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はてしない石の物語#17~愛は永遠「60年目の結婚指輪」~


『はてしない石の物語#16~ボスの指令、そして「石徳五訓」~』で、高校時代の友人ケイさんから亡くなったお母さんの形見のアクセサリーを預かったことをお伝えしました。「アクセサリーにはほとんど興味ないの」というケイさんが、「とりあえず」と一部のアクセサリーを紙袋に入れたものを持ち帰ってきたのでした。

そのエピソードはこちら。

持ち帰ってきたもののほとんどはペンダントで、K先生に見ていただいたところ「お母さんはすごくアクセサリーが好きで、大切にした人で、アクセサリーを癒すことができる人だったようだ」とのこと。その中にはペンダントの方もお母さんのことが大好きで、相思相愛で、「お母さんの側にいたい。他の人の手に渡りたくない」と訴えるものも。でも、ケイさんにすべてをお返しする前にK先生に最終確認をしていただいたところ、「気持ち伝えたらすっきりしたので、自分を気に入ってくれる人がいたらその人のところに行きたい」というメッセージが送られてきたのです。面白いですね。なんだか気持ちがとても良くわかる気がしました。石でも人でも、まずは気持ちを受け取ってもらうことが大事なのだな、そうしないとなかなか次には行けないのだな、と納得した出来事でした。

これら全てをケイさんに伝えたら「母のあらたな一面を知ることができた」というメールをくれました。

それらのペンダントに交じってキラキラ輝くゴールドの指輪がありました。思わず「きれだなあ」と声が出てしまうほど輝いていました。(のちに、ケイさんは「指輪が混じっていたのは気が付かなかった」と言っていました。私も同じです)

その指輪をK先生に見ていただいたところ「男性のエネルギーを感じる」とおっしゃるのです。そして「内側に何か彫ってあると思うんだけど、読める?」と同行していた娘に指輪を渡しました。
 
彫ってある文字を娘が読みあげた時、正直びっくりしました。それはなぜか・・・女性用の指輪であるにもかかわらず、亡くなったお母さんの指輪ではないことがわかったからです。

この先はプライベートに関わるお話なので、有料記事とさせていただきたいと思うのですが、前もってケイさんに内容を確認してもらったところ、「受け手の想いも伝えてもらえたら嬉しい」とのことだったので、そのメッセージは先にお伝えしたいと思います。
 
『物語をありがとうございました。
亡くなった人にとって、自分のことを想い出してくれたり、話しかけてくれたり、いろいろ人と共有することが供養になると思うので、物語を読んで嬉しかったです。60年目の結婚記念日のことは、私は言われなければ気づくことはなかったこと、はじめのメッセージの「指輪をお骨と一緒に」ということは、素直にそうしようとしか思わなかったので、もう一度先生に聞いてくれて、今こうして日々身につけられていることに感謝です。人と同じように石の想いも状況に応じて変わるってすごいね。
あなたが目指しているコーディネートってそういうことなんだなあと思いました。
そんな受け手の想いも物語にのせてもらえると嬉しいです。
家の片付けはイコール物の処分としか思っていなかったけど、喜んでくれる人がいるならその人に届けたいという想いと祈りで、取り組んでいこうと思います。ありがとう。』

この先はプライベートに関わることでもあり、有料記事とさせていただきます。世代を超えて引き継がれていくであろう「愛の物語」を、良かったら読んでみてください。

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