の向上を示し、一株当たり収益の低下やZスコアの低迷に関連するリスクを軽減することができる。
結論として、同社は、一株当たり収益の減少やディストレストゾーンにあるZスコアなどの一定のリスクに直面しているものの、同社の低いベニッシュMスコアと営業利益率の拡大は、一定の安心感を提供している。
しかし、投資家は投資判断を下す前に、これらのリスクを慎重に検討し、さらなるデューデリジェンスを行うべきである。

インサイダー(内部関係者)による売買

インサイダー取引分析によると、同社における最近のインサイダーによる売買はないようである。
このことは、同社の取締役と経営陣が過去12ヶ月間に個人保有株で大きな動きを見せていないことを示唆している。
インサイダー保有に関しては、インサイダー保有は0.15%、機関投資家保有は31.90%となっている。
インサイダー保有比率は、会社の取締役および経営陣が保有する株式の割合を示し、機関投資家保有比率は、機関投資家が保有する株式の割合を示す。
また、トレンド分析を見ると、インサイダーによる株式の売買に目立った動きはないようだ。
しかし、機関投資家の保有比率が相対的に高いことは注目に値し、このことは、機関投資家が同社の業績や将来性により自信を持っていることを示している可能性がある。

流動性

同社の直近の1日の売買高は26,389,459株で、投資家にとってまずまずの流動性があることを示唆している。
さらに、過去2ヶ月の1日平均売買高は35,027,429株で、比較的活発な取引が行われていることがわかる。
このレベルの取引は、市場参加者の株式への関心と参加が一貫していることを示唆している。
流動性の面では、同社は市場で強い存在感を示しているようである。
また、同銘柄のダークプール指数(DPI)は39.49%で、取引所外で発生する取引活動が比較的高い水準にあることを示している。
これは、同社の取引量のかなりの部分がダークプールで行われていることを示唆している。
DPI値が高く、1日の取引量が比較的活発なことから、同銘柄が個人投資家、機関投資家双方にとって魅力的であることがわかる。
このことは、株式の流動性が健全な水準にあり、取引が円滑に行われ、価格変動が最小限に抑えられていることを示唆している。
以上より、全体として、同社は良好な流動性を保持しているように見える。

関連記事:高配当銘柄

【米国株投資】AT&T(年間予想配当利回り 6.7%)/ T :魅力的な高配当を提供する大手テレコム企業 – Part 2

【米国株投資】ウィリアムズ・カンパニーズ / WMB(年間予想配当利回り:5%):魅力的な高配当の中流企業を探る – Part 2

【米国株投資】ONEOK(ワンオーク)/ OKE(年間予想配当利回り:5.6%):魅力的な高配当の中流企業を探る – Part 1

【米国株投資】メドトロニック / MDT(年間予想配当利回り:3.9%):MedTech(メドテック)業界における高配当銘柄 – Part 2

【米国株投資】アボット・ラボラトリーズ / ABT(年間予想配当利回り:2.1%):MedTech(メドテック)業界における高配当銘柄 – Part 1

【米国株投資】アメリカン・ファイナンシャル・グループ / AFG(年間予想配当利回り:3.9%):保険株への投資を通じて、パッシブ・インカムを実現 – Part 2

【米国株投資】マニュライフ・ファイナンシャル / MFC(年間予想配当利回り:5.8%):保険株への投資を通じて、パッシブ・インカムを実現 – Part 1

【米国株投資】バンク・オブ・ノバスコシア / BNS(年間予想配当利回り:7.5%):退職後の生活を支える2つの高配当銘柄 – Part 2

【米国株投資】ハンティントン・バンクシェアーズ / HBAN(年間予想利回り:6.5%):退職後の生活を支える2つの高配当銘柄 – Part 1

➡【米国株投資】エマソン・エレクトリック(EMR:年間予想配当利回り2.2%):産業用オートメーション関連のおススメの高配当銘柄 Part-1

【米国株投資】ファイザー(PFE):予想配当利回り5.85%の注目の高配当銘柄

【米国株投資】ハネウェル・インターナショナル(HON:年間予想配当利回り2.1%):産業用オートメーション関連のおススメの高配当銘柄 Part-2

【米国株投資】ベライゾン・コミュニケーションズ (VZ):予想配当利回り7.06%の注目の高配当銘柄

免責事項:本レポート上で紹介する情報は、投資教育を目的としております。その為、本情報は、特定の証券の売買や投資戦略を勧誘するものではありません。また、私は税務、法律、会計に関する助言は一切いたしません。投資には常にリスクが伴い、リターン、あるいは、元本が保証されているものではない点にご留意ください。私の知る限りでは、私は自らの分析に、虚偽、または、重大な誤解を招く記述や事実の省略が含まれていないと認識しております。特定の投資助言における過去のパフォーマンスは、特定の状況、または、市場の出来事、投資の性質、および、タイミング、ならびに、投資に関連する制約についての知識がない限り、依拠すべきではありません。私は、チャート、グラフ、計算式、推奨銘柄について述べたり、表示したりすることがありますが、これらはそれ自体でどの証券を売買すべきか、あるいはいつ売買すべきかを決定するために使用されることを意図しておりません。このようなチャートやグラフは、限られた情報しか提供していないため、それだけで投資判断を下すべきではありません。実際に投資をする際には、ライセンスを保有する金融の専門家にご相談されることを強くお勧めします。ここに記載された意見は、あくまでも私個人のものであり、予告なしに変更されることがあります。また、参照した意見やデータは本レポートの発表日時点のものであり、市場や経済状況の変化により変更される可能性があります。

アナリストによる開示:私はTに関するロング・ポジションを現在保有しております。また、本記事は、私個人の見解に基づき、独自に執筆したものです。私は、インベストリンゴからの報酬を除き、この記事に対して、いかなる報酬も受け取っておりません。また、本文書で言及している企業とは、いかなる商業的関係も有しておりません。

インベストリンゴによる開示:インベストリンゴは、当社コンテンツ・クリエイターが、自身の専門・得意領域に関する情報・知識を、当社のユーザーと共有する事を目的とする米国株特化型のコミュニティです。本サイトのコンテンツは、投資教育、並びに、投資情報の提供のみを目的としており、特定の投資家に対して、投資、税務、法律等のアドバイスを提供することを意図しておりません。加えて、Investlingo Japan合同会社は、日本においてライセンスを保有する証券会社、投資顧問業者、または、投資銀行ではございません。ここで述べられている意見や見解は、あくまでも、各コンテンツ・クリエーター個人の見解であり、Investlingo Japan合同会社の立場を反映しているものではございません。当社のコンテンツ・クリエーターは、個人投資家を含む独立したブロガー・アナリストから構成されており、公的機関等からの金融関連のライセンスを取得していない場合もございます。その為、本サイト上のいかなる情報も、インベストリンゴ、または、弊社プラットフォーム上の第三者による、金融商品の推奨、或いは、投資助言として解釈されるべきではありません。インベストリンゴは、弊社プラットフォーム上の情報に基づいて行われるいかなる投資決定に対して、一切責任を負わず、各ユーザーが単独で責任を負う点にご留意ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?